Tag: ELECTRONICS
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Frank Bretschneider
Pounding
Raster
- Cat No.: r-m214-2
- 2025-10-14
ドイツ音響エレクトロニクス老舗名門Raster music創設者のひとり、微分パルス音響達人Frank Bretschneiderによる2024年6月にリリースされたニューアルバム「Pounding」が待望アナログLP化!!!
彼の出身地ドイツ・ケムニッツで2020年に開催されたポッヘン・ビエンナーレのために構想され、その後さらに発展させて、反復と拡張、変異、新たな音空間も求めて2023年3月と4月にモジュラー・システムでレコーディングされた、微分パルス・エレクトロニクス音響、催眠的リレーショナル・テクノ・エクスペリメンタル・ダブワイズ・リズム・サイエンス11トラックを収録。BPM160、BPM160、BPM150、BPM120、BPM159、BPM160、BPM150、BPM125、BPM160、BPM120、BPM143。レコメンド。 (コンピューマ)
Track List
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Repetition Repetition
Fit For Consequences: Original Recordings, 1984–1987
Freedom To Spend
- Cat No.: FTS031
- 2025-10-10
彼らの支持者であったHarold Buddも参加していながら当時ほとんど知られることのなかったという西海岸の桃源郷。1980年代半ばにロサンゼルスを拠点に活動していたRuben GarciaとSteve Catonによる"2人組エレクトリック・ミニマリスト・バンド”Repetition Repetition初のアーカイヴ音源集として、RVNG傘下〈Freedom To Spend〉によって出版されました。
1984年から1987年にかけて、自主リリースされた極少部数のカセット3本と、コンピレーションに収録された2曲の中から精選された音源が、リマスタリングを施され初のヴァイナル化。ソロでもHarold BuddやDaniel Lentzらとの共作を残す生粋のミニマル主義者Ruben Garciaと、パンク・バンドで活動し、後にTori Amosのバンドに加わったSteve Caton。対照的なふたりがPhilip GlassやSteve Reichの音楽に共鳴し生み出された数少なくも不可欠な作品群。コズミックなアート・ロックのミニマリズム/マキシマリズムを独自に融合させ、Terry Riley、Brian Eno、Steve Reichらの影響を明らかにさせながら地下の文脈で構築。14分に渡るメビウスの輪のようなシンセサイクル「The Machinist」(sample1)や、眩暈のするようなミニマル「“Over & Over, Pt. 1」(sample2)などは特記。「過去の可能性が開く未来の世界」へのドリーム・マシン。今に繋がります。 (足立)
Track List
- LP+DL(Limited Clear Vinyl LP)
- LP+DL(Black Vinyl)
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Sam Prekop
Open Close (Limited Clear Vinyl LP)
Thrill Jockey
- Cat No.: THRILL640LPX
- 2025-09-27
THE SEA AND CAKEのデビューから30年以上が経ち、ソロアーティストとしての活動も25年以上となったSAM PREKOPによる待望の新作ソロアルバム。ソロアルバムとしては2020年「COMMA」以来5年ぶり、2022年John McEntireとのデュオアルバム「SONG OF」、Stefan Schneider主宰TALからのソロ作「THE SPARROW」からは約3年ぶりの新作ニューアルバム「Open Close」がThrill Jockyより届けられた。傑作誕生!!こちらは限定クリアヴァイナルLP。
日々精進されているモジュラーシンセシスを駆使した、John McEntireとの「SONG OF」で実践されたリズム重視の構成を取り入れて、彼のインスト・ソロ作品としては最もリズミカルで、彼の本質であるメロディ・センスはより研ぎ澄まされて、モジュラー・シンセの複雑且つ繊細緻密メディテーショナルな美しき電子音楽世界が構築されている。
録音はSAM PREKOP自身、ミックスはTHE SEA AND CAKEのメンバーでもあるJohn McEntireとの共同作業。マスタリングは現行のアンビエント・シーンで絶大なる信頼を得ている、坂本龍一とのコラボレーションでも知られる、12k主宰の職人Taylor Deupreeが手掛けている。ジャケットに使用されている写真、およびバック・カバーやレーベル面に使用されているドローイングは、SAM PREKOP本人によるもの。全6トラック。ダウンロード・コード封入。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- Recommended
