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柳沢英輔
フィールド・レコーディング入門 響きのなかで世界と出会う
フィルムアート社
- Cat No.: 978-4-8459-2124-9
- 2026-01-27
BIOSPHEREの住むノルウェー北部のロープウェイ、山頂の山小屋などの極寒の環境音をフィールドレコーディング、それらを素材にエレクトロニック加工して作り上げた壮大なる音のドラマ。臨場感と共にイマジナリーな音風景とエレクトロニックがアンビエントにダウンテンポ・ドキュメント構築されている。自然の厳しさと優しさ、美しさの同居した凄みのあるドリーミーでメランコリック名作。マスタリングはScapeボスStefan Betkeが担当。自身のBIOPHONからのリリース。推薦盤。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
2025年建築ビエンナーレにおけるルクセンブルクの出品作の中心作品として制作されたもので、マイクを、環境に存在する存在、要素、そして物体によって『演奏』される楽器だと考えることで、ルクセンブルクの人工湖、浮体式太陽光発電所、水力発電ダム、風力発電所、衛星公園、自然保護区、データセンターなど、15の異なる場所でのフィールドレコーディングされた音素材を織り交ぜて、それらの音素材を、「振動セクション」(マイクが素材そのものによって「演奏」され、構造物や表面、さらには動物の振動によるコミュニケーション(バイオトレモロジー)の隠れた共鳴を解き明かしたもの)と「空中セクション」(空気中を伝わる音によって「演奏」されたもの)「電磁セクション」(インフラや自然現象によって生成される目に見えない電磁場によって ...もっと読む (コンピューマ)「演奏」されたもの)に分けて、環境の多次元的な体験を提供できるよう、人智を超えた存在の可能性を切り開くことを目指して再構築された、人為的音(または間接的に人間が作り出した音)とバイオフォニック音(動植物が作り出す音)の繋がりを浮き彫りにする臨場感あふれる音響空間が素晴らしすぎるアンビエント静謐なる5トラックを収録。 (コンピューマ)
Track List
Jean Schwarz個人アーカイブから厳選セレクトされた映画、舞台芸術、ダンスの為に作曲された未発表音源13曲を収録。オリジナル・マスターテープからリマスタリングされた高解像度音源集。コズミック神秘的な実験的パーカッション・アンサンブルから、フィールドレコーディング・エレクトロニクス絶品トラックまでディープ且つ・メディテーショナルに素晴らしい。 (コンピューマ)
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2008年頃より継続的にコラボレーションを重ねてきた二人によるコラボレーション最新作。 ヤンキーホーン、電磁リレー、エアコンプレッサー、ワッシャーなど、自作の装置/(非)楽器や物音、録音スタジオ外の風景を織り交ぜ、即興演奏の在り方を問う A 面「loco」(sample1)。 そして、夏のある日、別々の場所で同時刻に録音ボタンを押して収められたフィールド音をミックスした、意識さえ合わせればコラボレーションが成立するといわんばかりのB 面「loci」(sample2)を収録。 立体感のある音響音像にじっくりとも魅了される。
久保田千史と金子智太郎によるライナーノーツ封入。クレジット: 録音・ミックス:大城真 、マスタリング: 宇津宮泰、カッティング: Andreas [LUPO] Lub ...もっと読む (コンピューマ)ich、アートワーク: 時里充、デザイン: 竹田大純 (HAUS) 、ライナーノーツ:久保田千史、金子智太郎 (コンピューマ)
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鍵盤打楽器グロッケンシュピールの音色と、彼の地元のフィールドレコーディング素材による、さりげない空間や共鳴からの音響、音楽の可能性を探求するかのような、揺蕩い白昼夢のようなアンビエンス、エレクトロニカ・ミニマリズム、微睡みの6トラックが収録されている。フィジカルはカセットテープのみのリリース。50本限定版。 (コンピューマ)
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ショーン・ペン監督によって映画化、アカデミー賞にもノミネートされた、”アラスカの荒野を一人で歩き、命を落としたアメリカ人青年、クリス・マッキャンドレスの物語”、ジャーナリスト/作家/登山家ジョン・クラカワーによるノンフィクション作品「Into the Wild(荒野へ)」にインスパイアされた音響作品。BIOSPHEREの真髄的手腕に魅了される静謐イマジナリーなエレクトロニクス/フィールドレコーディング・ミニマリズム・ダビー・アンビエントな精神的な安らぎを与えてくれる傑作。2LP全17トラック。 (コンピューマ)
