Tag: IMPROVISATION
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Mark Fell With Studio Dan
Remarks On Process
Ventil Records
- Cat No.: v_043
- 2025-09-02
MARK FELLとウィーンのジャズアンサンブルSTUDIO DANによる1週間に及ぶワークショップ。そのセッションだけでなくリハーサルや休憩時間の対話まで録音し、時系列に並べ編集した2時間40分の記録がカセットでリリース!「集団行動と新たな音楽美学」探求を目的に、表現が成り立つプロセスを作品として切り取る逆説アプローチ。テープ2本と特大ポスター、150部という限定生産品です!
2024年5月にウィーンのヴェストバーンスタジオで記録されたドキュメンタリー的カセット作品「Remarks On Process」(直訳で「プロセスに対する言説」)確保しています!MARK FELLとSTUDIO DANの一週間にわたるワークショップ、最終日までのセッション風景、リハーサルや会話などを包括的に録音し編集した集団表現に至るまでのドミュメンタリー作品。プロセスを切り取るという方法で、MARK FELLが過去10年で精力的に取り組んできた即興音楽と編集音楽(エディット手法)のディレクターズカットのようなイメージ。対人の中で表現を完成していく過程を覗き見る興味深さ、音そのものとしてもインプロでありながら研ぎ澄ましミニマルに収束させた実験性がやはり素晴らしい。このカセットの何よりおもし ...もっと読む (Akie)ろいところが最終日夜に決行された本番パフォーマンス部分は未収録なところで、そこの想像を駆り立てる感じもアティチュード含めてやられた感じかします。装丁含めて特別な作品、少量ストックですのでお早めに是非。 (Akie)
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- New Release
Willem Nyland
Piano Studies 337
Mississippi Records
- Cat No.: MRI215lp
- 2025-08-24
異色のピアノ即興盤。NYアヴァンギャルドとやはりジャズの歴史を感じます。オランダ生まれの化学者にしてグルジエフ派の精神的指導者へと転じた Willem Nyland が紡ぎ出す崇高なプライヴェート・プレス盤。
オリジナルリリース1962年。コロンビア大学で化学を学び、ピアノは独学で習得した本作の作家Willem Nyland(1890–1975)は、長年師事したギリシャ=アルメニア出身の神秘家 グルジエフ(幼少期からコーカサスや中東を旅し、さまざまな宗教・秘教的伝統を学ぶ。彼の教えは「第四の道(The Fourth Way)」と呼ばれ、宗教的隠遁や苦行ではなく、日常生活の中で意識を目覚めさせ、自己を統合していく実践を重視)の伝統を継ぐ精神的指導者として知られる。
1960年代半ばから後半にかけて、ニューヨーク州北部に自身のグループを立ち上げた Nyland。毎週金曜夜の「ザ・ワーク」に関する講義のあと、ブランデーを一杯あおり、特別に調律されたベビーグランドピアノで1時間以上に及ぶ驚異 ...もっと読む (Shhhhh)的な即興演奏を繰り広げた。これらの即興は一つひとつ丹念に録音・整理され、彼の教えの重要な一部をなしていた。16枚の録音は、Nyland 自身の Gage Hill Press から単独LPとしてリリースされ、妻でハンガリー系アメリカ人デコラティブ・アーティスト Ilonka Karasz によるアートワークが施された。
とりわけ今作、『Piano Studies 337』 はNyland 自身が「私の音楽を知る入門編」として推奨したもの。今回、Psychic Sounds と Nyland の家族との協力により目出度くMississippi Recordsより再発。オリジナル・テープからリマスタリングされ。アメリカ・パラミュージコロジー博物館の Matt Marble による詳細なライナーノーツを収録。 (Shhhhh)
Track List
- LP
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Axolotl
Abrasive
Souffle Continu
- Cat No.: FFL082
- 2025-08-19
1970年代末フランスニューミュージックシーンにて定期開催された即興演奏会で誕生したコンテンポラリー異端トリオAXOLOTLのファーストアルバムが再発。JAC BERROCAL主宰〈d'Avantage〉から1981年に発表。インプロの実験性を突き詰め、ノーウェイヴやパンクをも横断することで解放的でありながら直接的な表現を実現した秘宝です。
60S-70S先鋭ジャズ、フレンチジャズ復刻を進める〈SOUFFLE CONTINU〉より!〈SARAVAH〉諸作でもその名を轟かせる管楽器奏者ETIENNE BRUNETを中心にしたトリオプロジェクトAXOLOTL(メキシコ原産のサンショウウオの一種)によるファーストアルバム。 (Akie)
Track List
- 12inch
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- New Release
Bassland Prophecy
Nine / Deeper
Sex Tapes From Mars
- Cat No.: STFM008
- 2025-06-16
14分の長尺でBPM140、BPM100、BPM115で入れ替わる取扱注意な電子インプロダンス秘宝が再発!南カリフォルニアのアーティスト集団BASSLAND PROPHECYが1996年に発表。仮設スタジオでDIY録音、トランスもトリップホップも奔放に往来する即興セッション、バイナルオンリーで復刻!