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Costin Miereanu
Luna Cinese
Dialogo
- Cat No.: DIALP911
- 2025-10-07
1975年イタリア名門Cramps内の実験音楽シリーズnova musicha n.7としてリリースされた、創造的イマジナリーな先鋭的コラージュ電子音楽の異色作傑作ルーマニア/フランスの音楽家Costin Miereanuによる「Luna Cinese」がオリジナル・リリースから半世紀ほどを経て遂に全世界初となるアナログLP復刻が成された。泣
いくつもの朗読ナレーション、アナウンスが同時進行で交錯しながら物語がゆっくりと幽玄に綴られるイマジナリー・ドリーミー夢見心地な元祖アンビエント的コラージュ電子音楽の先鋭的マスターピース傑作。イタリア語だったオリジナル・ライナーノーツの英訳付き、見開きゲートフォールドジャケットの重量感も美しい。イタリア・ミラノDIALOGO入魂のCrampsアナログ復刻プロジェクト名仕事。 (コンピューマ)
Track List
- CASSETTE
- Recommended =
- New Release
Radio Species
Compressed Knowledge
Soda Gong
- Cat No.: SODA017CS
- 2025-09-30
フィラデルフィアを拠点に活動するサウンド・アーティストTyler Games aka UVCが、自身の〈Born Physical Form〉の他いくつかのカセットレーベルを経てRadio Species名義で発表したコンクレート的モンタージュの「Compressed Knowledge」。MemotoneやMotoko & Myersなどリリースするオハイオの〈Soda Gong〉新作。
ミュージック・コンクレート、テープ・コラージュ、マイクロサウンドの狭間に身を置いて探ったオブジェクトとしての音。テープの擦過音やノイズ、電話やモールス信号のようなビープ音、映画のサンプルを混線させたような声、崩壊寸前のドラムなど捉えどころのない非形式の全9曲。Nikoraienkoにも通じるような電子音の考古学的探求心も感じさせる良作です。 (足立)
Track List
- 12inch
- Recommended =
- New Release
The Ullulators
Simply Conscious Dub / Eternal Now
Spiritual World
- Cat No.: SW012
- 2025-09-30
1980年代半ばのUKフリーフェスティバルシーンにおけるパイオニア、実験ダブ・グローバルミュージックバンドTHE ULLULATORS。活動初期の貴重なカセットオンリーディスコグラフィーから選りすぐった2曲をカップリングし12インチとしてリリース!コスミッシュアンビエントとダブが交錯。音の深淵に沈み込むようなディープサイケデリックダブトリップ。
リリース毎に幅広いジャンルのフォロワーを獲得し話題になっているトロント拠点のニューエイジダブポップ専科〈SPIRITUAL WORLD〉による素晴らしい復刻仕事が到着!英国フリーフェスティバルやレイヴカルチャー黎明の草分け的存在の実験バンドプロジェクトTHE ULLULATORS、彼らの40年にわたるアーカイブから選りすぐった2曲をカプリングし復刻。1986年のテープ作品『Beyond the Gates of Ull』に収録された「Simply Conscious Dub」(sample1)。過激なダブエフェクトと重厚ベース、シャッフルドラムやボーカルもサイケに散布するダブトリップ。1985年のカセット『Share A Calm With The Ullulators』に収録された「Eternal Now」(sample2)はコスミッシェの影響感じる一曲。E2-E4も彷彿とするループの魔術とスケール、ミニマル構造。 (Akie)
Track List
- LP+DL
- Recommended =
- New Release
Fan Club Orchestra
An Insane Portrait
Sonig
- Cat No.: SONIG85-LP
- 2025-09-29
2024年に11年振りに編成されグラスゴーのシンセサイザー名所〈12TH ISLE〉から新作を発表した、1990年代後半のブリュッセルのDIYアート/音楽シーンを出自とするパフォーマンス集団Fan Club Orchestra。再評価の流れで2013年のアルバム『An Insane Portrait』がオリジナルのリリース元〈Sonig〉からリマスター再発されました。
