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Jose Gonzalez
In Our Nature
Peacefrog
- Cat No.: PFG114
- 2025-06-30
慈愛に満ちたウィット、風変わりな才能で愛されたシンガーソングライターMichael Hurley。2011年に、ポートランドの名店Mississippi Recordsと、サンフランシスコのSecret Seven Recordsが共同でリリースした、当時未発表だった1972年から73年にかけての音源「Fatboy Spring」。10数年ぶりのアナログ再プレスとなりました。バックを務めるのはThe Fatboys、実際にはあまり太ってはいなかったというナイスガイたち、地元の酪農家のために演奏していたバンド。(後に彼らは''Sheriff Mocus & the Deranged Cowboys''として知られるようになる)「Automatic Slim & The Fatboys」や「Ghost Woman Blues」などの名曲の別バージョンやハンク・ウィリアムスのカバーなども演奏しています。擦り切れるほどに聞くとジャケット意味も見えてくるんでしょうか。魅力です。 (サイトウ)
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ポルトガル拠点にノイズが持つ無限の可能性を探るべく結成された実験音響ユニットAMULETO APOTROPAICOファーストアルバム!過去2年間のコンサート録音を選別、再構成、加工した長編4曲を収録。リアルな感覚で臨場するポリメトリックドラムと奥行きを生み出す浮遊シンセシス、フリージャズと具体音楽を往来する「Apotropia I」(sample1)。フルートとギターのフォーキーなリードにフリーフォームドラムで縦走構造を積み上げた即興交響曲「Albedo e Rito」(sample2)など。コンクレート音楽の実験的捻りや尖りに振りきらず、旋律のアプローチにも重点を置いたユニークな音響ジャズ名品。 (Akie)
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ブルックリンとクイーンズのロシア人居住区で発見された、ロシア帝国が崩壊、ソビエト政権が誕生する狭間の時代、1889-1917年、前世紀の変わり目、ロシア帝国は岐路に立たされ、帝国の過去の重荷と、激変する未来への期待との狭間にあった。深い文化的変容と不安の時代に録音されていた悲哀に満ち溢れた、祈りにも近い貴重な大衆音楽(ミュージックホール(大衆演芸場)の定番であった遊び心と風刺に満ちたメロディーから、シベリアの流刑地に追放された人々の絶望を反映した悲痛なバラードまで、政権下で多くの人々が経験した深い苦しみを映し出すもので、娯楽というよりも、居間や居酒屋、街角や牢獄で歌われる、当時のロシア文化に不可欠なものだった。)をまとめたもの。 (コンピューマ)
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〈Morr Music〉による他の日本人アーティストーyumbo、Andersens、VA『Minna Miteru』ーに連なる、繊細で豊かな旋律を持つ楽曲を厳選したゑでぃまぁこんのヒストリー的コンピレーション『Carpet Of Fallen Leaves』。ハードコアの怖(coa)やサイケデリック・ロックバンドLSDマーチで活動していた二人が2001年に結成し、ゑでゐ鼓雨磨(歌、ギター、鍵盤)と柔流まぁこん(ベース)を中心に、楯川陽二郎(ドラムス)、影山朋子(ヴィブラフォン)、水谷康久(サックス、フルート)、朝倉円香(コーラス)、元山ツトム(ペダルスチールギター)、時々愛猫たちが加わっています。サイケデリックな感覚が瑞々しく漂い、日常と童話の世界が支え合う日本のうたものの特異点。即興から生まれた代表曲の一つ「とらとらいおん」、マヘルや渚にてなどのドラマー高橋幾郎との「ストロボ/交信」、亡き愛猫ポコちゃんに捧げられた「少女」、2022年のシングル「いつのまにかわたしたち」に至るまで、挙げきれない名曲の数々。忘れたくない大切な心象風景が広がっています。アルバムの再発やこれまで7inchになった曲に加え、「クローゼット」「ペイズリー」「真夜中の音楽」の他初めてアナログ盤に刻まれる曲も含まれ嬉しい限り。これまでと、これからのリスナーに大推薦。ジャケットアートワークは松井一平、ライナーノーツは田口史人。The PastelsのStephen McRobbieも推薦文を寄せています。700枚限定生産、ゲートフォールドジャケット、28Pのブックレット、DL付き。 (足立)
