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Roberto Musci, Giovanni Venosta
A Noise, A Sound
Soave
- Cat No.: SV19/20
- 2024-02-05
パレスチナ人であるMO'MIN SWAITATがロンドンを拠点に始動したアーカイブレーベル〈MAJAZZ PROJECT〉第1弾!音楽コレクター/アーキビストであるMO'MINが、製作者であるRIAD AWWADの5000を超えるアーカイブ音源を家族から購入した中に見つけ出した幻のカセット。イスラエル創立で追放されたパレスチナ人の対イスラエル抵抗運動であるインティファーダの第一次の時期に、家族と自作楽器というDIYな環境で製作・録音。パレスチナの詩人MAHMOUD DARWISHも手がけた平和や故郷を想う歌詞により、イスラエル軍は即時没収。歌詞からは想像もできない快活なシンセサイザーとパーカッション詠唱のようなボーカルは爽快。レゲエ解釈も可能なクローザー「The End」(sample3)も収録、その多様性が伺える。中東ディスコの記録であり、パレスチナ闘争の歴史的文書とも言える重要作品。 (Akie)
Track List
この盤はミャンマー独自の打楽器、サインワイン(旋律打楽器)の美しくて可愛いらしい音色が堪能できます。
水琴窟のような調べのサインワインの音源は、知ってる限りほとんどなく、素晴らしきマスタリングでまた新たな響きに。歌声も素朴で素晴らしいですね。この盤は詳細な解説がついてます。 (Shhhhh)
面白いことに、ミャンマー伝統音楽ではピアノはメインの楽器だそう。チューニングもオリジナルで、こんなピアノ音楽は聴いたことがないが、後に残るアジアの素朴な情感が美しすぎる。大号泣。マスタリングも有効でより今ぽい響きで耳に入ってきます。 (Shhhhh)
1993年、All Saintsレーベルを代表するサウンド・コーディネイト職人Michael Brookと共にじっくりと作り上げた瞑想的アンビエント名品「Moon Shines At Night」全10曲。DLカードにはアルバム全曲に加えて、タイトル曲のMachinefabriekによるリワークをボーナストラックとして収録。中近東ともいえず、北アフリカともいえず、ユーラシアともヨーロッパともいえない世界観の、声楽曲も2曲ほど交えた、どこか物悲しい響きと憂いがドローンと共に心に沁みる。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
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2010年にモンゴルのホーミーがユネスコの無形文化遺産に登録されたのを受け、そのレファレンスワークたるべく編まれたものとのことで、この伝統芸術を巡る多様性にも配慮しつつ、口琴やトブショール、馬頭琴、ヤトガ、オーケストラ、伝統楽器アンサンブル。そして、1950年代や60年代のアーカイバルな録音、ホーミーの現代的展開の背景ともなる都市の環境音/フィールドRECも収録。ロングボックス2枚組CDに全43トラック、1954年から2016年までの録音(28トラックは未発表)を収録時間150分以上にわたって集成。写真も綺麗です。ワールド・ミュージック名門BUDAからの贈り物。DONATO DOZZYも口琴でアルバム一枚作ってましたね・脳の奥底 / 記憶を刺激するこの音色は、ダンス・ミュージックリスナーにも瞑想アンビエントとして使えそうです。フロアでも試してみてっください。 (Shhhhh)
ミャンマー・スライドギターの生き証人、ウー・ティンさんの作品。
乾いた音色とミニマル感と、不思議な不思議な旋律。
いろんなレーベルでミャンマーものってたまにでますが、パッケージとマスタリングの丁寧さで究極盤といえるのでは。 (Shhhhh)
Sam Donによる選曲キュレーション、AOTNのEuan Fryerが今作も監修したソウル名曲胸キュンカバー、ラヴァーズ・ロック名コンピレーション最新作、第2弾!!ヘタヘタうまヴォーカル、ペナペナ・シンセにもグッとくる。言わずもがなGrover Washington Jr.のA1「Lorna Fletcher - Just the Two of Us 」(sample1)、 Midnight Star名曲A3「Dave Barker - I'm Curious」(sample2)、Melisa Morganの名曲クラシックB1「Valerie Harrison - Fools Paradise」、Mary Jane Girls名クラシックC1「Fallon Jennings - All Night Long」、Simply Red大ヒット名曲C2「Pete Campbell - Holding Back the Years」、7インチリリースもロングセラーを続けているLuther Vandross永遠の名曲カバーD1「Derrick Cross - Never Too Much」などなど、A2のみ変更され、Byron Walker & Sandra Edwards - Don’t Look Any Furtherのみが新たに収録された全12アーチスト12トラックを収録。 (コンピューマ)