ファブリジオ・テラノヴァによる、生まれつき盲目でありながら、魔女/画家/写真家/タロット占い師で心理学と現代文学の学位も持つという驚異的な人物を撮ったドキュメンタリー映画『ジョゼ・アンドレイ─狂気の肖像』のサウンドトラックとして制作された本作。時には10人編成にもなった流動的なFan Club OrchestraのオリジナルメンバーLaurent BaudouxとAnn Appermansの2人によるミニマルな編成で制作された、繊細で丁寧に紡がれたメロディックなインストゥルメンタルの組曲。シンセ・アンビエント〜ドラムマシンのロービットなポップ・サイケデリアのほっこり全7曲+デジタルには当時のリリースには含まれていなかったボーナストラックが1曲追加収録。トラックリストからもどうぞ。 (足立)
Track List
- Cassette
- Recommended =
- New Release
Lukid
Underloop
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH105
- 2025-09-27
2007年にLukidとしてActressのWerk Discsからデビューした才人Luke Blairの新作がソロとしてはなんと11年ぶり(2023年Jackson BaileyとのRezzett名義での活動はありましたが)に、なんと!Death Is Not The Endよりリリースされた!!LTDカセット・フィジカル・アルバム作品。
抽象的なサウンド・ループを基調にしながらシームレスにメロディとテクスチャー、リディムが入り込みながら幻想的メディテーショナル・ヒプノティック・アンビエントハウス・エレガントにまとめ上げられるエレクトロニック・エレクトロニカ驚異のセンスと才能。作曲とプロデュースはLuke Blair。マスタリングはGiuseppe Ielasiが手掛けている。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP+DL
- Recommended =
- New Release
竹村延和(Nobukazu Takemura)
意味のたま(knot of meanings)-Limited Clear Vinyl 2LP-
Thrill Jockey
- Cat No.: THRILL639X
- 2025-09-26
竹村延和(Nobukazu Takemura)による約11年半ぶりの新作ニューアルバム「意味のたま(knot of meanings)」がThrill Jocky Recordsよりリリースされた!!(Thrill Jockyからは22年ぶりのリリースとなります。)クリアヴァイナル2LP限定盤。
2016年から2024年の間にレコーディングされていた、過去に撮り溜めてあった膨大な楽曲の中から竹村自身によって厳選されたもので、曲の構想が2000年代中頃からあった楽曲も含まれており、レコーディングは自身の京都にあるスタジオmoonlit studioで行われていて、作曲プログラミング、演奏、録音ミックス、編集まで、全て本人によるもので、日本人シンガーdoroがゲスト・ヴォーカルとして参加している。長年、”Child`s View”(子供の視点)を用いて、知的好奇心を原動力として表現や創作活動を続けてきた結晶がこのアルバムとなっている。とのことです。(レーベル・インフォメーションより)
まさに、ある意味で、竹村延和による「音楽図鑑」的な意味合いも感じとれる自身への禅問答のような、無邪気で知的好奇心に満ち溢れたエレクトロニクスと弦楽器、ヴォイスによる静謐なるトンチ合戦の郷愁、唯一無二に揺蕩う18曲が収録されている。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Bitchin Bajas
Inland See
Drag City
- Cat No.: DC949
- 2025-09-26
シカゴのエレクトロニック・トリオBitchin Bajasが、2022年の『Bajascillators』、Natural Information Societyとの共演盤『Totality』に続く新作をリリース。身体が持ち上がってくるような、透明度の高い水属性のサイケデリック・スペース・ダンス。
ドローンやニューエイジ、ジャズのニュアンスを絡めた反復と生成。リバーブなどの装飾を削ぎ落としたオーセンティックな響きに、Clusterを思わせるピアノの恍惚。音が身体の外にあるのではなく、体内の水脈を通って響いてくるような感触。Bサイドには片面一曲の「Graut」を収録し、時間を刻むドラムマシンのダンス感覚、無時間性に包まれる柔らかいアナログシンセサイザーの音色で、実験性と親密さを備えた熟練の手つきによって桃源郷に誘われます。 (足立)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Yosi Horikawa
Impulse
Borrowed Scenery
- Cat No.: BS002LP
