- LP
AshTreJinkins
IT’S TRASH NOW
LEAVING RECORDS
- Cat No.:
- 2024-04-23
素晴らしき長編2作品。"Transubstance"(sample1)は100年前のハーモニウム / パンプ・オルガンのソロ作品。"Vík / Wyoming"(sample2) は、元から作曲していたオーケストラの楽曲に、アイスランド南岸の人里離れた村、ヴィーク・イ・ミルダールと、ワイオミング州のなだらかな丘陵地帯でそれぞれ録られたフィールド・レコーディングをコラージュしたもの。 (Shhhhh)
何気に最高、、、エレクトリック・ピアノのコズミックな調べと残響のみという、ありそうでなかったアイデア。ロニー・リストン・スミス今に君臨?永遠に浸っていたい、、適度なローファイ具合も絶妙。永遠ループ中。Georgia Anne Muldrowのtinydeskにも鍵盤で参加してますね。 (Shhhhh)
アルバム収録の9曲はそれぞれ、ラーガ・バゲシュリ(ラーガとはインド古典音楽特有の旋律)にインスパイア。Bageshriは、「最愛の人との再会を待つ気持ちを伝える」と言われているが、今作ではそれを超越してその最愛の人ではなく、タイトルにあるDelight(喜び)そのものに当てはめた。インド的イディオム/観念、インド古典音楽の旋律 / ラーガをそのままモジュラーシンセに当てはめるという全く聞いたことがない試み。いわゆる白人から見たインド的スピリチュアルを逆手にとり全く新しいものを提案した?というか、90`s的なエスノ・アンビエント的なものからもかけ離れて超越してますが、でも現在進行形感はある非常にLEAVING RECORDSらしい一枚。かと言ってチルアウトとかアンビエントとか英語圏のカルチャーでは括れない、なんだかものすごいです。個人的にはボアダムス思い出しました。
奥に潜む意味はジェイン自身の説明によれば、今作は空虚との闘い、未知への旅を記録したものとのこと。 (Shhhhh)
Track List
やはり圧倒的と言わざるをえない、時代を牽引というか西海岸ヒッピーカルチャーから今の流れを全て総括するかのようなカルロス・ニーニョの圧倒的お仕事。今作は、個人的にも昨年ベストの一枚だった、André 3000による『New Blue Sun』のバックバンド的なメンツの3人。メジャーヒップホップアーティストがあのニューエイジ・アルバムを出すのはブラック・スピリチュアリズムの進行形だったわけで、そのフィクサーとしてやはりカルロス・ニーニョだったという。
スーリヤ・ボトファシーナはアリス・コルトレーンが弾くピアノとシンセを聴いて育ったというキーボード奏者(!)。ネイト・メルセローもカルロスお抱えながらメジャーも行き来する西海岸の異才で、演奏しながらバンドの音をライブでサンプリング、たとえば30秒前のカルロスのパーカッションの音を新しいキーとテンポで演奏したり、スーリヤのキーボードのパッドを素早くスライスしてサブ周波数にピッチダウンなど、サウンドの中のサウンドの瞬間を再構築。この3人が揃ったのはTurn On The Sunlightのジェシー・ピーターソンとミア・ドイ・トッドのカリフォルニア州グレンデールのホーム・レコーディング・スタジオとのことで、西海岸/leavingコミュニティの濃さが伺えます。ジャズやアンビエントとかをこえた自然現象のような一枚。すごいです。 (Shhhhh)
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SAM GENDELとのコラヴォレーション, LOUIS COLEやKNOWER BANDへ参加してきたL.A.ニュージャズ/ファンクシーンのベーシストSAM WILKESがLEAVING RECORDSからソロ名義でアルバムリリース。SAM GENDEL,LOUIS COLE(BRAINFEEDER)も参加しています。 (サイトウ)
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狂った時代にハイクオリティな今サウンドを届けてくれる西海岸LAサウンドの奇跡の逸材。どこをとってもゲンデルとわかってしまう独特の音。"Sustain"(sample1)他、名曲揃いの今年を代表する一枚。マスタリングはレーベルオーナーLEAVING RECORDSのMatthewdavid。Carlos Niño、Jamire Williams 参加。 (Shhhhh)
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今作はブラジリアン・ギターの今解釈 & 残響アヤワスカな作風から飛躍し、ニューエイジ・フュージョンとも言うべき音色も入りながら既視感どおりに響かないのはやはり底にブラジル経由のリズムが流れているからでしょうか。曲タイトルにもあるオーロラと、もちろんアヤワスカも入り混じる錯覚と白夢中、瞑想と点描4次元ジャズ/フュージョン。そしてファビアーノが旅してきた地域の土着/フォルクローレから、彼の思春期に過ごしたラテンアメリカの森の音。ブラジル出身のギタリストでDaniel Santiagoが参加。 (Shhhhh)
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ロサンゼルス拠点のノンバイナリー・アーティスト、Olive Ardizoniのプロジェクト、Green-Houseの2020年にリリースしたファーストEP『Six Songs for Invisible Gardens』がボーナス・トラックを加えて世界初CD化!
