ブリストルのアンビエントサイドを担う才能として〈SÄHKÖ〉や〈DISKOTOPIA〉に作品を残してきたMEMOTONE。微かに差し込むチリノイズの感傷、ピアノとクラリネットのエモーショナルなセッション「Yellowed」(sample1)。FMベルと穏やかなドローンで催眠を誘う「Rain Bells」(sample2)。芳醇なジャズインフルエンスとトイポップのようなDIYの精神が結実。マスタリングは名手STEPHAN MATHIEUが担当。 (Akie)

Black Acre、Project Mooncircleなどからダブステップ以降の新たなブレイクビーツ/ダウンテンポ・ベースミュージックを意欲的実験的にリリースしてきたブリストルのマルチ・インストゥルメンタリスト兼プロデューサー、William Yates によるエレクトロニック・ジャズ、ベース、ドローン、ビーツ＆サンプル・ループなどを見事に駆使しつつ実験的アヴァンギャルド第四世界なヒプノティック音響ディープジャズをエキゾチック且つダウンテンポにも展開してくれている。全6トラック。お値段高くなっておりますが、これがお好きな方は是非ともお見逃しなくどうぞ。 (コンピューマ)

ダブステップ通過後のフリーフォーマットなUKブレイクビーツを紹介するBLACK ACREの傘下レーベルTEAM ACREから新人さん、MEMOTONEのデビュー12インチがリリース。なんと言ってもWERKからのリリースでも実力を発揮しているLUKIDによる「Multicolour」のリミックスが素晴らしい。繊細で空間的な音の作りとサイケデリックな世界。今までとは少し違う一面を見たような気がします。MEMOTONEのオリジナルも歪んだシンセとフリーで打たれるビートが新しい才能を感じます。この人、制作現場をYoutubeでよくアップしている見たいなんですが、MPC、シンセ、Boss RC-50、Kaoss Pad等を使用してライブで作っていく映像は面白い。生で見てみたいですね。 (土橋)