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建築や建築音響を学んだバックグラウンドを持ち、鳥のさえずりや都市の雑踏、食器の音といったフィールド・レコーディングを自在に操り、電子音響と融合させることで独自の音楽世界を築いてきた彼。2013年のデビュー作『Vapor』はBBC Radio 1のBenji BやFACT Magazineらから高い評価を獲得し、その後もSonarやMutek、Glastonburyといった世界的フェスでパフォーマンスを披露。2019年には自主レーベル〈Borrowed Scenery〉を立ち上げ、『Spaces』を発表、音楽のみならずインスタレーションや映画音楽でも存在感を発揮。
本作『Impulse』は、360度マイクによるフィールド録音と10基のスピーカーを用いた立体的な制作環境で生まれ、D ...もっと読む (コンピューマ)olby Atmos Immersive Audioにも対応。波、雷鳴、足音など、生命力に満ちた音が立体的に展開し、まるで自然の中に身を置くような感覚を味わえます。煌めくシンセやリズムと共に有機的なサウンドスケープを描き、衝動的でありながらも深い陰影を帯びた内容は、Horikawa自身が語る“友人の死”という体験を背景に持ち、生と死のコントラストを音として刻み込んでいる。
躍動感と奥行きに満ちた『Impulse』は、自然の壮大さと人間存在の儚さを同時に抱きしめる壮大なサウンド・ジャーニー!!
(レーベル・インフォメーションより) (コンピューマ)
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バグパイプとストリングスが、つららや凍った渓流から立ち上がるかのように響く"1000"(sample1)、ぬかるんだ苔と泥が、滑りやすいながらリズミックな万華鏡を形づくるという"Leaf"(sample2)、そしてなんと降雨データをリズムパターンへと変換し、拍子の秩序から静かに逸脱していく様の"365 Days of Rain"(sample3)。全貌はトラックリストからもどうぞ。
資料を読むと、これは"音楽ではなく天候"というような言い回しがありましたが、果たしてこれは凄い音楽。マニアックながらアンビエント・エレクトロニック/フォーク(土着)音楽の可能性を見せてくれました。個人的にはLi Yilei昨年の問題作、"NONAGE"を思い出す。
確かに陽が差したり嵐を眺めた ...もっと読む (Shhhhh)り空を見上げて天気の変化を眺めているような音楽体験で、難解さは不思議となくアンビエント的耳の触りの良さもきちんと随所にあり、なるほどそのランダム感も変わりやすい天気のような。
お試しください。 (Shhhhh)
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エチオピアにおいて長らく政治的・文化的に支配的な民族でもあったアムハラ族の祈り、教会音楽での霊的レパートリーで用いられる唯一の旋律楽器でもあった十弦竪琴ベゲナ、神話的な起源と共に、常に王や貴族の楽器でもあり、この楽器を演奏するということは神や聖母マリアと直接接触対話するということにもつながっていたようで、アムハラ族にとっての神と交流する為の祈りにも似た特別で高貴な楽器でもあった。そういった理由も含めて一般的に広く普及することがなかったこともあり、これまであまり知られることがなかったエチオピア音楽ですが、これがなかなか凄いテンションのグルーヴ、どこか北海道アイヌ伝承音楽にも通じるかのような佇まい心地よさを醸し出してくれている。10本の弦からなるベゲナによるエチオピア独特の旋律トーン、古今東西の ...もっと読む (コンピューマ)トラッドフォークとも共通する伸びやかな歌唱と、ベゲナ独特の低音に呼応するかのようなウィスパーボイスが交互に表れる様は、その地に根を生やして生活している人々の細やかな息遣いそのものまでもが聞こえてくるようで、静かに深くじっくりと魅了される。レコメンド!!! (コンピューマ)
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ドイツ・ダブテクノ鬼才デュオ、Robert HenkeとGerhard Behlesの二人による、ベルリン・ダブテクノ・シーンから深く影響を受けていた頃に、香港でのフィールドレコーディングした音素材を基にMax/MSPコンピューター・プログラミングを使用してコンピューター・サイエンスに制作された初期のシングル・コレクション。Porter RicksやVladislav Delayの画期的な作品群とも並ぶ、ベッドルーム・リスニング的にも効能する自然音フィールドレコーディング実験的音響エレクトロニカ・ダブテクノ・ミニマリズム・アンビエントの歴史的傑作。緻密で繊細なプログラミングの妙が秀逸な黎明期の金字塔。オリジナル・リリースから25年を経て、遂にRobert Henke本人によるリマスタリングが ...もっと読む (コンピューマ)成されて完全版として2枚組12インチとしてヴァイナル・リリースされた。全7トラック。素晴らしく研ぎ澄まされた音質音響にもハッとさせられる。 (コンピューマ)
