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Olive Oil
ISLAND BAL
Black Smoker
- Cat No.: BSWT0028
- 2015-12-03
POPY OILによる豪華観音開きジャケット(ジャケット内側のオリーブくんの写真が渋すぎます)に加え、ステッカーも付いた超マストな1枚!!!! 名作アルバム「Spring Break」からのファーストカット!そのアルバムには未収録のA3「Made in MEXICO」(ってやっぱりテキーラ?)、はじめ、アナログ派OLIVE OILフリークは必須の内容!世界中で簡素化が進む12インチ・フォーマットですが、これは気合のアートワーク&体裁。POPYくんの才気爆発のカッコよさ!!!
同レーベルから2008年リリースされた前作 "KOGASPECIAL" が、発売から即廃盤となった福岡のビートメイカー「OLIVE OIL」が、BLACK SMOKERミックスシリーズに再び登場した。本作の内容を少し解説すると、日本語ラップのアカペラを多数使用し、粘りのある張り付くようなオリーブオイ ルのオリジナルトラック上にブレンドさせ、次々とミックスさせている。さらには、まだ未発表と思われるラップのアカペラも使用されており、聞き応え充分の 申し分無い出来映えとなっている。オリーブオイルと言えば、B.I.G.JOE、K-BOMB、FREEZ、その他貴重なアカペラ音源を複数所有している 数少ない1人であり、日本中どこを探しても、そんな贅沢すぎるヒップホップ・ビートメイカーは他にいないであろう。本作に収録されている未発表音源の一つ に、K-BOMBのラップがある。昨年からOLIVE OILとK-BOMBは、お互いのスケジュールの合間を見ては、積極的にスタジオへ入り新しい楽曲を録り続けている。既に録り終えたいくつかの楽曲も、本 作には収録されいる。僕もスタジオには出来る限り同行するようにはしているのだが、録音のほとんどが最も深い夜に行われているので、一度も録音時間には同 席できていない。さらに録音された音源は、インナーサイエンスによりミックスダウンされるのだが、そこから僕の耳に届いた曲も、まだ1曲も無いのである。 しかし録音は着々と進んでいるようだ。何より、本作に収録されいる音源こそが、その証明ともなっている。神長 健二郎 (Wenod Records)※インフォメーションより転載
2009年に世界デビュー作としてリリースされた3rdアルバム「Space In Space」からEPカット第2弾。カラフルな上ネタと絶妙なズレで打たれるビートで壮大な世界観を表現した全7曲。最近でいうとTOKiMONSTAやTEEBSらに通ずるようなサウンド。世界レベルな彼の才能を再確認させられる素晴らしい作品です。ストック整理中に在庫発見しました。 (土橋)
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何百と言われているオリーヴ・オイルのビート・ポッドから、ラッパーが好きなビートを選んでマイクスタンドの前に立つ。様々なビートを聞いてインスピレーションを沸かせることが出来るというのは、ラッパーにとってこれほど幸せなことはない。そして、声が録音されたデータがオリーヴ・オイルの手元に戻ってくることは、彼が取材で良く言われている「楽しい」作業の始まりの合図である。kojoe、ritto、5lack等の最近の彼が手掛けた作品を聞けば一聴瞭然であるが、オリーヴ・オイルは届けられたラッパーのリリックを徹底的に分析していく。いくつものレイヤーを重ねエディットを繰り返し、ラッパーの感情を100%引き出し、ミックスダウンされた時にはラッパーの魅力を芸術的なパフォーマンスで演出するのである。オリーヴ・オイルの芸術性だけに言えることでは無く、全てのクリエイターにも言えることであるが、特に芸術性の高い作品に出会った時というのは、その作品の内側から溢れるパワーが汲み取れた時である。現代のクリエイターにとっては誰かに認められようだとか、沢山のオーディエンスに称賛を受けることが一番の目的ではなく、自分の限界の先にある己に勝つことが一番の達成感であり芸術性の高さに繋がっていくものだと僕は思う。そして言わずともオリーヴ・オイルのセルフビートアルバムとなれば、ラップ・プロジェクトの時のように裏方でいる必要は無く、自身の感情を剥き出しにするまでである。本作品では様々なラッパーが参加しているし、セルフビートも収録されている。ヘッドフォーンから流れる、南国のスパイスが振り掛けられた音楽は、今回もまた私たちの生活に染み付いて何気なく彩ってくれるはずだ。(wenod records 神長健二郎)