- LP
- Digital
Various
ドイ・インタノンの仕事:イサーン・ポップス名作選
Em Records
- Cat No.: EM1152LP
- 2022-07-25
ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンドは出稼ぎで財を成したという音楽好きイサーン人のステープ・ダーオドゥアンマイさん(実在)が80年代に組織した伝説的な楽団だ。本アルバムは当時ホントーンを手がけ、新開発ラム「ラムペーン」を大爆発させていたドイ・インタノンにプロデュースされ、数百万本を売り上げたというカセットテープ時代のモンスターヒットである。コーシン&カノーンサックによるクリスタルキング〜アリス系の最強チューン「俺たち兄弟、都会を行く」を筆頭に、モーラムのブラザー&シスター4人で現場なダンスホール・モーラムに徹し、イサーン最下層の悲喜こもごもをラムした歌詞は必読だ。また、ワールドミュージック・ファンの注目はなんといってもシリポンが在籍していたことで、彼女の幻のデビュー曲「モーラム娘は愛を待つ」をここに収録!シリポンをはじめ関係者取材をもとにしたおなじみSoi48の解説と全歌詞日本語・英語訳を掲載。堂々世界初CD化。
SOI48とEM RECORDSが手を組んで進めるタイ音楽発掘のプロジェクトの新作は、イサン、モーラムの外すことのできない歌姫アンカナーン・クンチャイの2NDアルバム。語り的要素の強かったダンス音楽モーラムに、ルクトゥンの歌謡スタイルの歌を取り入れた最初のシンガーのひとりで、現在のDJのなかで再評価高まるキラーな曲を数曲収録した一枚。イサーンの田舎ながらのルーディーさと俗っぽさ、逆に雅さ、スピリチュアリズムもある歌謡、バックの演奏も注目で、ジャマイカのレゲエにもつうじるミニマルなベースの反復とリズム、ダンス・グルーヴ感覚、アジア圏の演歌、演劇的ダンス音楽。いとおかし、奥深き世界。詳しい内容は、SOI48の二人による熱のこもった解説があり、対訳の歌詞もついたライナーノーツも、EMレコ頭の下がる仕事です。僕はゴールデン・トライアングル・サイケだと思っています。 (サイトウ)
EM RECORDSのタイ音源発掘第2弾!SHADOW MUSICに続いては東北部イサーン地方の民族歌謡モーラム。弦楽器ソウを操るトンファド・ファイテッドに焦点を当てたコンピレーション!JAH WOBBLE / BILL LASWELLも取り上げ、SUBLIME FREQUENCIESの連中も音源をリリースし、PARADICE BANKOKのマフト・サイとクリス・メニストも「タイファンクから徐々に興味の対象は、モーラムに移っていった」と語るように、タイ音楽の神髄ともいえるディープサイド。
このアルバムにもゲスト参加しているスパープ・ダオドゥアンデンとホントーン・ダオウドォンという二人の女性モーラム歌手の音を初めて聴いたときに驚かされたサイケデリックな音色は、その時は判らなかったけれど、このトンファド・ファイテッドによる弦楽器ソウと、ラオスの民族管楽器管楽器ケーンよるものでした。最高にヒップなベースだとかドラムだとかも多分同じメンバーでしょう。京劇に代表されるような中国の音楽からの影響濃い寸劇的展開、南米音楽にも通じるような不思議なリズム感覚、ベースのグルーヴ。CDでモーラム,ルクトゥンも徐々に紹介してきます。まずはこれどうぞ! (サイトウ)
ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンドは出稼ぎで財を成したという音楽好きイサーン人のステープ・ダーオドゥアンマイさん(実在)が80年代に組織した伝説的な楽団だ。本アルバムは当時ホントーンを手がけ、新開発ラム「ラムペーン」を大爆発させていたドイ・インタノンにプロデュースされ、数百万本を売り上げたというカセットテープ時代のモンスターヒットである。コーシン&カノーンサックによるクリスタルキング〜アリス系の最強チューン「俺たち兄弟、都会を行く」を筆頭に、モーラムのブラザー&シスター4人で現場なダンスホール・モーラムに徹し、イサーン最下層の悲喜こもごもをラムした歌詞は必読だ。また、ワールドミュージック・ファンの注目はなんといってもシリポンが在籍していたことで、彼女の幻のデビュー曲「モーラム娘は愛を待つ」をここに収録!シリポンをはじめ関係者取材をもとにしたおなじみSoi48の解説と全歌詞日本語・英語訳を掲載。堂々世界初CD化。