- 2025-09-26
建築と建築音響学を学び、世界的評価を集める日本発サウンド・アーティスト、Yosi Horikawaによる、野鳥のさえずりや都市の騒音、日常音フィールドレコーディング素材をもとに構築、豊かで質感あるエレクトロニック・サウンズを紡ぎ出した最新作ニューアルバム「Impulse」がBorrowed Sceneryよりリリース。Dolby Atmos Immersive Audioにも対応された臨場感溢れる音響効果ドラマチック・エレクトロニック・ビーツ11トラック2LP。
建築や建築音響を学んだバックグラウンドを持ち、鳥のさえずりや都市の雑踏、食器の音といったフィールド・レコーディングを自在に操り、電子音響と融合させることで独自の音楽世界を築いてきた彼。2013年のデビュー作『Vapor』はBBC Radio 1のBenji BやFACT Magazineらから高い評価を獲得し、その後もSonarやMutek、Glastonburyといった世界的フェスでパフォーマンスを披露。2019年には自主レーベル〈Borrowed Scenery〉を立ち上げ、『Spaces』を発表、音楽のみならずインスタレーションや映画音楽でも存在感を発揮。
本作『Impulse』は、360度マイクによるフィールド録音と10基のスピーカーを用いた立体的な制作環境で生まれ、Dolby Atmos Immersive Audioにも対応。波、雷鳴、足音など、生命力に満ちた音が立体的に展開し、まるで自然の中に身を置くような感覚を味わえます。煌めくシンセやリズムと共に有機的なサウンドスケープを描き、衝動的でありながらも深い陰影を帯びた内容は、Horikawa自身が語る“友人の死”という体験を背景に持ち、生と死のコントラストを音として刻み込んでいる。
躍動感と奥行きに満ちた『Impulse』は、自然の壮大さと人間存在の儚さを同時に抱きしめる壮大なサウンド・ジャーニー!!
(レーベル・インフォメーションより) (コンピューマ)
Track List
- LP
- Recommended
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VA
Aquapelago: An Oceans Anthology
Discrepant
- Cat No.: CREP90
- 2025-09-24
アクアティック・イマジナリーなサウンドスケープ名作コンピレーションの嬉しいリプレス!2022年にリリースされた海洋ロマン深海の世界へ想いを馳せた空想科学エキゾチック・アンビエント・フューチャー名作アルバム「Aquapelago: An Oceans Anthology」アナログLPが2年越しで再プレスされました!!!信頼Discrepant Recordsならではの意欲的テーマ・コンセプチャルな名作。あらためてレコメンドとさせてください。
Sugai Ken、Andrew Pekler、The Dead Mauriacs、Mike Cooper 、Francesco Cavaliere & Tomoko Sauvage、Sculpture等々、Discrepantレーベルゆかりの豪華強力アーティスト9組が参加。
幻の人型クジラ「ニンゲン」に関するテキストを英語と日本語で綴ったSugai Ken「Boundary」(sample1)でサイエンス・ミステリアスに幕を開け、海中と島のフィールドレコーディング素材を交えながら、まるで海中を泳いでいる人の耳に聴超えているかのようなエレクトロニクス・サウンドスケープを作り出したAndrew PeklerによるA2「Shima No Yume」(sample2)、エキゾチック・コラージュ・イマジナリーな名手The Dead MauriacsによるA3「Différents Aspects D'un Aquapel Eecomposé (edit) 」(sample3)、岩場に打ち寄せる波と共に、白昼夢的サイケデリック・ドリーミーなギターが溶け合いノスタルジック艶やかトロピカル郷愁する名人Mike CooperによるB1「Lamma Island」などなど、アクアティック・イマジナリーなトロピカル・アンビエント・エキゾチック・フューチャーなサウンドスケープ夢見心地の世界が優雅に広がっている。マスタリングはRashad Beckerによるもの。素晴らしい逸品。 (コンピューマ)
Track List
- LP+DLcode
- Recommended
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Andrew Pekler
New Environments & Rhythm Studies
Faitiche
- Cat No.: fait-38LP
- 2025-09-24
Jan Jelinekのレーベル〈Faitiche〉からAndrew Peklerの2025年新作。同レーベルからの前作、幻の島々での空想的エキゾチカの流れを汲みつつ、架空のエスノグラフィーをさらに深化させるバイオエレクトロニック音響意欲作!