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これまで様々なレコードショップやディストリビューションに携わってきたというVIOLA KLEIN。ドイツのフランクフルト出身であり、奨学金を得てデトロイトへ行きハウスにルーツを持つという彼女。その後はまたドイツケルンに戻りレコードスアA-MUSIKでの影響や自信のパーティを行うなどして音楽性を広げ、DJではジャンルをクロスオーバーする面白いプレイをしているそう。A1では後ろノリな黒人グルーヴ全開で、オルガンのコード、変な聖歌隊的なコーラス、謎なタイミングで打ち鳴らされるハイハットなどが混じりあったすごいミックスが行われているA1(sample1)、そしてその後ささやくような短いアカペラ曲(sample3)。B面(sample2)はディープハウスと表現すべきかも悩む、控えめなキックとハイハットの単純な繰り返しにベースとオルガン、そしてそこにヴォーカルが淡々と歌っていく。それがハマるとやばいトリッピーなサウンドでクセになるサウンド。こんなのは普通ベテランプロデューサー/ハードディガーにしかできないようなものであると思います。完全に逸脱したサウンドですが、MEAKUSMA主宰は「ハウス」と言い切っていてそれも良い。 (日野)
1979年より活動を続ける、サハラ砂漠 西部のトゥアレグ族、革命戦士達によるバンドの年季の入ったアンサンブル調和、安定感。ヴァイオリンも交えた望郷ノスタルジックでブルージーな味わいと説得力のモノクローム・グルーヴに深く深く深呼吸するかのようにリラクシンに魅了される。20ページA5サイズ写真集的アートブックZINE封入も嬉しい限り。全10曲。黒盤LP+DL Code付き。 (コンピューマ)
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2016年に「Worst Summer Ever」と2枚同時にリリースされた「Those Who Throw Objects At The Crocodiles Will Be Asked To retrieve them」。。BEACH BOYSや60s ポップから脈々と流れるUSロック/ポップ・サイケデリアの血を脈々とうけつづDIYなサウンド、ハイ・ラマスにもつうじるようなエキゾチック、ノスタルジック・ジャジーなバンド・サウンドへと進化してきています。 (サイトウ)
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フランスNO FORMAT!からの2008年の名作。祝!リイシューされたのでストックいたしました。西アフリカはマリのバラフォン・マスターLANSINE KOUYATEとフランスのヴィブラフォン奏者DAVID NEERMANによる伝統と進化と洗練とのイマジナリー広がるオーガニックなセッション。ラストは18分55秒にもおよぶドラム、ベースも交えたKanga Dubを収録。全10曲。 (コンピューマ)
東欧牧歌的フォーキー・プリミティヴなダーク・モダン・エレクトロニック怪しい世界観のレフトフィールド・オルタナティヴ・ディスコ傑作アルバムが狂おしく誕生している。アルバム「Transmissions」は、Part1とPart2の二つに分けてリリースされるということで、まずはPart1が届けられた。Part2は9月後半リリース予定とのこと。唯一無二のオリエンタル・アブストラクト・レフトフィールド個性的なリリースが続く、イスラエル・テレアヴィブ・アンダーグラウンドを代表するMALKA TUTIを代表するアーチストの一つKhidja待望デビューアルバム・パート1。 (コンピューマ)
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アルバム「Transmissions」は、Part1とPart2の2章からなる作品となっており、今作のリリースでようやくその全貌が見れることとなった。BPM73(146)プリミティヴ・パーカッシヴなレフトフィールド・アブストラクト怪しげダビーなオリエンタル・スローモー・ディスコA1「Under Stressure」(sample1)、BPM100ほど、A2「Laid Back (feat. Tamir Hassan Chen)」(sample2)、BPM78(156)の妖しいエフェクティズムとミスティック・トライバル・スローモーディスコB1「Osm to Kbn」(sample3)も導かれる。BPM90、B2「Handkerchief in a Hurricane」、コズミック・プログレッシヴな東欧ノンビート/アヴァンギャルドなB3「Oil」もエンディングに向けてイマジナリーに怪しく高揚する。
