シネマティック&ビンテージ!最高です。ブルース、ケイジャン、テックスメックス、ハワイアン、クレズマー、ゴスペルといったアメリカン・トラッドから南インド古典まで入ってるMISSISSIPPIレコードによる名コンピレーション、 "I Don't Feel At Home in this World Anymore "の続編。
広大すぎる20世紀アメリカーナの世界を紹介させたらMISSISSIPPIでしょう。ネイティブ・アメリカンであったとも言われるスライド・ギター奏者、Jenks "Tex" Carman、メキシコ系米国人初のスター歌手 Lydia Mendozaの麗しき声、アコーディオン音楽である"ケイジャン"のAmédé Ardoin & Dennis McGee。ハワイアン・スライドギターのJim & Bob。から、いきなりギリシャのハシシを嗜みながらの庶民音楽、"レーベンティカ"の伝説歌手Marika Papagikaを差し込み潜り、EMレコードからの再発でお馴染みのインドのバンブーフルート奏者T.R. MAHALINGAMが入ってきていきなり高いところに飛ばされたり。Max Leibowitz...Read more (Shhhhh)というユダヤ系音楽クレズマーの哀しき調べにうっとり。流れで聴くとまた弦楽器やボーカルの同時代性なんかも意識できて面白い。ラジオ的な愉しみとヴィンテージ感とイリュージョンとが入り混じるまさにMISSISSIPPIのグッジョブ。納涼にも秋冬にもどうぞ。最高〜 (Shhhhh)
オリジナルリリース1962年。コロンビア大学で化学を学び、ピアノは独学で習得した本作の作家Willem Nyland(1890–1975)は、長年師事したギリシャ=アルメニア出身の神秘家 グルジエフ(幼少期からコーカサスや中東を旅し、さまざまな宗教・秘教的伝統を学ぶ。彼の教えは「第四の道(The Fourth Way)」と呼ばれ、宗教的隠遁や苦行ではなく、日常生活の中で意識を目覚めさせ、自己を統合していく実践を重視)の伝統を継ぐ精神的指導者として知られる。
1960年代半ばから後半にかけて、ニューヨーク州北部に自身のグループを立ち上げた Nyland。毎週金曜夜の「ザ・ワーク」に関する講義のあと、ブランデーを一杯あおり、特別に調律されたベビーグランドピアノで1時間以上に及ぶ驚異 ...Read more (Shhhhh)的な即興演奏を繰り広げた。これらの即興は一つひとつ丹念に録音・整理され、彼の教えの重要な一部をなしていた。16枚の録音は、Nyland 自身の Gage Hill Press から単独LPとしてリリースされ、妻でハンガリー系アメリカ人デコラティブ・アーティスト Ilonka Karasz によるアートワークが施された。
とりわけ今作、『Piano Studies 337』 はNyland 自身が「私の音楽を知る入門編」として推奨したもの。今回、Psychic Sounds と Nyland の家族との協力により目出度くMississippi Recordsより再発。オリジナル・テープからリマスタリングされ。アメリカ・パラミュージコロジー博物館の Matt Marble による詳細なライナーノーツを収録。 (Shhhhh)