今のタイ音楽ファンに愛されているモーラムのスタイルを代表するキーマンで、マフト・サイも真っ先にコンピレーションをリリースし、アナログはLIGHT INTHE ATTICからリリースされたタイ音楽の最重要プロデューサー、テープパブットのプロダクション(Theppabutr Productions)とランシマン楽団。そのテープパブットのプロダクションの70年代の看板アーチストでアイドル的存在、やがて国民的歌い手へと成長する、バーンイェン・ラーケンにスポットを当てた数珠の12曲をコンパイル。歌謡の中に潜むスピリチュアルガイドなストリーテーリング、歌唱の魅力。ミニマルなグルーヴ、民族楽器とストリングスや電子楽器もまじえたプロダクション。ダブにもつうじるようなエフェクト、ミキシングのマジックも魅力。伝統とアバンギャルドな音の感覚。アジアン・サイケデリック。モーラム、タイ芸能の素晴らしさを是非。 (サイトウ)
中東〜アジアを渡り歩き未知の音楽のサイケデリア、魅力、驚きを紹介してきたSUBLIME FREQUENCIESからCDリリースされていた名作モーラム・コンピ・シリーズ第2弾。アナログ・プレスされました。タイ東北部イーサーン地方の伝統音楽。モーラム。アジアン・サイケのハイライトのひとつです。ケーンやソウの伝統楽器に、シンセサイザーやエレキ・ギターを導入しロックの影響も感じさせるような彼ら特有のリズム(このリズム感覚もアジアの民族音楽の魅力、重要な要素)、劇をベースとしているようなイマジネーション的音世界のサイケデリア。サブライム・フリークエンシーズらしいセレクション。 (サイトウ)
SOI48とEM RECORDSが手を組んで進めるタイ音楽発掘のプロジェクトの新作は、イサン、モーラムの外すことのできない歌姫アンカナーン・クンチャイの2NDアルバム。語り的要素の強かったダンス音楽モーラムに、ルクトゥンの歌謡スタイルの歌を取り入れた最初のシンガーのひとりで、現在のDJのなかで再評価高まるキラーな曲を数曲収録した一枚。イサーンの田舎ながらのルーディーさと俗っぽさ、逆に雅さ、スピリチュアリズムもある歌謡、バックの演奏も注目で、ジャマイカのレゲエにもつうじるミニマルなベースの反復とリズム、ダンス・グルーヴ感覚、アジア圏の演歌、演劇的ダンス音楽。いとおかし、奥深き世界。詳しい内容は、SOI48の二人による熱のこもった解説があり、対訳の歌詞もついたライナーノーツも、EMレコ頭の下がる仕事です。僕はゴールデン・トライアングル・サイケだと思っています。 (サイトウ)
タイ音楽のディープサイドとして語られてきた対北東部イーサーン地方のモーラム。70年代にキーボードやエレキを導入され電化した民謡/芸能。もともとは、シャーマン的な歌で祭り等で受け継がれた音楽で、大衆化しタイ歌謡ルークトゥンと混ざり合いながら発展してきた音楽です。今回のセレクトは、純イーサーン産にスポットを当てよりディープな内容になってます。EM RECORDSからもコンピレーションがリリースされた アンカナーン・クンチャイ,トンファド・ファイテッド ·、マフトもダオ・バンドンと並ぶイーサーン重要人物というサックサヤーム・ペッチョンプーやテッポーン・ペッチャウボン。タイ・ファンクというのは入り口としては有効だと思いますが、その先のディープなタイ音楽の魅力としてのモーラム。複合的高度なリズムや電化したサイケデリック感、貧困と混乱のゲトー感、農耕や仏教文化の霊性を感じさせ、独特の魅力を煌々とはなってます。最初にJAH WOBBLEでその後、SUBLIME FREQUENCIESそして、EM RECORDS。このSOUNDWAYやNOW AGAINも発掘に着手しだしてるタイ、モーラムの魅力を是非。アーチスト名が英語表記にトランスレートされ、かっちり解説もあるので、道しるべとしても最適。是非手にとってみてください。個人的にもいま一番刺激的な音との出会いのひとつです。 (サイトウ)
これはちょっとすごい!EM RECORDSとSoi48によるタイ音楽シリーズの新作。プロデューサー、ドイ・インタノンが手掛けた84年のアルバム!モーターサイ(バイク)のエンジン音をミックスした「ラムペーン・モーターサイ・タム・セーブ(憎っくきモーターサイ)」あたりでも聴けるようなコラージュ感覚の巧みさと、モーラムの伝統的な感じ、ダンスフロアでの音響効果を意識したようなサイケデリアの感覚があって最高。こんなの探してました。 (サイトウ)
タイ、バンコクにて〈PARADISE BANGKOK〉, 〈ISAN DANCEHALL〉,〈ZudRangMa Records 〉を仕掛け、タイ音楽をワールドワイドにひろめてきたDJ マフト・サイがプロデュースを手掛けるバンド「THE PARADISE BANGKOK MOLAM INTERNATIONAL BAND」の1STアルバム!モーラム、タイの伝統音楽とレアグルーヴやレゲエの感覚を融合したモダン・モーラム!ストックしました。 (サイトウ)