個性的なリリースが続くMALKA TUTIを代表するアーチスト、Khidja待望デビューアルバム後半パート2。マスタリングは巨匠Enrico Mercaldiが手掛けている。 (コンピューマ)
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約10年もの間、ROBERTO MUSCIはアフリカ、インド、近東などを周り、現地音楽の習得やフィールドレコーディング、楽器の収集を行った末、1980年代初期にイタリアに戻る事となります。そして、その集大成として制作されたデビューアルバムThe Loa Of Musicが84年に発表されました。現地録音とスタジオ演奏を交えたこの作品はあらゆる文化の多様性を備えており、それが丁寧に絡み合わせられ驚く程の美しさを持っています。このリリースではオリジナル盤でカットされた曲が足され、2LP約80分ものボリュームとなります。2017年に〈SOAVE〉から初めての再発がされ、既に高額で取引されていますが今年になって少量リプレスされたものをストックできました。少々高めな値段ですが絶対に聴く価値があります。本当に素晴らしい。大推薦です。 (日野)
クラシックギターやパーカッションを学び、舞台や映画、ダンスの作品などを提供していたイタリアの作曲家DANIEL BACALOV。その彼が84/85年に制作して発表した二枚のアルバム「Diario Segreto Contraffatto」、「Il Ladro Di Anime」を収録したものがこちらとなります。細かいところまで練られたリズムでミニマルに聴かせながらも、アカデミックな方向ではなくとても心地よく聴く事のできる常夏の音の響きの作品。しかしながら音楽性は多岐に広がっていてすごく面白い!Tracklistからも他の曲を聴いてみてください。 (日野)
2006年に100枚限定で発売されたアナログ盤は、ほんと幻だったEM RECORDSの名再発のひとつROLAND P. YOUNGの「Isophonic Boogie Woogie」が、遂にアナログ・リプレスされました!!ミニマルなカリンバをメインに繰り広げられる「 Crystal Motions」や電化クラリネットでのアブストラクトなソロワークや、エレクトリック・ドローンの上でサックス・ソロを繰り広げるスピリチュアルな「loveliness」。ひとつ降りた世界で繰り広げられるマジカルなサウンド。素晴らしいです。 (サイトウ)
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標高3658Mの"神の大地"こと、チベットはラサ録音のフィールド・レコーディング。マッド・フィールドレコーディングを録らせたらこの人、 FRANCOIS JOUFFA が2009年に録音したもの。最初の数曲は仏教僧によるディープなチャントが収録され、そして後半からは光が射すような庶民の素朴な労働歌に既視感が。。この人は録音も素晴らしく、フロアで聴くと当てられます。一編の物語を見るようなカルトかつ感動的な一枚。ブックレットの写真も綺麗です。 (Shhhhh)
Shidaiqu(シダイク)は文字通り「時代の歌」を意味し、1920年代後半に国際都市上海で初めて浸透したハイブリッドな音楽ジャンルを表す言葉で、西洋のポップス、ジャズ、ブルース、ハリウッド映画のサウンドトラックを中国の伝統的な要素と融合させたシダイクは、音楽と文化の融合であり、戦前戦中の中国大衆歌謡と映画の黄金時代を形成することになった。
ただし、これらシダイクの音楽は、1950年代初頭頃に終焉を迎えることになり(この時期、中国共産党はshidaiquを「黄色い音楽」と非難し、ナイトクラブやポップミュージック制作を違法とし、西洋風の楽器を破壊した。)1920年代後半から1950年第初頭までという、わずか25年ほど四半世紀の期間のみでしか存在できなかった、かけがえのない文化交流から中国・上海で生まれた奇跡のような艶やかで豊かなエキゾチック・オリエンタル・ムーディーな音楽世界でもあり、今、この時代にあらためて中華歌謡シダイクにテーマを当ててコンパイルされる意味も深く重要であると考えられる。シリーズ第二弾Vol.2全20曲を収録。 (コンピューマ)
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国籍不明なトラディショナルのミックス、曲によって多種多様な楽器を演奏していてプログレッシブなようでプリミティブでもあるようなパラドックス。しかしながらMUSCI & VENOSTAの音楽的懐の深さを味わうことのできるもので、音楽的探検心が垣間見える刺激的な好作。日本だったと思ったらインドネシア、けど気づけばEDGAR VARESEの名前も入れられたコンロンナンカロウ的ラテンシンフォニー曲に!?聴いていると足元がふらつきここがどこだか分からなくなる、ナチュラルにドラッギーな体験をしてしまう音楽の世界探検。 (日野)