- 12inch
Loidis (Huerco S)
A Parade
Anno
- Cat No.: ANNO-002
- 2023-08-20
ANK JACKSON率いる前衛ダンス専科〈ANNO〉カタログ8番は、同じくNY拠点のウィアードベース/ブロークンリズムコレクティブとして注目を集める"SLINK"所属プロデューサーK WATA!FXで歪めたアンビエンスに変則するハーフステップを貫いた「Meet Me At The One」(sample1)に始まり、繊細なシンセプログラミングで緊張した空間にて2ステップを変形させた「Dot Dot Dot」(sample3)など。捉えることのできないプラズマな電子音とミュータントなリズム骨格。 (Akie)
Track List
HUERCO S.変名LOIDI、J. ALBERT、CHRISTOPH DE BABALONとWILTED WOMANによるタッグ”SUDS”など、名だたるアーティストが名を連ねる〈ANNO〉最新作!鍾乳洞のような空間音響に、ハイプレッシャーでドラムを連射した「Every Night A Dream Visits Us」(sample1)のミステリアスに泳がせたシンセサイザー。クンビアインフルエンスな土着リズムを取り入れた「Gomek」(sample3)。集中線を描くようにシンセサイザーがクレシェンドするブロークンビート「Second Skin」(sample2)など、モノクロームな音色でここまでフロアに色を与えるダンスカット、なかなか出会えないです、やはりこの人素晴らしい! (Akie)
ポコポコと弾けるシンセはWW、鋭利なビートがまさにCDBなブロークンテクノ「Trauerweide」(sample1)を筆頭に、ベルリン電子音楽なヴィンテージシンセの鬱屈とした鳴りが特長的。ずっしりとしたハーフステップにダークなシンセサイザーで荘厳な世界観を作り上げた「Mirage March」(sample2)など、翳りのあるコードが主体ながら、力強いボトム構築は流石。 (Akie)
Hank Jacksonが率いる〈ANNO〉から、CHRISTOPH DE BABALONとWILTED WOMANによる”SUDS"に続くカタログ5番。電子音やノイズで彩ったアンビエントトラックを皮切りに、浮遊感を帯びた音空間にてキックを躍動させたブロークンビート「Atabey」(sample1)。ジューク昇華でギアをトップに入れた「Pressed」(sample2)や、フイルレコサンプルを活用して神秘性を高めた導入から疎らにビートを差し引きした「Sahara Desert Dating App」(sample3)など、、ダンスカットとアンビエントカットを混在させた6曲入りヴォリューム。 (Akie)
SCI-FIな浮遊感のあるブロークンでロウなトラック、アナログ・エフェクトのミキシングで抑揚をつけながら宇宙空間へといざなう”GACX”(sample1)が最高!フリップサイドは、得意のハーシュノイズとトレモロ波状シンセのノンビート”SNAKE PIT”(sample2)と、モノクロな質感とフリーキーなインプロヴィゼーションの電子ドローン”OEBBBBBB”(sample3)を収録!
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HANK JACKSONのニューレーベル〈ANNO〉からの第2弾のリリースとなるのは話題の渦中であるNYのプロデューサーHUERCO S.の変名LOIDIS。前作のHANK JACKSONの12"も良かったですがこちらもやはり良い。それにしてもHUERCO S.のダンス方面のトラックを待っていた人も多いのではないでしょうか。アンビエントを基調にしつつ落ち着いたテンションでリズムを置いていき、ひとつのループでも延々と聴いていられます。SOTOFETTの遊び心と少しリンクする、ダンスと実験を共存させる〈ANNO〉の方向性には賛同します。 (日野)