- 12inch
Boss
Wonder EP
Sleep Is Commercial
- Cat No.: SIC025
- 2023-11-21
イタリア出身のFrancesco AssenzaがBoss名義で自身の〈Sleep Is Commercial〉から12インチ。アブストラクトな電子音やサンプルが飛びかい、ベースがグルーヴするマイクロハウス。RhadooとMarkus Nikolaiのリミックス。
Track List
Track List
KALABRESE 2004年の2ND EP。このあたりの音にしては異色なヴォーカルスタイルですが、クリック、グリッチ・ノイズ以降のマイクロなエレクトロニック、ベース、サウンドレイヤー、ダブ、音響構築。PEPE BROADOCKにも匹敵するような才気にあふれています。今もってフレッシュな斬新マイクロ・デジタル・ファンク。 (サイトウ)
Track List
Mille PlateauxやRitornellといった実験的なラインもリリースしていたFORCE INC.がデジタルなテクノ、ハウスにフォーカスしたFOURCE TRACKSから、CHAIN REACTIONやMEX.ERNESTからのリリースで注目されていたVladislav Delayが別名義で放ったHOUSEアルバム。(代表曲「Tiesso」含むデビュー作からの3枚のEPのコレクション)。Vladislav DelayファンにとってVOCALをフィチャリングしたことはなかなかの衝撃でしたが、デジタルサウンドからのハウスへのアプローチ、サウンドの先鋭性。レゲエやアフロビートからの影響ととれるようなグルーヴ。肉感でエロさが潜むデジタルサウンドです。肌の色や性的なスタンスに寛容だったハウス・ミュージックの魅力を継承。北欧ならではの進化を遂げたエポックメイキングな名作。 (サイトウ)
はじまりを告げるファンファーレや電子鳥のさえずり、気が付けばディープなメロディーの音色1発すっかりジャックされてしまうミニマル〜テッキーな序盤から、新旧のクラシック級のグルーヴ・ウェポンの数々を隙なくミックスアップしていく彼の普段のの現場での所業を感じさせるハイ・ヴォルテージに駆け上がっていき昇天させ、あたり見渡せばダンスヘヴンへと辿り着くという、CMT博士の愛した数式、”ハウスミュージック探求シリーズ2016”!!ジャケットは、原画デコンストラクションなモザイク再構築、お馴染み373氏(TOCHICA BOWL)が手掛けた、以心伝心な意欲作です。
オッフェンバッハのJACUZZI BOYSの片割れ・MARC PHILIPP率いるトリオ・MSDEEPの一員であるDAVID NICOLASによる、遊び心のあるフューチャー・エレクトロなシンセ使いのマイクロ・ファンクネスな”3 Shamans”(sample1)、コペンハーゲンに活動拠点を移し、これまでのキャリアで約30枚にも及ぶヴァイナルをリリースしてきたスウィディッシュのベテラン・MARTINEZの淡性なクリックミニマル”Attention Seekers”(sample2)、そして、ミニマルハウス名門<ALL INN>の設立をサポートしたユーロ辺境ミニマルテクノ界隈の影の実力者・COLD FISH a.k.a LAURINE FROSTによる、赤ん坊の笑い声や不気味なウッドベースの低音を震わせた流石な変態ミニマル”In Draw In Bound”(sample3)など、全4トラック。
既にFACT誌がレーベルのネクストリリースである首謀者・PRESSURE POINTのシングル・レヴューを綴っている、新興マイクロハウス・レーベル〈TELHARMONIC TEXTURE〉の第3弾!
