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Derek Bailey
Lot 74
Honest Jon's
- Cat No.: HJRLP203
- 2024-03-04
1976年にリリースされ、初めてのリイシューとなる今作DUO。ザ・インプロヴァイザーのDEREK BAILEYのパーカッシブでありながら次の予測をさせないインプロヴィゼーションにTRISTAN HONSINGERのチェロやアバンギャルドなヴォイスが絡み合う。DEREK BAILEYは普通のギターだけでなく、19弦ギターやWAISVISZ CRACKLE-BOXというシンセサイザーを使った演奏もあり。EVAN PARKERのプロデュースで、D&MのRASHAD BECKERマスタリング。 (日野)
ライヴ・エレクトロニクスな電子音とヴァイオリン、そして声、光と風によるインプロヴィゼーションによるコズミック・ドローン。まさにキャッチ・ウェイヴな音の記録。震えるかっちょよさ!ジム・オルークをはじめ世界中のミュージシャンから絶大なるリスペクトを誇る音楽家であり、フルクサスにも参加、ジョン・ケージ、デヴィッド・チュードアらとマース・カニンガム舞踏団の音楽監督も務め、伝説のタージ・マハル旅行団の中心人物であり、最高にかっちょいいロックな音楽家である小杉武久の1975年の幻だった伝説の作品のデジタルリマスター再発アナログ化!キャッチ・ウェイヴ!!!ボアダムズファンにとっても永遠のマスターピース。 (コンピューマ)
MEAKUSMA FESTIVALでも知られ、レフトフィールドなユニークな個性のアーチストを送り出すベルギーのMEAKUSMAから、当店でも同じのDON’T DJ、FLORIAN MEYERとNEWWORLDAQUARIUM等で知られるオランダの電子音楽のベテランJOCHEM PETERI。2019年のMEAKUSMA FESTIVALでのパフォーマンスと、それに先立って二人で滞在したVannesa's Place録音されたもの。サイケデリックな電子パルス、ポストリズミックな変リズムで進行するマジカルサウンド・ワールド。本年度のベスト・スリーヴ候補。 (サイトウ)
共に革新的でありながらジャズの歴史に深く根ざしたサウンドを生み出していた要人2人による2枚目のアルバム「Self Determination Music」が再発。前衛音楽、フリージャズ、伝統的ブラックミュージックの要素を融合し、彼らの芸術的ビジョンの本質を捉えた名品。明るい曲から内省的な楽曲まで即興演奏。特にこの作品はアナログの温かみのある音質で味わいたい、彼らが作り出したノスタルジックな世界にどっぷり浸れます。 (Akie)
Track List
世界各地の音源発掘と開拓を進めるカイロのHICHAM CHADLY主宰〈NASHAZPHONE〉から。自主制作盤のみならず〈ALCHEMY RECORDS〉などからもリリースしているサイケデリックトリオ"up-tight"メンバー青木智幸と、英WIRE誌、ジャズ即興部門ベストディスクにも選出されたアルトサックス奏者の望月治孝がコラボレーションしたセルフタイトルアルバム、発売後絶版となっていた秘宝が再発!轟くギターノイズと即興サックスが絶叫し合う「断章」や、アルペジオとミニマルなサックスが螺旋する「跳躍へのレッスン II」(sample2)。郷愁溢れる序章から、唸る歪みギターとピアノの掛け合いに痺れるアシッドフォーク「なぜぼくの手が」(sample3)まで、2014年作とは思えぬ日本サイケデリクス/フリージャズ史に残る重要な作品。 (Akie)
Track List
クラリネット・サックス奏者のIDRIS RAHMAN、”ILL CONSIDERED”のベーシストLEON BRICHARD、ドラマーのTOM SKINNERからなる英国モダンジャストリオ。リードとなるRAHMANが操るクラリネットとバンブーフルート、その悠々とした進行とも引けを取らないベースの躍動感・自由なライン。セッションのリラックスした雰囲気を纏いつつ、情熱的な盛り上がりも逃さない。高騰するのも納得のクオリティ。 (Akie)
Track List
1966年オリジナル・レコーディングから50周年記念として2016年、D&Mベルリン、Rashad Beckerリマスタリング&カット、ートワークは、Stephen O’MalleyにてBlack TruffleよりアナログLP復刻された名盤の4年ぶりのリプレス。 (コンピューマ)
〈SUBLIME FREQUENCIES〉から発表されたアルジェリア音楽コンピレーションも手がけたHICHAM CHADLYが、エジプトにて開設した〈NASHAZPHONE〉より。アラビックな弦独奏かと思えば、歓声サンプルを合図にエレクトロニクスへ即興展開する(sample1)、このようにサンプルを活用してシュールに進行するアウトサイダー・インプロポップ。〈CONSTELLATION〉からのアルバムでもお馴染みの即興演奏家ERIC CHENAUXが客演。 (Akie)
Track List
