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Quasimoto
The Unseen
Stones Throw
- Cat No.: STH2025
- 2024-07-10
ケンドリック・ラマ―’14年の大傑作「To Pimp a Butterfly」への参加や、同時期には天才・ANDERSON .PAAKとのデュオ・NxWORRIESの片割れとしても知られるカリフォルニアのビートメイカー・KNXことKNXWLEDGE。bandcampで楽曲を大量に発表していたころと変わらないクリエイティヴさと未知なるビートの探求は衰え知らず、NxWORRIESとしてのクレジットもあり、シークレットでANDERSON PAAK.が歌っているというトラックもあるという今作、いつものように全22曲というビートワークをパッケージした純度の高いサンプリング技能や現代ヒップホップのHQなトラックが満載。ラストも、LAのフレッシュなシンガー、DURAND BERNARRとROSE GOLDをフィーチャーした「Mindin My Business」もお楽しみ。KNXWLEDGE諸作の中でもR&Bサンプリングが際立つメロディアスな名作。大推薦です!
90年代半ばにデ・ラ・ソウルを聴きながら音楽を作り始めたという彼のビートメイクは、現在でも作曲の一番最初のプロセスとのこと。心地よい90〜00年当時のネオ・ソウルのムードが全編に渡り通底しており、Erykah BaduやAmel Larrieux,The Rootsがお好きな方はたまらないかと思われます!リラックスタイムにおすすめです〜 (AYAM)
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2021年、この2人はイビサ島に滞在。島に唯一一台あるフェンダー・ローズを借りて設置し、シエスタと呼ばれるビーチ沿いの仮住まいにて、ファラオ・サンダースの"Greeting to Saud"を繰り返し聴いていたという映画のようなエピソードが背景。なるほどそれを知ったからか、情感としてはL.Aの都会のドライさより、イビサ島のヒッピー/快楽の儚さ&淡さ&幻感がサウンドにも反映されている気がします。かといってバレアリック風味でなく、フランク・オーシャンやソランジュまでも手がける幅の広さ、John Carroll Kirbyの手による統率されたプロデュース。
"白い"あくまで"白い"、アダルト・オリエンティッド、ブルーアイドなんてブレーズがしっくりきますね。前作である大名作の、Pleasure, Joy And Happinessもリピートできましたが今作も安心の出来。Stones Throwというのもいいですね。レーベルの円熟、LAサウンドの成熟と共に今作周辺の物語、佇まい皆洒落てます。 (Shhhhh)
今回も得意の温かいテープ味のあるサウンドと、サンプルのコラージュが可愛らしいビート盛りだくさん。コラボレーターのチョイスも抜群で、アーバンでクリスタル、スムースなR&B最注目アーティストDevin Morrison「Hoursafter Interlude」(sample_1)、ブルックリンのSSW、Anna Wise「Particular Flowr」(sample_2) 、ネオソウルからラップまで幅広い表現が魅力のLAのアーティストLiv.e「(my)PLEASURE」「Playinthesegames」(sample_3)が参加と、新鋭アーティストもつまみ食いできてしまううれしいビート集。おすすめです (AYAM)
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ソロ活動やBruno MarsとのプロジェクトSilk Sonicでの活躍など、スターダムを駆け上るAnderson.Paak。そして現シーン最高峰のビート職人として目の離せない Knxwledge。Youtubeなどでリリース予定があるのかないのか不明な様々なジャンルのビートを大量に発表し続けている活動も面白いので、是非チェックしてみてください。前作であるデビュー・アルバム『Yes Lawd!』のリリースから約8年。メロディやビートを進化させた先にはR&Bが待っていた、、といった印象です。ThundercatやSnoop Dogg、H.E.R といったスターを迎えたトラックや、Knxwledgeらしいスモーキーなループものも勿論良いのですが、先行シングルでもあった「Daydreaming」(sample_1)や「Battlefield」(sample_2)、Earl Sweatshirt と Rae Khalil をフィーチャーした「WalkOnBy」(sample_3)あたりの沁みるコードやリフ、サンプル使いのR&Bトラックがグッときてしまいます。長く聴いていただけること間違いなしです。おすすめ (AYAM)
