呪術チャントで導くオルタナティブダンスプロダクション!アテネの宅録アーティストANNA VS. JUNEがロックダウン中に制作。ギリシャトライバリズム×モダンエレクトロニック。伝統的歌唱に近づけるべく、微分音レベルの音程を操る特訓も重ねたボーカルパフォーマンスにも圧倒されます。
西洋のみならず東洋の音楽も参照し、伝統音楽と現代電子音楽の均衡を捉えること目指しているギリシャのANNA VS. JUNE。ボーカルチャントと打楽器のセッションに、エレクトロニクスも追加しダンスエイブルな楽曲に仕上げた「As I Walk」(sample1)が抜群。伝統的歌唱法で、歌詞は自分の生い立ちや思考を反映。オルタナティブディスコ〜EBM文脈でも活躍しそうな作品。 (Akie)
2020年初頭にリリースされた「The Sun Is Setting on the World」に続いて、1930年代から1950年代後半までのギリシアのポピュラーミュージックへの礎となったブルージー歌謡、レンベーティカの貴重な名演を厳選コンパイル。
ロンドン&ブリストル80-90年代海賊ラジオCMエアチェック集から戦前ブルース、世界各地の古く貴重な音源までを発掘する信頼名レーベルDeath Is Not The End新作。カセット・リリース。悲哀、貧困、喪失、世界の終わり、神に見捨てられた惑星の終わりなど、週末論的な悲しみに満ちたディープなテーマを歌った楽曲を中心とした全12曲を収録。 (コンピューマ)
Track List
1. Sotiria Bellou - A Cloudy Dawn 03:25
03:25
2. Stavros Tzouanakos - I Am Crying Inconsolably 03:12
03:12
3. Kostas Roukounas - Shooting Dice 02:56
02:56
4. Rosa Eskenazi - I'm a Drug Addict 03:13
03:13
5. M. Vasiliadou - Mother, I Became Sick 03:12
03:12
6. Stelios Kazantzidis - You Ruined My Youth 03:14
03:14
7. Giorgia Blana - I Am a Sinner 03:22
03:22
8. Stelios Perpiniadis - My Body Is Wasting Away 03:38
03:38
9. Kyriakos Agorides & Nana Greka - Dense and Dark Clouds 03:31
03:31
10. Vangelis Perpiniadis - Weep for Me My Friends 03:19
03:19
11. Panayotis Tsoros - Doudou 04:16
04:16
12. Stelios Kazantzidis - The Good Ones Die Young 03:09
流石はMISSISSIPPI、またもや純度の高い素晴らしい一枚がリリースです。気になってる人は気になっているヨーロッパ諸国のクラシカルな民謡やSP盤音源事情。今回はギリシャのブルース、民謡だと言われるレンベーティカのSP盤音源集。「Bed of Pain」というタイトル通り、とても切なく、儚く、排他的でもあるけど前を向くしかないと言った気配。それもそのはずで、1920年代のギリシャはトルコからの強制追放で100万人を越える人が財を失い貧困にあえいでいたという。歌詞も街角の犯罪やドラッグなど、人のダークサイドな側面を歌ったものも多いそうで、しかしだからこそ惹かれ輝く人間味。かつてのギリシャの街のとあるブルース。素晴らしきレンベーティカの調。 (住友)
RAMZIやLO KINDREを輩出、グラスゴーの要注目シンセサイザーライン〈12TH ISLE〉には2度も登場しているCHRISTOS CHONDROPOULOSの新作アルバムが到着!イラン伝統音楽で重要な旋法体系のひとつ”セガー旋法”を使用していた頃のギリシャやオリエンタルまで、古代への興味を拡張し解釈した作品。即興的な打楽器演奏にニューエイジトーンのシンセが重なる「War Horns」(sample1)、不規則なシンセプログラミングをリズミックに聴かせる「Asham」(sample2)など、前作以上に電子音楽サイドに踏み込んだ意欲作でもあります。初回はコメントも無くソールド、嬉しい再入荷! (Akie)