仏〈TELEGRAPH〉時代からCABANNEの片腕として〈MINIBAR〉レーベルno運営から、PERLONのレーベル・ショーケースでのライヴもこなす「ULTRAKURT」のDAVID GLUCKによる”Futur Auf Deutsch”(sample1)、〈FOX TRAX〉や〈PLEASURE ZONE〉ほか多くのシングルをリリースしているモルドヴァ共和国のプロデューサー・DUBFOUNDによる”Applesauce”(sample2)、〈TELEGRAPH〉や〈FOLLOW THE WHITE RABBIT〉からのシングルも良かったMAKELIDEYプロジェクトの片割れ・JONAS SELLAによる”Fistool”(sample3)の、全3トラック。
SEPPやLUMIEUXといったルーマニアン・プロデューサーらをリリースする、〈ANTRAKT〉レーベルを主宰するロシアのヤング・プロデューサー・RABORBによる、ユーモアたっぷりなヴォイス・グリッヂとお伽噺みたいなメルヘン・メロディーがオモシロい”Nothing Changed”(sample1)、ヒッピーの父に育てられたサイケデリックカルチャーの申し子ともいえるトリノ出身のTOPPERによる、プリペアード・ピアノみたいな残響にハミングするベースラインでフレンドリーな”Housed Hunt”(sample2)、レーベル・コンピレーション「QUATTROPORTE」にも参加していたルーマニアの新鋭・GOJNEA a.k.a. G76の、スナップの効いたスネアと締まった低音、コミカルな電子音がファニーに飛ぶ”Cinderella Mosh Pit”(sample3)もヤバい、全3トラックです。
CYNOSUREを拠点に、モントリオール勢らしいひねくれた感覚と、ファンクネスのグルーヴのミニマルサウンドで信頼できるMIKE SHANNONがA-SIDE。ねっとりとねじれた世界が、MIKE SHANNONらしく、最高であります。テクノ・セクシャリティ。ねっとり、じとーっとファンクネスです。そしてあえてアフリアンと呼びたい変則なリズム/グルーヴ感覚と、ガヤの音とシンセでユニークな空間性を産み出しています。B-SIDEはポリッシュシーンのパイオニアJACEK SIENKIEWICZのリミックス。 (サイトウ)
フランス西部、大西洋への玄関口・ナントに住む、〈THE UNTOLD SERIES〉のコンピにも参加していた、仏ミニマルの次世代・JONAS SELLAがヴァイナル・ソロデヴュー!最近ではあまり少なくなった印象のマイクロ〜ジャジー・テクノなスタイルでクリッキーなヴォイスチョップから変わった歌ものへと移行するお洒落なスウィング・ミニマルなオリジナル”Babineroll”(sample1)を、しっかり芯の座ったビートで跳ね躍らせるPIT SPECTORによるリミックスのA2(sample2)から、奇才・ARKのここ最近のシネマティックな緊迫感を漂わすビッグルームにも対応するいぶし銀のリミックスからのB1”Babineroll (Jonark Remix By Ark)”(sample3)もかなりいい感じ。オススメです!
〈Neostrictly〉からデヴューしたINNER a.k.a INNERLIことCRISTIAN GHIBANによる第1弾でスタートを切ったルーマニアの若いレーベル〈POLEN〉。DBH配給、スイスの〈RORA〉からのコンピレーションにSEPP、CALLYらと並んで参加していた、若干20才前半のプロデューサーDAVEのソロ・タイトルデヴューとなる第2弾シングル!ハイトーンなクリスタル・フィードバックが現れては消えてゆく、ファンキーなブレイクビーツ・ハウスのオリジナル(sample1)は、ゆるいベースラインも手伝って幅広くプレイされそうな仕上がり。そして、ルーマニアン・ハウスシーンの前線で活躍してきたベテラン、PRASLEAとRARESHのデュオ名義、PRASLESHがBサイドにリミックス(sample2)を提供。こちらも手数多めなドラム打ちのファンキー・ルーマニアン、細部に散りばめられた生物が発するみたいなめくるめく電子音がスプラッシュする、やはりハイセンスな仕上がり。レコメンド!
ロンドンとシドニーの中堅プロデューサー3人が共同発起したディープ・エレクトロニカ/テクノ・レーベル〈CATCH〉が始動!フランス出身でロンドンを拠点に活動、〈31337〉〈Organic-Music〉〈Little Helpers〉からリースを残してきたAULERIAN RIVIEREのソロプロジェクト、DOUBTING THOMASをピックアップした第一弾リリース!まずA面、様々な打音が飛び交い疾走、途中アルトサックスの音色にテンションが緩和される”Bite The Ballet”(sample1)が素晴らしい。また、ディープなボトムにキラキラしたウワ音と擬音のようなグリッヂ音で淡々グルーヴをキープしていく”La Metamorphose”(sample2)もこれまたイイ感じです!
