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Sam Gendel & Sam Wilkes
Music For Saxophone & Bass Guitar
Leaving Records
- Cat No.: LR142
- 2024-03-18
思い切っていうと2020年代の音色のある部分を引っ張る存在になりそうな予感さえする、SAM GENDEL以降のL.Aの自由な風とIASOSからカルロス・ニーニョへの西海岸ヒッピー〜ニューエイジの系譜も感じます。かと言ってセンスだけで引っ張るわけでもなく、ビヨンセやフランク・オーシャンなどの今のアメリカ音楽の真ん中ともリンクする経歴から裏打ちされた新しきピアノ・ミュージック。ポストクラシカル、アンビエント、ニューエイジといった2000年代からのキーワードor言葉にできない感覚を更新しうる、新たな静かなる音楽だと思います。"今作は正しいことと間違っていること、勝ったことと負けたことなどの間にある空間を見つけようとしています"とのJohn Carroll Kirby本人談。DX7という安いシンセでも録音されたとのこと。安いマイクで拾うノイズも今作の一部だとも言ってますが、コンテンポラリーなジャズやブラジル音楽のピアノ作品と聴き比べてのダンス耳に対応する親しみやすさはその辺からとも。既にロングセラーの"MY GARDEN"と同時期ながらようやくのヴァイナル化。ダンスミュージック好きにこそ聴いてみてください。内省的でもあり、ファンタージーでもある名曲揃いすぎる。ずっと聴けます。美し。 (Shhhhh)
Track List
L.A拠点のフィメールアーティストOlive Ardizoniによるプロジェクト、GREEN-HOUSE。
ASA TONEやサム・ゲンデルといい最近のLEAVING RECORDSにハズレなし。 ヤソスやカルロス・ニーニョら西海岸ニューエイジ脈でもある、紛うこと無きチルアウト・ミュージックなんですが、質感的に日本の環境音楽や電子音にも近い箱庭感や妖精感もありつつのzzz…。極上。アナログシンセがまるで葉脈を流れる水の音のように鳴り響き、塗されたフィールドrecの音色で作家の描く庭園に誘われます。長く長く聴ける問い合わせも多かった本作。ようやく入荷。。 (Shhhhh)
同じく〈APRON〉にサインするMOLINAROやL.AローカルのASHTREJINKINSらと共に、LO-FIハウス以後を独自の路線で突き進む〈NCA〉から。BLACK VOID SMITHは三作目、今作がシリーズファイナルとしてローンチされたミックステープが到着!リミテッド。 (Akie)
SOLANGEやFrank Oceanのキーボーディストかつ、STONES THROWからは不思議で素敵な環境音楽風ピアノ・アルバムを出したJOHN CARROLL KIRBY。こちらはヤソスからカルロス・ニーニョらアメリカ西海岸のもはや伝統すら感じる系譜のド・ニューエイジなシンセサイザー音楽。初回入荷はアップ前にsoldout。もちろん最高過ぎる。効き目バッチリです。カセットのみ。 (Shhhhh)
NOSAJ THINGの新作10inchが注目のレーベルINNOVATIVE LEISUREよりリリース。先日NEWTONEでも人気だったPLVS VLTRAことTOKO YASUDAの脱退後のBRONDE REDHEADのボーカルを務めるKAZU MAKINOが参加。消え去りそうな儚いウィスパーヴォイスがドリーミーにグリッチ・エレクトロニクスに溶けていく美しいさま。内省的なエモーショナルを持ったメロディアスなクロスオーヴァートラックに仕上がっています。 (住友)
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L.Aの異才2人名義による傑作。最初はカセットのみでリリース。ついに今年レコードプレスされた!と思ったらBandcampのみで即soldoutで泣く泣く諦めてた名盤がついに到着です。未来型箱庭アンビエント・ジャズ?だが底にはLAの確かな流れも感じます。最新作ではコンピューターに歌わせたり、そもそも特徴的な不思議な音色のサックスやギターも打ち込みなんだか生演奏なんだか不明ですが、この不思議なバランスも全て計算された天才的なスタジオワーク。ゲンデルは最近ライクーダーのツアーにも参加しているって話も面白い。祈りのような名曲、BOA(sample1)、GREETINGS TO IDRIS(sample2)他素晴らしい。Matthewdavidのマスタリング。一家に一枚、是非。 (Shhhhh)