コアな再発とアーティスト発掘で独自路線を貫くブリストル拠点〈SEX TAPES FROM MARS〉最新ワーク!違法レイブや砂漠ゲリラパーティーなんかも決行していた90年代LAシーンの異端児集団BASSLAND PROPHECYの傑作がリマスタリングリイシュー。やはり強烈なのがAサイド「Nine / Deeper」(sample1)、アナログサンプラーやシーケンサーを駆使した即興スタジオセッションから生み出された一曲。ハイピッチなトランスから中東トリップホップ、ブレイクスなどを奇想天外に展開。これで次のDJに変わるのだけは勘弁な超級の変化球トラック。 (Akie)
Track List
- LP(color)+DL
- Recommended =
- New Release
Yuki Fujiwara
Glass Colored Lily
defkaz
- Cat No.: fk021
- 2025-05-22
前例なき篠笛アヴァンギャルド・アルバムとして、巨匠ビル・ラズウェルプロデュースの元2024年9月にリリースされたフルート/篠笛奏者の藤原雪1stアルバム『Glass Colored Lily』がギリシャの〈defkaz〉からアナログ化!伝統音楽のアイデンティティを模索したスピリチュアル・ジャズ。アンビエントの耳にも。帯付き、180gピンク・カラーヴァイナル。
幼少時から山形の無形文化財・上山藩鼓笛楽隊に参加し篠笛と出会い、女性初の隊長にも就任。音楽療法士の資格を有し、ネパールでの音楽教師や、音楽を通した引きこもり支援活動に従事するなどの経歴を持ち、ニューヨーク国連本部での史上初の篠笛演奏も行なっている。初のソロ・リリースとなる今作は、元はフランキー・ヴァリが所有していたビル・ラズウェルのヴィンテージスタジオで録音。サックスの園山光博と共に、ラズウェルが集めたミュージシャンとの一期一会の完全即興セッションの記録。あらゆる事象を音に変換しようと試みる8弦ベースのビル・ラズウェルに呼応し、篠笛は古と現代の響きを持って船頭に立ち、時空のスペクトラムを往来する、一柳慧や武満徹の記憶も蘇る注目のアンサンブル。福島麗秋+福島諭が響いた音楽ファンも必聴。 (足立)
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Andrea Belfi & Jules Reidy
Dessus Oben Alto Up
Marionette
- Cat No.: Marionette025
- 2025-04-06
透明感溢れるエレクトロニクスにピュアなギターの音色、オーガニックなドラムパーカッションが生み出す美しいハーモニー!無属性のエレクトロアコースティック音楽を取り扱ってきたトロント拠点〈MARIONETTE〉から、打楽器奏者ANDREA BELFIとギタリストJULIA REIDY注目のコラボレーション作品が到着。
〈BLACK TRUFFLE〉から発表されたソロアルバム名品『World In World』が話題となり、その後〈EDITIONS MEGO〉〈SHELTER PRESS〉などからもリリースを重ねたギター奏者JULES REIDY。ドラマーとして数多くの作品参加、ソロでも〈ROOM40〉〈LATENCY〉に作品を残す打楽器奏者ANDREA BELFI。イタリアとオーストラリアという互いが地球の真裏にルーツを持つ二人ですが、叙情的感性と精密な作曲スタイルが共通。BELFIの不規則性のあるドラムパフォーマンス、REIDYの調律を狂わせたギター、クリアトーンで音をやりとり。即興の自由さに重点を置きながら軸のグルーヴが安定しているためリラックスしてリズニングできる一枚。おすすめです。 (Akie)
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カフカ鼾(ジム・オルーク・石橋英子・山本達久)
嗜眠会
NEWHERE MUSIC
- Cat No.: PEJF-91052
- 2025-01-21
ジム・オルーク、石橋英子、山本達久、この3人でしか出来ない音を奏でるためのバンド "カフカ鼾 (イビキ)"。近年もライブを中心とした活動を続ける中、『okite』、『nemutte』に続く3枚目のアルバム『嗜眠会 (シミンカイ)』が、なんと8年ぶりにリリースされた!!!