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レーベルオーナー鈴木氏がついに歌声を音源化。温かさと哀愁に包まれる、川をインスピレーションに歌われる全10曲。
(AYAM)
-info-
Yousei Suzukiによる初の歌のアルバムです。
過去の歌の音楽に敬意を払いつつ、過去からの音楽の流れを自分なりに網ですくい取ってまとめたイメージです。
川がテーマですが、音楽の時間の流れ、自由不自由・あちらこちらの境界線などの比喩を含んでいます。
ジャケットの絵はmitsuさん、デザインはshowtaさんにして頂きました。
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「このアルバムは、「束(たば)」(異なるものを束ねたもの、束ねたもの、ひとまとめにしたものを意味する日本語)の論理に従って、緩やかな短編小説集として組み立てられている」。サウンド・アーティストduennとの共作アルバム『Kyokai』でのやりとりを通して導かれたという新作。自宅スタジオの周囲の音や情景を観察、吸収しながら、アコースティック・ギターと歌を基盤にした有機的な音のパッチワークが光る、詩的で実験的なフォーク・ミュージック。電子音とアコースティック音、言葉と音のあわいを漂い、自己と他者、内側と外側、人と鳥や虫、物質と霊的なものまで境界は無くスペクトラムであるような感触が精神的な皮膚に触れる推薦作。ON-EI(音映)というクリエイティブチームによって制作されたスライドショー的ミュージック・ビデオも同時に公開されています。 (足立)
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2018年のデビューでオランダで有名人になったが都会生活に馴染めず、地元であるウェストマールに戻りDe Paardebloemhoeveという農園を運営、その自然に囲われた環境が前作で日本でも有名になった『slapen onder een hunebed』のインスピレーションになり、新しきオランダ産のオーガニック・フォークアーティスト、CATBUGの誕生になりました。
今作は待望の新作のテーマは、"農場とその周辺のすべての鳥への賛歌"。2021年のある冬の日、CATBUGは双眼鏡をプレゼントされ、農場とその周辺の鳥について観察し始める。やがて彼女はさまざまな種類の鳥の特徴的な鳴き声や飛び方を聞き分けられるようになり、それぞれの鳥に別々の物語がを発見し始めた。鳥たちの中に共感する何かがあり、それを地図にしてみたいと思いそこで、鳥の歌を集めたアルバムを作ろうというアイデアの本作。
シンプルな歌とギター、ですが驚くほど多様。感覚やオーガニックな質感に頼るような安っぽさはなく、アンビエント耳にももちろんバッチリですが、かといってそれっぽいシンセに頼らず、アルバム後半につれてどんどん深まっていく。プロデュースの妙とシンプルに実力を感じます。いや素晴らしい。パーティのアフターからひっそり自宅でほっこり。寒くなった今バッチリすぎる。長く聴き続けれそうな一枚。 (Shhhhh)
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たおやか瞑想的バレアリック・アンビエントに心地いいフォークトロニカSide-A「Flute Boy」(sample1)、メランコリックなネオ・クラシカル室内楽的バラードSide-B「Look Again」も悠久の心地よさが広がっている。
子供の頃からヒンドゥスターニー音楽と詩を学んできたという、南インドのバンガロール出身の歌手、女優、映画監督、パフォーマーでもあるMD Pallaviによるカンナダ語の詩と、ドイツ・ハンブルグ鬼才Andi Ottoによって奏でられプロダクションされた、Electronics, cello, table harp, pipe organ, percussion, steeldrum,が、オーガニック・アコースティック、フォークトロニカ・メディテーショナルなアンビエント・ソフト・サイケデリック・スロウディスコグルーブ、ダウンテンポの悠久なる音世界、ドリーミーな音の旅へと導いてくれている。 (コンピューマ)
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' 1964年のノワール映画『You're Not From Around Here』の未発表サウンドトラックが55年ぶりに発掘された 'というコンセプトで2019年にリリースされた本作。トワンギーなトレモロや、リヴァーブ、エコーに満ちた夢のようなサイケデリック音像。サーフロック、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。〈NUMERO GROUP〉でのソロ作リリースでもお馴染みの Charlie Megira「Tomorrow's Gone」(sample_3)がラストを飾っているのもグッときます。 (AYAM)