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A面"Sailing"は、最新アルバム"Young Hearts"以降にリリースされた最新シングル曲で、Christopher CrossのAORクラシック曲のカバー。デジタル配信やミュージックビデオでも評価の高いトラック。B面は、2018年にリリースされたDrake"Passionfruit"をカヴァー。こちらは初アナログ化!デジタル配信では1500万回の再生、ミュージックビデオも350万回の再生を持つBenny Singsのカタログの中で最も人気の1曲。限定プレスです、お見逃しなく!! (AYAM)
おすすめは、ダブルサイダーとなるB面の「Somethin’ Somethin'」。現状アナログでしかリリースされておらず、ギターとコズミックなサウンドがいい湯加減の極楽ミッドナンバー。あえての(sample_1)にさせていただきます。おすすめです (AYAM)
本作をリリースした誕生日(2006年2月7日)の3日後に惜しくも他界。RAYMOND SCOTTから定番ソウルまで、ネタ選びの素晴らしさはもちろん、その素材の天才的な組み方、魔術師と例えられる独特のビート・プログラミング、音色、どこをとっても他と逸脱する素晴らしい内容。2006年発表から数年は影響を隠せないDJ、ビートメイカーが続出し、もうすぐ20年が経つ今また、新しい世代をも魅了するクラシックとなっています。ジャンルを跨いでのトリビュート作や未発表音源が出まくったりと、ヒップホップの枠を軽く飛び越え、様々な音楽に影響を与え続けている名盤中の名盤。 (AYAM)
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世界中から脚光を浴たUMMAH、Soulquariansを経て、「Welcome 2 Detroit」で圧倒的な才能と存在感を示し、キャリアのピークを迎えていた2003年。活動拠点をL.A.と移し、それまでの洗練されたトラックから一転、タイトル通りのラフに組まれたスモーキーなビートを全面に押し出し、リリースされた傑作「Ruff Draft」のインストがめでたく装い新たにリプレス!02年に結成したJAYLIBとしての活動で少なからずMADLIBからの影響もあったと思われるビート・メイキングは今思えば、名作「Donuts」への架け橋的な1枚にもなっていたかのように感じます。サンプリング・ネタのチョイス、煙たい音の処理、ビートの組み立て、間。ラフに組まれたとは言え、そのどれもが圧倒的に抜き出た才能とセンスを感じる素晴らしいプロダクション。今聞いてもめちゃくちゃ格好いいし、新鮮。彼が偉大なビートメイカーだった事を再確認させられる1枚です。
Solangeの諸作やFrank Oceanの名曲"DHL"のキーボードを弾いてるってことで今ヒップホップのハイセンスなメジャーシーンにいながらこういう作品を作ってしまう異才。カセットテープでリリースのモロ西海岸ニューエイジ風な"Meditations in Music"(素晴らしい)も秒殺でしたが、今作も完全自身によるプロデュースです。
コード感はどことなく日本の環境音楽系を意識しているのか?我々には不思議な懐かしさというか、坂本龍一や任天堂ってワードが浮かびました。Sam GendelやSam Wilkesの動きともシンクロするLAのまた違った自由さ。いま一番リピートしてます、タイトルのMy Garden(sample 1)、Blueberry Beads(sample 2)など名曲揃い。 (Shhhhh)
古びたポストカードの写真、、アカプルコ、、メデジン、、ティファナ、、??どうやら彼のルーツでありサルサの源流であるプエルトリコの古き情景を描いたようです。夢見心地かと思いきや時に強烈なイリュージョン。ラテン黄金期の映画の世界みたいな音像。大好きFRANKIE REYES。って彼の正体はJ Dillaとも交流ありKelelaもプロデュースしたり西海岸ニューエイジのオリジネーターSteve RoachともコラボするGifted & Blessedの変名でした。Peanut Butter Wolfと意気投合して名盤である前作"Boleros Valses y Mas"を作るに至り、今作という訳です。個人的にはクンビア/サルサの総本山であるコロンビアのDISCOS FUENTESという伝説的レーベルがあったんですが、その社長であるトーニョ・フエンテスが趣味で作ったアルバム諸作(乞再発)を思い出す。聴きように拠ってはサイケすぎてラテン音楽の評価の主流から外れたがサボール(味)と夢とファンタジーが溢れる隠れた瀟洒なアルバム。今作もそんな1枚となっております。DJ諸氏は是非酒場で。最高。 (Shhhhh)