約3〜5分のエレクトロアコースティックなアンビエントトラックと、短尺のリズムの実験スケッチが交互に現れる構成のアルバム。虫の声や水の音からパーカッションまで、フィールド録音かと思うと人工的に模したものであったり、合成音のように聴こえるものがフィールド音であったり。また人為的に模したものかと思うとそうではなかったり。有機音と無機音が互いに模倣し合い、遊ぶように編み込まれたユニークな逸品。虚実不明の、温かくミニマルで濃密なポリリズムによって深いところで揺さぶられる幻惑の音楽。やはりこの人面白いです。マスターはGiuseppe Ielasi。アートワークはMorgan Cuinet。グラフィックデザインにDmytro Nikolaienkoという納得の顔ぶれ。DLコード付き。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended
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Bernard Parmegiani
Lac Noir / La Serpente 1992
Sub Rosa
- Cat No.: SR464V
- 2025-09-24
ピエール・シェフェールに師事しフランスの電子音楽研究機関GRMの中核人物でもあった孤高の巨匠ベルナール・パルメジャーニの1992年未発表音源!!"蛇女"を題材にした悶絶のミュージック・コンクレート傑作。ゲートフォールド・ジャケット。
同国の映像作家/現代美術家Emmanuel Raquin-Lorenziが、1976年にドラキュラの舞台としても知られるルーマニア・トランシルヴァニア地方のネグレニの秋の祭典で「蛇女(snake‑woman)」のビジョンと出会ったことが契機となったマルチメディア作品『Lac Noir』の一部として制作された本作。1990年から1992年にかけて蛇女の地のフィールドワークで収集された素材を元に、音響によってこの蛇女のイメージを描き出す試みのミュージック・コンクレート。神秘的で官能的。フォークロアとファンタジーの驚異的なミックスで描かれる、シュールかつ多彩に展開する知覚のドラマ。全曲かっこいい。マスト。 (足立)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Dedalus Ensemble
Performing Philip Glass: Music with Changing Parts
Sub Rosa
- Cat No.: SR561V
- 2025-09-24
ムーンドッグ、エリアーヌ・ラディーグ、トム・ジョンソン、ブライアン・イーノなどの楽曲をレパートリーに持つフランス・トゥールーズを拠点とする現代音楽アンサンブルDedalus Ensemble。今回はミニマル音楽の巨匠フィリップ・グラスが1970年に書いたミニマル古典「Music with Changing Parts」を演奏。羽のようなパルスと天上のハーモニーが動かずに転がり続ける、知覚を翻弄する稀代の名演です。
ミニマル史における要石的作品「Music with Changing Parts」は自由な編成のために書かれ、演奏者は8段に分かれた譜表の中から任意にパートを選び、指定された合図でパートを切り替えることができる。これにより編成が突発的に変化し、音響的なコントラストが生まれるというもの。今回の録音ではまず8分音符の部分を演奏し、その後に長い音を重ねて再録音する方法が採られたという、新解釈によって拡張させる54分に及ぶユートピア的な名演を2LPに収録。ぜひ全尺でお試しください。 (足立)
Track List
- 2LP
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ø
Olento
Sähkö
- Cat No.: SAHKO012LP
- 2025-09-16
故MIka VainioによるØ名義1996年セカンドアルバム名作「Olento」初ヴァイナル化!!!2LP全14トラック。CDもすでに廃盤となっているSAHKO最初期の名作にして、その後のシーンへ多大なる影響を与え続けるエクスペリメンタル・テクノ・エレクトロニック・アブストラクト・サイエンス・アンビエント重要作にして傑作。
硬質で純度の高い、生々しいエレクトロニクス電子音の粒子による端正で幾何学的実験的エレクトロファンク・ミニマル・テクノ圧巻の音響世界。MIka Vainioならではの美学と力強く気品みなぎる14トラック。ストックしました。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
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Memotone
Memotone EP
Sähkö Recordings
- Cat No.: PUU57
- 2025-09-16
フロア・ダンスミュージックを経た第四世界ヒプノティックなディープ音響アヴァンギャルド・ジャズ注目作。ヨーロピアン・ミステリアス・エキゾチックジャズ、ナイス・リリースが続いているフィンランド音響名門Sähkö Recordings新作57番!!!