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ルイス・ウェイン・ムーディー・ピクチャーズの保管庫で、58年後に発見された未発売のサウンドトラック。悲痛なギター、物悲しいサーフ・ミュージック、呪われたようなヒスノイズ、カントリー、サイケ・ロカビリーなど、廃退的でノワールな世界観が表現されています。トレモロを効かせたギターが憂鬱でドリーミーな Branko Matajaによる「Tuzna Je Nedelija」(sample_1)、The Infernosの「Restless Tides」(sample_2)。2000年にリリースされたインディ・ティーンエイジ・バンド、X-Cetraの音源がヴァイナルとしてプレスされるのは初ではないでしょうか(2019年に発掘&データリリースのみ)。「Wasn't There」(sample_3)、この曲に着地させるための壮大な設定作りにも感じられます。NUMEROの美意識が集約された素晴らしい一枚。推薦 (AYAM)
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カントリー/ブルース、フォーキーに瑞々しい歌声とギターが奇跡的な美しさで内省的に広がっている。牧歌的エバーグリーン。Superior Viacuct傘下Antartica Startsからのアナログ・リイシュー。Richie Unterbergerによる英文ライナー封入。厚紙ジャケも嬉しい。このアルバムほど希少で、と同時に影響力のある1960年代フォークのレコードは他にないかもしれません。奇跡のような名盤レコード。 (コンピューマ)
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その存在自体がどこか神々しい領域にまで達しようとしているアヴァンギャルド・アンダーグラウンド・フォーク重要人物レジェンドRichard Youngs新作が再びBlack Truffleからリリースされた。
BPM79、どこか中近東の旋律にも聞こえてくるイマジナリー17分19秒にわたりゆっくりと展開するSide-A「Modern Sorrow」(sample1)、BPM77、より静謐なる祈りにも似たメディテーショナルな19分7秒、Side-B「Benevolence Ⅰ+Ⅱ」(sample2)も美しすぎる。Side-A「Modern Sorrow」リズムの打ち込みはほのかにSpoonin Rapをも思い出させてくれるかのような渋みにもグッとくる。ロバート・ワイアットの世界観とも通じるような神々の領域を彷徨い漂う名作。レコメンドとさせていただきます。 (コンピューマ)
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『ここに収められている録音は、長い年月、棚に眠っていた期間を経て、ここに収録されている。
マイケル・ハーレーによって、1964年に録音されたこの信じられないほど素晴らしい録音(未発表!の...)への注釈を始めよう。
マイケルの「ファースト・ソングス」LPがフォークウェイズからリリースされたのと同じセッションの一部として、フレッド・ラムゼイによって録音された。
A面はWhat'lllya Do, What'llya Say?'で始まり、トランス状態になれるサイケデリックな名曲だ。その後、悲しげな小曲「The Blues Had Gone Away」、珍しいハーリーのハーモニカ・ソロと幻覚的な歌詞が印象的な「Pretty Girl On Rollerskates」、そしてマイケルの名曲のひとつである「The Tea Song」の美しいオルタネイト・テイクが聴ける。
B面はフォークウェイズLPからの曲のオルタネイト・テイクで始まり、今回はIntersoular BluesとI Like My Wine。その後、Hey Hey HeyとI Love You Babeの2曲を初めて聴くことができる。
ハーレーのディープなファンにも、彼のアートを初めて聴く人にもお薦めの素晴らしい作品だ。マイケル・ハーレーは、彼独自の世界観を持つ偉大なアメリカのソングライターであり、このLPは彼のビジョンを証明する素晴らしい作品。』
以上、インフォメーションの翻訳です。絵描きでもあるマイケル・ハーレーの絵のアートワーク、そしてFOLKWAYSを彷彿させるヴィンテージスリーヴも嬉しい。2025年4月に他界した彼へのトリビュート的なリリースとなりました。素晴らしい音楽。 (サイトウ)