共に〈Fear of Flying〉のデジタル・カタログに名を残してきた2人の逸材、ロンドンのARCHIE HAMILTONと、コスタ・リカ出身ベルリン在住、かつてKABUTO&KOJIという名義のミステリックなリリースも残しているPATRICE MEINERのコラヴォレーションが登場。独自の間合いを残し、転がるようなベースラインと電子音がダビーに揺らぐクリッキーなハウス”Antithesis”(sample1)を、〈Supplement Facts〉からのファニーなトラックが好評のULTRASONEの片割れ、IGOR VINCENTEがキックを強調し音域をキープしたハマり度&熱気高めにリミックス(sample2)!そしてサイドBでは、妙なハーモニーが沼へと誘うオリジナルトラック”Comatose ComModity”を、ルーマニアの北部ボトシャニ出身、〈Body Parts〉からもリリースしているデュオ、VLAD&ROBERTによるDUBSONSが、溶けるような中域アシッドを注入したブレイクビーツ・ハウスなリミックス(sample3)を披露!多様なテンションがT.P.Oに使いやすいナイスな1枚。
ベルリンを拠点に活躍しているアルゼンチン人2人組ユニットTANGO CLASHの作品がヒットしていた、スイスはチューリッヒの〈Nice Try Records〉から、MRZことMORITZ WETTSTEINのシングル盤がお目見え!ファジーに歪んだような揺らめくウワ音がクセになるA1”Feather Factory”もいいですが、オススメは絶妙なヴォイス・チョップと生っぽいベースラインが機械仕掛けで進行していき、やがてジャジーなオルガンが踊るA2の”Dust Fiction”(sample2)!〈Circus Campany〉あたりが好きな人はツボでしょう。反対面には、この手の芸風の先輩、フレンチの奇才ARKによる、Aサイドのオリジナル2トラックのネーミングをマッシュ・アップした” Feather Fiction”(sample3)をリミックス!細かな手数で狂ったサウンドコラージュで飽きさせない、またしても個性的なスウィンギン・テックハウスへと変貌させております。
モスクワの盟友、EASY CHANGES主宰レーベル〈NERV MUSIC〉のポッドキャストが、実験エレクトロニカからロシア古曲までを紡いで衝撃だったANDREY ZOTS。自身もリリース済みの〈NOT SO SECRET DIARY〉を主宰するハンガリーの才人、COLD FISHことLAURINE FROSTとのコラヴォレーション・シングル!アコースティックな響きの研ぎ澄まされたサンプリングで、独特のグルーブを生み、ハーフ・ビートダウンと四つ打ちシャッフルを行ったり来たりする骨抜きなA面Session 1 (We Know How To Swing Take) は、生々しい器楽音が真っ向から迫る至極の洗礼。それに比べB面は、もう少しはミニマルでしなやかにウネるグルーブ感が力強いSession 2 (We Used To Play It Loud Take)!未知な感触でのディープハウスを模索している人にはうってつけではないでしょうか?
ミステリアスなシンセにダビーなベースライン、シャキっと走らせたリズムと相まって淡々とまどろむような無表情なダビー・ミニマル、そしてズンドコ変形シャッフル・ビートでつんのめるジャジースウィングに、不穏な管楽器やエンジンのマフラー音が絡まる、怪し気な辺境テクノ。いいアクセントになりそう!
ION LUDWIGの「Tc / Tr EP 」がロングヒット中のレーベル〈EKLO〉.同じくパリのゆるキャラのイラストジャケットで有名なMASOMENOSとも仲の良いVADIM SVOBODAのセカンド・シングルが〈EKLO〉からリリース!なんと、コンピューターは一切使用せず、アナログのマシーンのみで制作されたモダン・マイクロ・グルーヴな3trks!淡く軽妙に弾み刻まれるパーツで構築されたユーモラスでファンキーな仕上がりで、〈PERLON〉ファンにも推薦のミニマル・ハウス!
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ミニマルハウス、ベテラン、トップアーチストたちによる流石のトラックス。アブストラクトな電子音やサンプルが飛びかい、ベースがグルーヴするマイクロハウスなオリジナル、 Perlon 創設者の一人でもあった奇才ベテランMarkus Nikolai、ルーマニア[a:rpia:r]、Rhadooは14分強のディープミックス。 (サイトウ)