2019年のカセットオンリーの「Bridges」同年の「Superbloom」に続く、Kieferの3部作の最終作。「私と私の友人が、豪華なイベントで演奏を依頼された際にBGMとして演奏していたジャムから生まれました。私はコードチェンジをして、その夜は素晴らしい時間を過ごしました。その後、そのコードの上に新しいアイデアをたくさん加えて、この曲ができました。この曲が呼び起こすであろう感覚は、私にとっての "感謝の気持ち "です。」という"Friends"、「2018年に録音したアイデアから生まれましたが、2020年に具体化しました。この曲を聴いていると、まるでファッキン・スーパーヒーローになったような気分になります。ピアノの音色は私のマントで、風になびくのが聞こえてきそうです。」という「Superhero」、ショートな曲も交えながら8曲。ラストはTheo Croker をフィチャリングしたROY AYERSの「Everybody Love The Sunshine」のカバーも。45回転のMLP。ブラックバイナル。じっくり素晴らしい。フルアルバムとなる「When There's Love Around 2LP、限定盤とブラックバイナルも在庫確保できてます。 (サイトウ)
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今年5月の初来日ツアーでも大きな話題を呼んだ、LA出身のプロデューサー/ピアニストJOHN CARROLL KIRBYによる〈STONES THROW〉からの通算 5作目のアルバムとなる今作。カナダ出身のアーティスト、ユー・スー(Yu Su)を制作パートナーに迎えて制作され、これまでのアルバムに比べエレクトロニックな要素と哀愁がより表現されており、B2「Ghost In A Mist」なんてちょっと泣いてしまうかも。これまでのジャズやニューエイジな作風から一変、今回のテーマが “intuitive dance 直感的なダンス” とのことで、確かに四拍子やスウィングなどどの曲もリズムキープされており、心地よく揺れに導かれる全9曲。先行シングルA1「Dawn of New Day」では、アンビエント音楽のパイオニアLARAAJI(めちゃ笑顔)をフィーチャーしたMVも必見。トラックリストからもご試聴ください。大推薦 (AYAM)
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Anderson .Paakのアルバム『Ventura』のプロデュースで最優秀R&Bアルバムのグラミー賞を受賞、Carrtoons や Theo CrokerといったLAのジャズや即興音楽のコミュニティの活性、同じくジャズとビート・シーンの架け橋的アーティストTerrace Martinとの共演など、目覚ましい活躍を見せるKiefer。ジャズ/演奏のアプローチがメインであった前回の三部作から、鍵盤を弾きながらビートを作るという原点に立ち返った本作。深いディレイが滴るドラムブレイクや、コズミックなシンセ使いはキーファー作の中では非常に新鮮な「Doomed」(sample_1)や、左右にパンする電子音とピアノ音の断片による、耳のマッサージの様な癒しの「Forgetting U」、ラスト「I Mean That」(sample_3)はKeith Jarrettばりに解き放たれた様に歌っています。これまであまり見せなかった一面があり、何かが吹っ切れた感が良い。ジャズに縛られない自由な鍵盤プレイが聴ける一枚。 (AYAM)
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ブラジル・サンパウロでName The Bandというパンクバンドで成功を収め、現在はL.A.を拠点に活動をしているシンガーソングライターGabriel Da Rosa。自国を離れて、改めて自身のルーツの音楽の素晴らしさを再確認したという彼が、ジョアン・ジルベルトやアントニオ・カルロス・ジョビンやカエターノたち先人にインスピレーションを受けたような素晴らしい曲をアウトプット。いいギタープレイと、エデゥアルド・マテオにもつうじる人懐っこい歌。加えて、アレンジ、ミックスワークで曲に奥行きとイマジネーションの広がりを加えた魅惑のサウンド。推薦盤。 (サイトウ)