2023年に下北沢ADRIFTで開催された「レコーディングライブ」でのレコーディング音源をジム・オルークが再編集し、ミックス・マスタリングを手掛け、ライブレコーディングは彼らの盟友であるジョー・タリアがおこなった。
この3人でしか紡ぎ出せない即興演奏を最高の素材としているが、ただのライブ・アルバムにはならず、ジム・オルークによってこれまでの作品同様にオリジナル・アルバムとしての強度を持った作品となっている。録音されたドキュメンタリーから新たなる物語がしっかりと作り出されているのだ。
完全に独立したミュージシャンたちでありながら、3人のライフワークとして定期的に続けているプロジェクトだからこそ、毎度「コンビネーションの深化」が彼らの演奏からは堪能できる。それぞれが固定の楽器奏者とい ...もっと読むう枠組みからも逸脱しており、ある楽器を使ってみんなで1つの音楽を作り出すという行為が彼らの音楽をよりユニークなものにしている。即興音楽のもつひらめきも大切に、3人がその場で1つの楽曲をコンポーズすることでカフカ鼾の音楽となるのだ。
なので、この音楽はどういったサウンドであると論じること自体がナンセンスであり、ただカフカ鼾から生まれた音をいろんな角度から楽しんでいただきたい。更に歩みを進めたカフカ鼾の音楽がレコードに刻まれた。
Track List
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Pino Palladino, Blake Mills, Sam Gendel
Recorded Live at Sound City Dec 20th 2020
New Deal Records / Impulse! / ISC Hi-Fi Selects
- Cat No.: ISCHF-001
- 2024-12-24
サム・ゲンデル、ブレイク・ミルズとウェールズのベーシスト、名手ピノ・パラディーノの素晴らしいセッション。カリフォルニア、ISC HI-FI SELECTSの名前を知らしめた名作。
3人による素晴らしいセッション。リプレスでようやく入荷することが出来ました。 (サイトウ)
Track List
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Eiko Ishibashi / Jim O'Rourke / Tatsuhisa Yamamoto
Sakuraza
Modern Obscure Music
- Cat No.: MOM051
- 2024-11-25
世界のコアな音楽好きから注目を集めているEiko Ishibashi 、Jim O'Rourke 、Tatsuhisa Yamamotoからなるユニット、カフカ鼾+松丸圭、ジョバンニ・ディ・ドメニコによる一期一会の即興演奏コラボレーション!山梨県、甲府のライヴハウス「桜座」にてレコーディングされたライヴ・アルバム「SAKURAZA」が素晴らしい聴覚体験。壮大な音響の中で即興アイデアと実験を繰り返すサイケデリック空間の中繰り広げられる40分に亘るインプロヴィゼーションセッションを録音。日本屈指の音楽。オブスキュアな実験音楽を多数リリースするスペインの〈MODERN OBSCURE MUSIC〉からのリリース。是非ともチェックを。
まだ指で数えられるライブ本数ながら世界規模で注目を集めているインプロヴィゼーションセッション。緊張感満載な静寂の中響き渡るモダンなフルート。音と音の余白の魅力。ジャズ、エレクトロニック・ドローン、高度なハーモニー、演奏しながらイコライジングなど高度なスキルが沢山注ぎ込まれています。長くも大きな展開がないからこそ感じれる。別次元の聴覚体験。PART1,PART2の合計40分に及ぶイマジナリーな前衛サウンド。sampleだけでは伝わりづらいので店頭にて直接視聴していただきたい。マスタリングはジョヴァンニ・ディ・ドメニコの豪華な仕上がりです。 (Hamon)
Track List
- 2LP
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Derek Bailey & Cyro Baptista
Cyro
Honest Jon's
- Cat No.: HJRLP207
- 2024-09-26
言葉失う素晴らしさ。
- CASSETTE
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Ken Ikeda / Atsuko Hatano