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ベルギー・ヘントのハンドメイドなカセットやレコードをリリースするレーベル〈Dauw〉からリリース。彼女の身近なコミュニティーであるclaire rousayやMacie Stewart、Patrick Shiroishi他をゲストに迎え、ルシェの本から得た「ありふれたものの驚くべき祝福」の精神を反映させた、フィールドレコーディング、シンセ、チェロから成る本作。協力者から集めたフィールド音を、自身の演奏を重ねたり手を加えずに配置。火の写真15枚とミルクのグラス1枚というルシェの本の構成は、ここでは火は口笛として、ミルクは集団的な歌声として登場しています。凡庸さとユーモアで編纂した面白い実験作。トラックリストからもどうぞ。 (足立)
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「さまざまな島の印象」と訳される第3作目は、マカロネシアの3つの諸島群(アゾレス、カーボ・ヴェルデ、カナリア諸島)からの録音と着想に基づいている。水の洞窟、黒い石のビーチやラグーン、小さな港の日常風景まで、現実の環境で採取された生のフィールド録音と加工された音、そしてシンセサイズされた風景を織り交ぜ、風化を捉えたような音像でノスタルジーを誘うメロディーや、亡霊のようなテクスチャー、ミュジーク・コンクレートに接近する瞬間が現れては消える白昼夢的内容。Dolphins Into The Futureあたりが好きなら太鼓判。マスタリングはRashad Beckerです。 (足立)
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ラ・パルマ島の様々な場所、空間でフィールドレコーディング、モジュラー・シンセシスと電子音楽エレクトロニカと融合させて作り上げた、虫の音、水の音、風の音、空気の漂い、火山の蠢き、水のトンネルや黒砂のビーチ、バナナ畑のざわめきまでもが音粒子として封じ込まれた、ラ・パルマ島讃歌、オーガニック柔らかで抽象的ゆらめきが心地いい繊細なる目眩くイマジナリーなエレクトロニクス・サウンドスケープ作品の傑作となっている。ロンドン・エクスペリメンタル・アンビエント信頼SWIMSからのリリース。 (コンピューマ)
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〈GROWING BIN〉から発表されカルトなヒットをみせたデビューアルバム。約3年の時を経てNOISE IN MY HEAD主宰の〈EFFICIENT SPACE〉から2rdのリリースです!リード楽器、ギター、ピアノ、ウッドベースと電子音のセッション。50年代に作られた船上におけるフィールドレコーディング、その刹那的サンプルがアコースティックインスツルメンツに効果しセンチメンタルかつ柔らかなサウンドスケープに。ダウンロードコードとポスターが付いてます。 (Akie)
「アルバムのタイトルは、ルカが小田原市芸術文化振興財団の江之浦天文台を訪れた際に出会った杉本博司のランド・アート作品にインスパイアされている。この作品は、一定の負の曲率を持つ双曲面の幾何学的形状を具現化した金属平面を特徴としており、一度も出会うことなく5mmのゲージに向かって連続的に収束している。この作品の幾何学的な形状が数学的な無限を暗示するように、このアルバムの音の地図は、無限の広がりの中での親密な身振りの感覚を呼び起こす。 数学的モデル0010が、瞑想的な連続体の中に生命のつかの間のパルスを区画するように、屈折した音の具体的な存在は、広大で把握しがたい空間の中で共鳴する。それは、遠い別の場所やさらに彼方としてではなく、日々の経験のテクスチャーに埋め込まれた内在的な質としての無限性を呼び ...もっと読む (サイトウ)起こす。」
フィールド・レコーディングとアナログな電子音で描かれた7つのトラック。彼が日本を旅した時に撮影した写真をもとにしたポスターが折り込みされています。アートワークはLouis Reith。 (サイトウ)