Black Acre、Project Mooncircleなどからダブステップ以降の新たなブレイクビーツ/ダウンテンポ・ベースミュージックを意欲的実験的にリリースしてきたブリストルのマルチ・インストゥルメンタリスト兼プロデューサー、William Yates によるエレクトロニック・ジャズ、ベース、ドローン、ビーツ&サンプル・ループなどを見事に駆使しつつ実験的アヴァンギャルド第四世界なヒプノティック音響ディープジャズをエキゾチック且つダウンテンポにも展開してくれている。全6トラック。お値段高くなっておりますが、これがお好きな方は是非ともお見逃しなくどうぞ。 (コンピューマ)
Track List
- LP
- Back In
- Back In
Konrad Sprenger
Set
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 127
- 2025-09-15
Efdeminこと鬼才Phillip Sollmannとの交流、セッション、共同開発でも知られるドイツ・ベルリンのミステリアスな作曲家/プロデューサー/楽器製作者Jörg Hillerの別名義でもある、Konrad Sprengerによる貴重な最新ソロアルバムが、Oren Ambarch主宰Black Truffleよりリリースされた!Ensemble Risonanze Moderneと共にゆったりと奏でられた、アーサー・ラッセルも彷彿させてくれる美しく味わい深い牧歌的メディテーショナル壮大な庭園音楽。叙事詩。レコメンド。
きらめくギター・ハーモニクス、チューニングされたパーカッション、キュート電子ドラム、ホーン、アコースティックとエレクトロニクスの絶妙なバランス感覚、クラウトロック、モダン・テクノ・マナーによるパーカッシブなリズム構築。ヨーロッピアン・アヴァンギャルド・ポリリズム・ミニマリズムゆったりアンビエント優雅にアンサンブルされた20分近い「Set」2トラック(sample1)(sample2)を収録。Black TruffleボスOren Ambarchiもゲスト出演している。
アメリカのミニマリズムのアイコン達、USヴィジュアル・アーティスト/前衛的作曲家Arnold Dreyblattとの交流、Ostgut Ton内の実験的サブレーベルA-TONでのセッションや、モジュラー・パイプ・オルガン・システムの制作をEfdeminこと鬼才Phillip Sollmannと共同で開発するなど、音響現象に対する独自の科学的なアプローチ、そしてそこにポップな感性ユーモアのセンスが共存して探求されているのも非常に魅力的。 (コンピューマ)
Track List
- 12inch
- Digital
- Recommended
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VA
Toinen Kaupunki
Puu
- Cat No.: PUU-59
- 2025-08-18
フィンランド老舗音響名門SÄHkö Recordings内Jimi Tenor主宰レーベルPuu新作が面白い。ブリュッセルRoméo Poirier, ウェールズMemotone、ベルリンBruno Pronsato, 3アーティストによる自身の過去曲を新たにリミックスした3トラックを収録した「Toinen Kaupunki」とタイトルされた興味深いEPがリリースされた!!
Jon Hassell第四世界マナー、有機的ヒンヤリとしたエレガント・エレクトロニクス・アンビエント・ジャズA1「Roméo Poirier - Thalassocratie (Extended Version)」(sample1)、A2「Memotone - The Way In(side)」(sample2)、BPM100ほど間合いもユニークゆったりと柔らかな12分にも及ぶなんとも形容しがたいミステリアスなアヴァン・エレクトロニクス・ダウンテンポ・ジャズ・エレクトロニカ?B1「Bruno Pronsato - Above The Laundrette (Manières Bizarres Mix) 」(sample3)にもグッと魅了される。Rashad Beckerによるマスタリング施しも安定感。レコメンド。 (コンピューマ)
Track List
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同レーベルならではのモノクロームな微分パルス・エレクトロニクス音響リズミック・ミニマリズムながらも、どこか、2STEP、ブロークンビーツ、Jukeフットワーク等ベースミュージックからもインスパイアされて発展させたかのようなフロアサウンズとしても向かい合ったヒプノタイズ挑戦的な有機的ミュータント変形スタイルを感じさせてくれている。
BPM140、BPM141、BPM158、BPM144、BPM147、BPM146、BPM140の7トラックを収録。 (コンピューマ)