Knock's Organic-Inorganic Construction Works
mykesrhiza
- Cat No.: mksrz101
- 2024-09-25
高円寺KNOCKがレーベルをスタート。第1弾は、 2024年3月にKnockで行われた池田謙、波多野敦子による
デュオライブ録音を元にしたカセットテープ。
Carl Stone、David Toop、坂田明、畠山地平、秋山徹次らとの共作のほかDavid Lynch の展示会へ音楽提供をするなど世界的に活躍する音楽家/美術家の池田謙と、Jim O’Rourke や Corey Fuller らとの共演に加えて
自身が所属するストリングス・ユニット TRIOLA での活動のほか、映画や実験映像等への音楽提供まで多岐に渡って活躍するストリングス・マルチプレイヤー波多野敦子。両氏によるデュオ・ライブ音源。
- LP
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- New Release
Delphine Dora
Le Grand Passage
Modern Love
- Cat No.: Love131
- 2024-06-17
ヨーロッパ音楽史に対する深い理解、即興表現の脆さが両立した儚く美しいモダンクラシカル傑作。フランスのアウトサイダーミュージシャン/ピアノ奏者DELPHINE DORAによるソロアルバムが名門〈MODERN LOVE〉からリリース!オーバーダブや編集なし、ワンテイク録音されたピアノとボーカルのための楽曲。
ギタリストMOCKE(DOMINIQUE DÉPRET)とのコラボレーションも記憶に新しい音楽家DELPHINE DORAがソロでカムバック!バロック音楽への憧憬、ピアノと声を通して伝えられる繊細で内省的なモチーフのワンテイク録音インプロヴィゼーションアルバム。西洋音楽史への造詣に基づきながらも、即興表現が持つ危うさや直感が滲む純粋な表現。ピアノ演奏、歌声ともに力強くありながら朧げなムードも孕む美しい作品。 (Akie)
Track List
- LP
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Prima Materia
La Coda Della Tigre - Tail Of The Tiger
Superior Viaduct
- Cat No.: SV191
- 2024-05-16
1973年にイタリアの前衛音楽家/マルチ奏者ROBERTO LANERIを中心に結成された”PRIMA MATERIA”による唯一作品であり、ボーカル・インプロヴィゼーション史に残る秘宝が再発!南アジア・高原地域における声楽やラーガにも通づる天上のヴォイスドローン。倍音唱法を中心に様々なテクニックを駆使し、声だけでメディテーショナルサウンドを具現化。
US信頼リイシューレーベル〈SUPERIOR VIADUCT〉より。MEVのメンバー、実験音楽レジェンドALVIN CURRANが設立した〈ANANDA〉レーベル第二弾として発表された唯一アルバムが再発。独アヴァン名門〈WERGO〉からもリリースするLANERIによって集められた4人組ヴォイス・インプロ・アンサンブル”PRIMA MATERIA”。そのグループ名が示すように、声という原料のみを使用し、その音波を重なりや倍音手法で紡ぐドローン作品。インドやチベットといった古典声楽の影響を感じる瞑想世界。 (Akie)
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- 2LP
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Fred Frith
Guitar Solos / Fifty
Week-End
- Cat No.: WE5
- 2024-05-14
Step Across The BorderなUK即興音楽シーンを代表する鬼才ギタリスト名手Fred Frithによる1974年にリリースされた記念すべきソロデビューアルバムにして創造的ギター音響の記念碑的名盤「Guitar Solo」がオリジナル音源からリマスタリング・アナログ復刻!!プラス、なんと!リリースから50年を経てデビューアルバムのスピリット再び!なセット精神でレコーディングされた新作ギターソロ・アルバム「fifty」を2枚のレコードに収録したWeek-End Recordsからの入魂リリース!!!凄いレコードがリリースされた!!