遅ればせながらアップしました。タイ音楽のディープサイドとして語られてきた対北東部イーサーン地方のモーラム。70年代にキーボードやエレキを導入され電化した民謡/芸能。もともとは、シャーマン的な歌で祭り等で受け継がれた音楽で、大衆化しタイ歌謡ルークトゥンと混ざり合いながら発展してきた音楽です。今回のセレクトは、純イーサーン産にスポットを当てよりディープな内容になってます。EM RECORDSからもコンピレーションがリリースされた アンカナーン・クンチャイ,トンファド・ファイテッド ·、マフトもダオ・バンドンと並ぶイーサーン重要人物というサックサヤーム・ペッチョンプーやテッポーン・ペッチャウボン。タイ・ファンクというのは入り口としては有効だと思いますが、その先のディープなタイ音楽の魅力としてのモーラム。複合的高度なリズムや電化したサイケデリック感、貧困と混乱のゲトー感、農耕や仏教文化の霊性を感じさせ、独特の魅力を煌々とはなってます。最初にJAH WOBBLEでその後、SUBLIME FREQUENCIESそして、EM RECORDS。このSOUNDWAYやNOW AGAINも発掘に着手しだしてるタイ、モーラムの魅力を是非。アーチスト名が英語表記にトランスレートされ、かっちり解説もあるので、道しるべとしても最適。是非手にとって見てください。個人的にもいま一番刺激的な音との出会いのひとつです。 (サイトウ)
バンコクでヴィンテージ・タイ音楽のパーティー「PARADISE BANKOK」をクリス・メニストと行い、FINDERS KEEPERS等のレーベルからのコンピレーションも担当した若大将マフト・サイによる再発プロジェクト。タイ北東部のイサーン地方の音楽モーラム。若かりし頃はSHADOW MUSICをやるバンドのベーシストだった名プロデューサー、テッパーブットが手掛けた音源を集めたコンピレーション。タイの古い民謡スタイル、(リズムなしのソロでのイントロや民族楽器ソウやケーンは定番)とエレキ、電子オルガンのエキゾ・サイケ・サウンド。そして24ページに渡るブックレットには、モーラム、テッパーブットや各収録曲にたいする丁寧な解説とレアなレコードジャケッドがづらりと並びます。アートワークも素晴らしい。コダワリと愛情。是非手元にどうぞ。 (サイトウ)
EM RECORDSのタイ音源発掘第2弾!SHADOW MUSICに続いては東北部イサーン地方の民族歌謡モーラム。弦楽器ソウを操るトンファド・ファイテッドに焦点を当てたコンピレーション!JAH WOBBLE / BILL LASWELLも取り上げ、SUBLIME FREQUENCIESの連中も音源をリリースし、PARADICE BANKOKのマフト・サイとクリス・メニストも「タイファンクから徐々に興味の対象は、モーラムに移っていった」と語るように、タイ音楽の神髄ともいえるディープサイド。
このアルバムにもゲスト参加しているスパープ・ダオドゥアンデンとホントーン・ダオウドォンという二人の女性モーラム歌手の音を初めて聴いたときに驚かされたサイケデリックな音色は、その時は判らなかったけれど、このトンファド・ファイテッドによる弦楽器ソウと、ラオスの民族管楽器管楽器ケーンよるものでした。最高にヒップなベースだとかドラムだとかも多分同じメンバーでしょう。京劇に代表されるような中国の音楽からの影響濃い寸劇的展開、南米音楽にも通じるような不思議なリズム感覚、ベースのグルーヴ。CDでモーラム,ルクトゥンも徐々に紹介してきます。まずはこれどうぞ! (サイトウ)
コダワリの仕事が続くマフト・サイのタイ音源の再発新作は7インチ、スプリット。SIDE-Aは、ブラック・サバスのIRON MANがマフト&クリスのアレンジでFINDERS KEEPERSから再発されたSROENG SANTIの別曲。この人のルクトゥン流れのハードロッキンなギターとユーモラスな歌は最高!B-SIDEは、管楽器ケーンを主体としたモーラム・インスト。今回もステッチジャケットも素晴らしいナイス7インチ。 (サイトウ)
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モーラムを産んだタイ音楽の秘境タイ北部のイサーンの重要プロデュ―サー、ドイ・インタノンにスポットを当てたコンピレーション!伝統楽器とエレクトロニクスのサイケデリア、ハウス・ミュージックにもつうじるベースのシンコペート、ミニマル・リズム。レゲエやハイライフにも匹敵するような踊るための音楽であるということ。これまで知らずに聴いてた曲の多くはこの人の仕事であることを確信しました。アジア・ミュージック・ファンは勿論、これから聴いてみたい人にも是非手に取ってその魅力に触れてほしい素晴らしい一枚です。 (サイトウ)