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ANATOLIAN WEAPONSやANNA VS. JUNEなど、クラウトロックをルーツに持つ鬼才を抱える〈SUBJECT TO RESTRICTIONS DISCS〉に新しいファミリー、電子フォークユニットGŪSŪのデビューアルバムが到着。中国出身スイス拠点、幼い頃から古筝を習ってきたXUEYAN CHEN。伝統に基づきながら五音音階を現代的に実験したフィンガーピッキング古筝演奏。そこにNICOLAS BALMER操るモジュラーシンセシスが深みのある低音を加えて重層的のアンビエントスケープを探索。古代と現代、伝統と実験、シンセティックとオーガニックという相対関係を多元的視点で融合した美しいサウンド。 (Akie)
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ウズベキスタンのタシケント出身の音楽考古学者/ミュージシャン/プロデューサーAnvar Kalandarovによる、1970年代から1990年代初頭にかけて中央アジアにて録音された音源をふんだんに使用してイマジナリー・サイケデリックにミックス構築したシルクロードを旅する素晴らしきミックステープがDeath Is Not The Endよりリリース。フォーキー且つシンセサイザーもミョンミョン、ファンキーにディスコ&レアグルーヴォイン・ダウナー・ジャズする、ゆったり悠久哀愁なる、A面28分17秒。B面27分22秒の音世界。推薦盤。 (コンピューマ)
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あらゆる名義を使い分け〈3XL〉〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品を発表し、現代音楽史にて強烈な存在感を放っている才人ULLA STRAUSが新名義U.E.で発表した傑作が嬉しいリプレス!PERILAとの共作「Jazz Plates」でも披露した室内楽アプローチをさらに進化。音響コントロールや繊細なエレクトロニクスを干渉させ独自のローファイフォーク、チェンバーミュージックを探求。ジャズスィングも取り入れたり、前作と関連させながらも音楽性を改革していく、アーティストとしての魅力に圧倒されました、年始リリース作ですが年間ベストも間違いないかなと思います。推薦。 (Akie)
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リリースから一足遅れましたが、諦めきれずお二人に直談判しストックできました!!18世紀後半から親、その子供へと歌い継がれてきたナーサリーライム(英語圏の韻を踏んだ童謡)をダークな視点でアレンジする事をコンセプトに制作された、一発録りの全5曲。少女のような天性の歌声を持つTokiyoのヴォーカルが、これまで発表されてきた彼女の作品の中で一番活かされていると思います。小児ノイローゼのような、子供の時に熱にうなされて見た幻覚のような、、歌詞の反復とループされるギターによるサイケデリック、不安を煽るノイズとディストーション。沈み込んでください。大推薦です。
AI生成によって制作されたMVもとても良いので合わせてご覧ください。 (AYAM)
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アルバム「Richard & John」は、二人の生活の片隅から少しずつ集められたフィールド・レコーディングとアコーティック楽器とエレクトロニカ・コンポジションによる絶妙なバランスDIY手作り感覚のユニーク・キュートなアンサンブル。
タペストリー・ポエティックに織り成されるフォーキー・ミニマリズム、イマジナリー・ポエティックな手作り感もあたたかなエレクトロニカ・サウンド・アート、アンビエント作品。微睡にふんわりと漂う桃源郷的な夢見心地13トラックを収録。観音開き特殊ジャケット・カラーヴァイナルLPアート作品。トラックリストからもぜひ。CS + Kreme, Pierre Mariétan, Kirk Barley好きもチェックをぜひ。 (コンピューマ)
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ジョアン・ジルベルトに代表されるボサノヴァや70年代MPBブラジル音楽、フラメンコ、アメリカン・フォーク&ロック、ポール・サイモン、エリオット・スミス、アシッドフォークなニック・ドレイク、ティム・バックレーの音楽などに多大なる影響を受けながら、南米アルゼンチン出身の両親と北欧スウェーデンでの日常を経て世に出された、彼のラテンアメリカ・フォークロア的スピリチュアル瑞々しく繊細で緊張感に満ちたアコースティック・フォーキー・シンプルな音世界が、冬の夜空に静かに浸透し宇宙に木霊する。全10曲。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)