イギリスを代表する前衛ロックバンドHenry Cowの創設メンバーであり、現代音楽アヴァンギャルド実験音楽/即興音楽シーンとソリッドなロック・シーンとの境界、そしてあらゆる国境も越えて50年以上にわたり活動を続ける、まさにStep Across The Boderなレジェンド鬼才中の鬼才ギタリスト名手Fred Frithによる、彼がまだHenry Cow在籍中にレコーディングされ、1974年10月にリリースされた。当時NMEの批評家たちによって1974年のベスト・アルバムにも選出されたり先鋭的エポックメイキングだったこの作品は、当時ブライアン・イーノにも注目され、その後フリスはイーノの2枚のアルバムでギターを弾くことにもなった。そして、フリスのこのアルバムでの飽くなきユニークな創作と演奏の精 ...もっと読む (コンピューマ)神は、その後のロックシーン、ジャズ・アヴァンギャルド即興音楽シーンに於いてのギタリスト・ミュージシャンの演奏やアートフォーム可能性を大きく広げることにも繋がっており、現在に至るまで世界中の音楽家ギタリストに多大なる影響を与え続けている。
そして、さらには今回は「Guitar Solos」(8トラック)リマスタリング・リリース記念として、Week-End Recordsからのリクエストから実現したという、リリースから50年を経て、このデビューアルバムの頃のスピリット再びな精神に於いて、当時のセットアップを手配して新たなギターソロアルバムをレコーディングした新作「Fifty」(13トラック)がもう一枚のレコードに収録されている。50年の歳月を経て、よりメディテーショナルなチベット密教やインド古典音楽的ラーガな世界観もがギター独奏によって美しく味わい深く奏でられ、幻のような音響芸術として魅了される。
Julius Eastman「Stay On It」、石橋英子とジム・オルーク「Lifetime Of A Flower」、Suzanne Ciani「Improvisation On Four Sequences」、Slapp Happy「Sort Of」と激渋い厳選リリースが続いているドイツ・ケルンの音楽フェスティバルWeek-End Festivalが始動させたレーベルWeek-End Records待望新作5番。 (コンピューマ)
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Derek Bailey
Lot 74
Honest Jon's
- Cat No.: HJRLP203
- 2024-03-04
74年作のDEREK BAILEYギターソロ作のリイシュー。DEREK BAILEYやEVAN PARKERの〈INCUS〉と〈HONEST JONS〉による素晴らしい仕事。オリジナル作品では妥協されていた部分を現代のテクノロジーによってかなり改善された状態でのリイシューとなるようです。
リイシューをするにあたり、オリジナルのオープンリールテープをABBEY ROADスタジオに送ってデータ化し、その後RASHAD BECKERのマスタリングによって生まれ変わった作品。ジャズやブルースのフォーマットがある上での即興演奏というものではなく、脈絡なく瞬間ごとに新たな音を紡ぐ<インプロヴィゼーション>を提示したDEREK BAILEYですが、A面では丸々1曲22分のインプロヴィゼーション演奏、B面は声をハウリングさせたものや19弦ギターを使った曲など意欲的。それにしてもA面の演奏はどうやっているのかわからないんですが、演奏しながらステレオにPANがトレモロしながら聞こえるもので、本当にちょっとしたことですがそれが演奏とバッチリ噛み合い素晴らしい。ステレオ感がきちんと分かる環境でA面は聴いて欲しいです。 (日野)
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Alex Zhang Hungtai
Young Gods Run Free
Modern Love
- Cat No.: Love127
- 2024-02-14
DIRTY BEACHES名義での活動でも知られ、DAVID LYNCHの『Twin Peaks: The Return』にも出演する俳優の顔も持つ台湾生まれのカナダ人サックス奏者/音楽家ALEX ZHANG HUNGTAI!彼が2020年にデジタルリリースした「Young Gods Run Free」が名門〈MODERN LOVE〉にてアナログ化。儀式的熱気を帯びたフリージャズセッション。