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昨年の拡張ジャズ・ハウスソロEP『Confidant』と、'20年のJulion De'Angeloとのスプリット『We』に収録された、伝統的な打楽器サバールを操るセネガルのSabar Ensemble Diopとのコラボ作品を基にし、デトロイトのWhodat、ライプツィヒのKassem Mosseのディープ・ハウス〜レフトフィールドミックスに、リスボンのNídiaによるクドゥロ解釈、サンルイのSabar Ensemble Diopのンバラ新解釈も強烈な仕上がりに。ソロトラックでは短いピアノ曲やセネガルでのフィールド録音なども収録された、多様なムードが交差した約30分の新章。トラックリストからも是非。 (足立)
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水面に反射する色彩や風景を音に反映させたかのような、この二人ならではのモダン・ニューエイジ・アンビエント・フューチャーとでも呼ぶべき、コンテンポラリー・ミニマリズムでどこか懐かしさを感じさせながらも、切れ味鋭いエレクトロニクスやフィールドレコーディングも交えながら自然回帰スピリチュアルで新たな音色音響の佇まいのサイケデリックなサウンドスケープ桃源郷音楽世界をゆったりと心地よく繰り広げてくれている。Mikaela Davisによるハープ、Randal Fisher、Aaron Shawによるテナーサックスも印象深い全9曲を収録。MVも必見。 (コンピューマ)
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エチオピアにおいて長らく政治的・文化的に支配的な民族でもあったアムハラ族の祈り、教会音楽での霊的レパートリーで用いられる唯一の旋律楽器でもあった十弦竪琴ベゲナ、神話的な起源と共に、常に王や貴族の楽器でもあり、この楽器を演奏するということは神や聖母マリアと直接接触対話するということにもつながっていたようで、アムハラ族にとっての神と交流する為の祈りにも似た特別で高貴な楽器でもあった。そういった理由も含めて一般的に広く普及することがなかったこともあり、これまであまり知られることがなかったエチオピア音楽ですが、これがなかなか凄いテンションのグルーヴ、どこか北海道アイヌ伝承音楽にも通じるかのような佇まい心地よさを醸し出してくれている。10本の弦からなるベゲナによるエチオピア独特の旋律トーン、古今東西の ...もっと読む (コンピューマ)トラッドフォークとも共通する伸びやかな歌唱と、ベゲナ独特の低音に呼応するかのようなウィスパーボイスが交互に表れる様は、その地に根を生やして生活している人々の細やかな息遣いそのものまでもが聞こえてくるようで、静かに深くじっくりと魅了される。レコメンド!!! (コンピューマ)
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エレクトロニック、ピアノ、フィールド・レコーディング、具体音を自在に織り交ぜ、重なり合うトーンや曖昧に溶け合う響きを基調としながら、不規則で質感豊かなザラつきや歪み、ヒスノイズによってくすぐられる没入的なアンビエント作品。風に吹かれる砂のように常に変化を続ける、ミクロな世界を覗き込むようなディープな美音風景。マスタリングは〈12k〉主宰でもあるTaylor Deupreeが担当。ホワイト・カラー・ヴァイナル。手書きナンバリング入り限定200部。 (足立)
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2000年代以降、小型軽量で廉価なデジタル・レコーダーの登場、そしてSNSの台頭により、フィールド・レコーディングという言葉を目にする機会がますます増えてきました。とくに昨今は新型コロナウイルスの状況下において、「音」や「聴くこと」について人々の関心が高まりつつあります。
フィールド・レコーディングは、現代音楽やサウンド・アートの文脈、60年代末からつづくサウンドスケープと環境音楽、90年代では音響派ブームのなかで取り上げられる機会の多かった音楽ジャンルであると同時に、人類学・民族音楽学などの学術の領域での研究手法として、そして電車や野鳥の録音をするような趣味としても広くおこなわれてきたものです。
しかし、こうした文脈をまとまった形で取り上げ解説される機会は多くはありませんでした ...もっと読む。
フィールド・レコーディングには響きとしての音楽的な面白さだけでなく、その音が生じる場所の歴史や生態環境、録音者の視点といった文脈が深く結びついています。
本書は、こうしたフィールド・レコーディングが歩んできた様々な文脈を統合したうえで、その全体像を捉え直し、歴史、理論、実践方法を1冊で知ることができる内容となっています。現在的な視点からフィールド・レコーディングを網羅的に紹介し、そのすべてが理解できる国内で初めての1冊です。
★フィールド・レコーディングより深く知るためのディスク&ブックガイド、
柳沢英輔×佐々木敦(思考家)×角田俊也(サウンド・アーティスト)による鼎談を収録