60年代にジュリアード音楽院やバークリー音楽大学で学んだ、世界的なパーカッション奏者のツトム・ヤマシタ。交流の深かったNew Herd Orchestraとの共作で知られるピアニストの佐藤允彦や、タージ・マハル旅行団の小杉武久がエレクトリック・ヴァイオリン、桜井英顕がエレクトリック三味線で参加した、1971年4月18日、東京のヤマハホールで行われたライブ録音、ディープ・コズミック・アンビエント・アバンギャルド・フリーフォーム・サイケデリックなドープ・セッションを記録した異色作。4人のミュージシャンによる即興演奏、催眠的幽玄な雰囲気を醸し出しながら、エレクトロニクス、パーカッション、エレクトリック・オルガン、三味線による東洋思想による瞑想的で瑞々しい自由な音の交流と発展の記録が収められている。一柳慧による当時の解説ライナーノーツの封入も嬉しい限り。 (コンピューマ)
Track List
ヨーロッパ最大規模の芸術施設であるサウスバンクセンターやバービカンなどでの演奏や、BBCラジオでの特集でもその名を知らしめる現代音楽家BRUNO HEINENを中核にしたジャズトリオ”BRUNO HEINEN TRIO”がファーストアルバムをリリース!ハンガリーの偉大な作曲家バルトークの楽曲を基に制作。BRUNO HEINENの滑らかに解けるピアノインプロを軸に、躍動的に実験するリズム隊が組み合わさった8つのピアノ組曲を収録!ピアノのスムーズな質感が異質にも感じる、そのアンコントラストなサウンドに惹かれる。 (Akie)
Track List
〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉が手がけるオフサイドジャズライン〈ACTIONS FOR FREE JAZZ〉から、スウェーデンの即興演奏家MATS GUSTAFSSONがアルバムを発表!物理的静けさと心の平静を得るために用意した教会の一室、そこで弁証法的プロセスで精神世界と対峙したレコディーングプロジェクト「Contra Songs」が録音から19年という月日を経過し音源化!低域を最大限に響かせる巨大なコントラバスサクソフォーン”Tubax”を使用し、鬼気迫る連続サックスノイズをハードコアにステレオ録音。 (Akie)
Track List
即興カルテットのKONSTRUKTがいわゆるインプロというよりはシロフォンやシンセサイザーなど実験的に様々な楽器を使ったもので、まずは彼らだけでも面白い。そこに灰野敬二による声、ギター、シンセなどで絡み合っていて、バキバキな即興というよりかは寄り添いながら一緒に作品を作り込んでいるようなもの。中でもA3のシンセと生楽器とのセッションや、B面後半の小さな音量でつま弾くギターと枯れたサックスの絡みなど極上です。 (日野)
REZZETTやLOTICをゲストに本レーベル〈SMALLTOWN SUPERSOUND〉から放ったリミックスEPが記憶に新しいBENDIK GISKEと、〈THE TRILOGY TAPES〉〈ТРИП〉などで卓越した才能を魅せてきたPAVEL MILYAKOVによるコラボレーション。7曲それぞれが両者のミニマリズムの交錯からなっていますが、とりわけ「Untitled 3」(sample1)などが分かりやすい。MILYAKOVのヒステリックなモジュラーループと拍子機能を果たしたサックスの密なレイヤー、STEVE REICHにも匹敵する厳格なミニマリズムが開花。本名名義でのPAVEL MILYAKOV作品の中でもかなり洗練されています。。これは素晴らしい。 (Akie)
Track List
達人3人によるエレクトロニック・ラーガなインプロヴァイゼーション2トラックを収録。2016年の録音。名作。 (コンピューマ)
灰野敬二によるエレクトロニクス、ドラム・マシン、嗩吶(そうとう)、JIM O'ROURKEによるシンセ、レーベル・オーナーでもあるOREN AMBARCHIによるペダル・スティールとエレクトロニクスの演奏による4トラックを収録。内省的エレクトロニクス即興アブストラクトの達人等による真骨頂。「一辺が5秒の深さ 横に並ぶ水玉模様 上下に移動する点滅」 (コンピューマ)
Track List
KAMASI WASHINGTONが自身に影響を与えた人物として公言したことからも再評価の眼差しが向けられているHORACE TAPSCOTT。78年にリリースされた本作、HORACE TAPSCOTTのピアノの鬼気迫る旋律美、JESSE SHARPのソプラノサックスの奔放なライン、ダイナミックなアフログルーヴが渾然。”解放”としか形容しようのないそのドライヴ感に身を預けてみて頂きたい不朽の名作。少量入荷です! (Akie)
昨今のアルゼンチンフォルクローレなどの刺激的な新譜が好きな方にもオススメ。クラシカルに研ぎ澄まされた世界、そしてそれだけではないアラブ・イスラム圏の深みと豊かさの調和。是非。LP盤はシルクスクリーンハンドメイドジャケット/ライナー封入(日本語・英語掲載)。
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リイシューをするにあたり、オリジナルのオープンリールテープをABBEY ROADスタジオに送ってデータ化し、その後RASHAD BECKERのマスタリングによって生まれ変わった作品。ジャズやブルースのフォーマットがある上での即興演奏というものではなく、脈絡なく瞬間ごとに新たな音を紡ぐ<インプロヴィゼーション>を提示したDEREK BAILEYですが、A面では丸々1曲22分のインプロヴィゼーション演奏、B面は声をハウリングさせたものや19弦ギターを使った曲など意欲的。それにしてもA面の演奏はどうやっているのかわからないんですが、演奏しながらステレオにPANがトレモロしながら聞こえるもので、本当にちょっとしたことですがそれが演奏とバッチリ噛み合い素晴らしい。ステレオ感がきちんと分かる環境でA面は聴いて欲しいです。 (日野)