ローファイサイケデリックサウンドでインディシーンを席巻したDIRTY BEACHES名義作品や、LOVE THEMEなどの共同プロジェクトでも名高いマルチな才能ALEX ZHANG HUNGTAIによるリチュアルなアヴァンフリージャズがアナログとして登場!自身のサックスに加え、3名のパーカッション奏者とトランペッターによる驚異のジャズセッション。ガムランの嵐のように厚みのあるドラム低音、ぼやけた管楽器が重なる不協和音、儀式的グルーヴ。 (Akie)
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Derek Bailey, Tristan Honsinger
Duo
Honest Jon's
- Cat No.: HJRLP204
- 2024-02-04
DEREK BAILEY、TONY OXLEY、EVAN PARKERによって運営されていたフリーインプロヴィゼーションの作品をリリースする〈INCUS〉と〈HONEST JONS〉が共同でリイシューしていくシリーズ!次のリイシューはDEREK BAILEYとUSのチェリストTRISTAN HONSINGERによるデュオ作品。
1976年にリリースされ、初めてのリイシューとなる今作DUO。ザ・インプロヴァイザーのDEREK BAILEYのパーカッシブでありながら次の予測をさせないインプロヴィゼーションにTRISTAN HONSINGERのチェロやアバンギャルドなヴォイスが絡み合う。DEREK BAILEYは普通のギターだけでなく、19弦ギターやWAISVISZ CRACKLE-BOXというシンセサイザーを使った演奏もあり。EVAN PARKERのプロデュースで、D&MのRASHAD BECKERマスタリング。 (日野)
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Takehisa Kosugi(小杉武久)
Catch-Wave
Superior Viaduct
- Cat No.: SV158
- 2024-01-04
マグネティック・ライブ・エレクトロニック・ブルース!光速をもつ音と沈黙、音速を持つ光と影。小杉武久の1975年の記念すべき初のレコード作品「キャッチ・ウェイヴ」がデジタルリマスター再発アナログ化!
ライヴ・エレクトロニクスな電子音とヴァイオリン、そして声、光と風によるインプロヴィゼーションによるコズミック・ドローン。まさにキャッチ・ウェイヴな音の記録。震えるかっちょよさ!ジム・オルークをはじめ世界中のミュージシャンから絶大なるリスペクトを誇る音楽家であり、フルクサスにも参加、ジョン・ケージ、デヴィッド・チュードアらとマース・カニンガム舞踏団の音楽監督も務め、伝説のタージ・マハル旅行団の中心人物であり、最高にかっちょいいロックな音楽家である小杉武久の1975年の幻だった伝説の作品のデジタルリマスター再発アナログ化!キャッチ・ウェイヴ!!!ボアダムズファンにとっても永遠のマスターピース。 (コンピューマ)
- EULP
- Digital
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Don’t DJ X Nwaq
FASHION
Meakusma
- Cat No.: MEA 033
- 2021-02-15
〈MEAKUSMA〉ニューリリース!DON’T DJ とNWAQ aka NEWWORLDAQUARIUMのコラヴォレーション。目力のトランス。
MEAKUSMA FESTIVALでも知られ、レフトフィールドなユニークな個性のアーチストを送り出すベルギーのMEAKUSMAから、当店でも同じのDON’T DJ、FLORIAN MEYERとNEWWORLDAQUARIUM等で知られるオランダの電子音楽のベテランJOCHEM PETERI。2019年のMEAKUSMA FESTIVALでのパフォーマンスと、それに先立って二人で滞在したVannesa's Place録音されたもの。サイケデリックな電子パルス、ポストリズミックな変リズムで進行するマジカルサウンド・ワールド。本年度のベスト・スリーヴ候補。 (サイトウ)
Track List
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69年に結成し76年頃に消滅するまでの中で何度も演奏を重ねて円熟した後期の演奏である名盤2nd。集団即興の作品としてここまで音が溶け合い一体感のあるものは稀であり、それでいて過剰でも不十分でもない素晴らしいバランスのもの。生活と音楽が混じり合い、自然発生していくというタージマハル旅行団にしかできなかったと思える音楽だと思います。因みに小杉武久の同じく名盤である「Catch-Wave」と時期が近いこともあって、ディレイやフィルターのかけ具合が似ているようにも感じます。貴重であり素晴らしいレコード。大推薦です!! (日野)