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オリジナルは知られざる仏バンドSyntaxeが81年に唯一残したシングル「L'Anthropofemme」をカヴァーした(sample_1)は、Tyler The Creatorとの交流をきっかけに生まれたというドラマもある一曲。Jeff Lorber Fusionの「The Rain Dance」インスパイアなリフがぐっときます。The Beatlesの「Tomorrow Never Knows」、Stevie Wonderの「Contusion」、Donald Fagenの「IGY」(sample_2)、Ohio Playersの「Sweet Sticky Thing」(sample_3)「Together」、Shuggie Otis「Pling」など11曲のカバー曲が収録。〈Stones Throw〉主宰のPeanut Butter Wolf aka Chris Manakらが作品に参加し、自身も数曲で歌声を披露。 (AYAM)
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ケンドリック・ラマ―’14年の大傑作「To Pimp a Butterfly」への参加や、同時期には天才・ANDERSON .PAAKとのデュオ・NxWORRIESの片割れとしても知られるカリフォルニアのビートメイカー・KNXことKNXWLEDGE。bandcampで楽曲を大量に発表していたころと変わらないクリエイティヴさと未知なるビートの探求は衰え知らず、NxWORRIESとしてのクレジットもあり、シークレットでANDERSON PAAK.が歌っているというトラックもあるという今作、いつものように全22曲というビートワークをパッケージした純度の高いサンプリング技能や現代ヒップホップのHQなトラックが満載。ラストも、LAのフレッシュなシンガー、DURAND BERNARRとROSE GOLDをフィーチャーした「Mindin My Business」もお楽しみ。KNXWLEDGE諸作の中でもR&Bサンプリングが際立つメロディアスな名作。大推薦です!
ラテン・スタンダードやオリジナルをヴィンテージ・キーボードで演奏し、プエルトリコの伝統を探求した素晴らしい作品「Originalitos」の Frankie Reyes 名義が最近では知名度がありそうな Gifted & Blessed。振り返るとキャリアは長く、Low End TheoryなどLAビートシーン黎明期メンバーであったり、Kelela、Ras G、Steve Arringtonなどのアーティストのプロデュース/共演などをしていたり。アンダーグラウンドのエレクトロニック/ダンス・ミュージックシーンでは、GB、Julian Abelar、The Abstract Eye、The Reflektor といった様々な名義で〈Eglo〉や〈All City〉などからも作品をリリースしています。今回は、その長年にわたる様々なスタイル/名義での音楽制作をひとつに集約させたかのような、温かく催眠的なエレクトロニック/ダウンテンポ作品に辿り着いています。セミモジュラー・シンセサイザー、数種類のエフェクト・プロセッサー、2台のアナログ・ドラムマシンという厳選されたセットで制作されているとのこと。程よくビートも効いている、リスニングにもプレイにも機能する流石な10曲。トラックリストからもどうぞ。 (AYAM)
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MADLIBがシャイ故のヘリウム吸引系虫声ラップ。ディガーでもある彼のコレクションからサンプルされたロウファイで煙たい揺れのあるビート。ジェームスブラウンのブレイク、レアな70sソウルグループThe Roe-O-Tationのコーラスフレーズが強烈な「Rappcats Pt. 3」(sample_1)や,The Spinners「I Found Love」の最高に沁みるフレーズをループさせ、M.E.D.を迎えた「The Exclusive」(sample_2)など、入手困難な音源からポピュラーなソウル、チリノイズからスクラッチまで、未だ誰も同じ調理をしてもこの味にはならない、代わりの効かないユニークなトラック群。1st『The Unseen』に並ぶ超名盤。 (AYAM)
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2000年にリリースされたMADLIBのオルター・エゴ、QUASIMOTOの1stアルバム。ヘリウムを吸ったような虫声ラップ、MADLIB印のロウファイで煙たい揺れのあるビート。どれも衝撃的だった問題作。クラシック「Microphone Mathematics」、「Low Class Conspiracy」、「Come On Feet」、「Jazz Cats Pt.1」は本アルバムに収録。その他も主にジャズをサンプリングしたドープでユニークな楽曲がずらり。STONES THROW15年の歴史の中でも重要な1枚である事間違いなしです。