ここ日本でもライターやミュージシャンなど多数の方々の年間ベストに選出され、アンビエント〜チルアウト名作として名高い作品。
2020年にリリースされたアンビエント/ニューエイジ作品の中でも随一の評価を獲得したGreen-HouseのデビューEP『Six Songs for Invisible Gardens』にボーナス・トラックを追加して初CD化(ヴァイナルは即完し現在は廃盤)。
Matthewdavid主宰の名門、Leaving Recordsから発表された本作は「植物とその世話をする人々の相互のコミュニケーション」をコンセプトとしてサウンド・デザインされており、シンセの反復レイヤーを基軸にしつつ、鳥の鳴き声や水の音などの牧歌的なフィールド・レコーディングを織り交ぜながら、煌めきと揺らめきが交錯する、まるで季節の移ろいのように展開するミニマル且つたおやかな世界を構築。
Oliveは本作で意図的な素朴さをもってプロジェクトに取り組み、シンプルさの中に自由を見出すような曲を創造している。ノンバイナリーアーティストとして、パフォーマーとしてもリスナーとしても障壁の少ない空間を作り出しており、人間と植物の生活に寄り添い溶け込み彩りを与えてくれる、温かなエナジーに育まれる作品。
初CD化となる日本盤にはデジタルのみでリリースされた、シンセのリフが幾重にも重なりながら環境音と融合し、目まぐるしく展開しながら心地よいの高揚感を生成していく6分を超える名曲「Chysis」をボーナス・トラックとして追加収録。 (Shhhhh)
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L.Aの異才2人名義による傑作。最初はカセットのみでリリース。ついに今年レコードプレスされた!と思ったらBandcampのみで即soldoutで泣く泣く諦めてた名盤がついに到着です。未来型箱庭アンビエント・ジャズ?だが底にはLAの確かな流れも感じます。最新作ではコンピューターに歌わせたり、そもそも特徴的な不思議な音色のサックスやギターも打ち込みなんだか生演奏なんだか不明ですが、この不思議なバランスも全て計算された天才的なスタジオワーク。ゲンデルは最近ライクーダーのツアーにも参加しているって話も面白い。祈りのような名曲、BOA(sample1)、GREETINGS TO IDRIS(sample2)他素晴らしい。Matthewdavidのマスタリング。一家に一枚、是非。 (Shhhhh)
本作はオレゴン州のコロンビア川の支流にある川べりの小屋で5週間かけてrec。その川の潮の満ち引きが小屋を地平線と川底の間に持ち上げたり引き下げたりする、ゲンデルはそれを有機的なリズムとして本作の底に据えました。その川の音か、フィールドrec音もまばらに入ってきます。パーカッション/ドラムのプロデュースはCraig Weinrib。マスタリングはもちろんこの人、LEAVING RECORDSのマシュー・デイビッド。まさに一発でわかるこのゲンデルの儚く淡いサックスに揺らぐギターから織りなす、黄昏感、擬似/真正サイケデリック、クラフト・ジャズ、、、アンビエント・ジャズと呼ばれ始められているもののほとんどこの人じゃん?って思ってしまうオリジナルと完成度。まだまだ出るでしょう。すごい領域に来てますね。 (Shhhhh)
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マスタリングにはDaddy Kev。なるほど初期Flying Lotusのような温もりあるサイケ浮遊感を引き立てております。ヴァイナル限定トラックはなんと6曲、見開きゲートフォールド仕様です。おすすめ (AYAM)
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ライム病という感染症を患い、5年間孤独な闘病生活を送ったGeorisが、実験的なアンビエント・キーボード作曲に復帰した最初の作品。「Cumuloids」「Sundog」「Soft Yellow Gazers」など、気象学的に特定された雲の名前や表現的なもから付けられた曲名、8mmで撮られたアートワーク、そしてどの曲も淡く美しい。フランツ・リストの弟子にあたるピアニストに師事していた経歴もあり、ソングライティングにクラシカルな部分も見受けられます。どれも素敵なので、トラックリストから是非ご視聴ください。 (AYAM)
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衣擦れ、遠くの会話の断片、床板のきしみ、吐息と鼻息といった生活音や環境音に、楽器や電子音が合流しビルドアップしていく、コラージュDIY感のある温かみと 奇妙な可愛らしさのあるサウンド。「Blank Check」(sample_1)や「Cold」、「Low Resolutions at Santikos」(sample_3)でのハイパーポップを意識した音選びは、ジェンダー、アイデンティティ、知覚、日常をテーマに探求する彼女らしく、今の一部音楽やファッション・シーンのムードをも映し出していて絶妙に鋭い。 (AYAM)
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今作はブラジリアン・ギターの今解釈 & 残響アヤワスカな作風から飛躍し、ニューエイジ・フュージョンとも言うべき音色も入りながら既視感どおりに響かないのはやはり底にブラジル経由のリズムが流れているからでしょうか。曲タイトルにもあるオーロラと、もちろんアヤワスカも入り混じる錯覚と白夢中、瞑想と点描4次元ジャズ/フュージョン。そしてファビアーノが旅してきた地域の土着/フォルクローレから、彼の思春期に過ごしたラテンアメリカの森の音。ブラジル出身のギタリストでDaniel Santiagoが参加。カラー盤が入荷。 (Shhhhh)
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L.Aビートカルチャー〜Leaving Recordsの系譜上の狂ったアンビエント・ビーツ集。LEAVING諸作のヒッピー感が苦手というリスナーもいるかと思うんですが、このAshTreJinkinsの催眠感とストイックさはそれとも違って安易にスピった感じはなく、めちゃくちゃかっこいい。黒さもあります。Ras Gの流れですね。K-BOMBのアンビエントアルバムも思い出しました。 (Shhhhh)