自身の＜SOMETHINNG＞を拠点に、＜PERLON＞や＜SMALLVILLE＞、＜ECHOCHORD＞からパーマネントにリリース、近年は＜BOOBIE BOX＞や＜DARK MATTERS＞、＜SOLAR PHENOMENA＞といった新興レーベルにもコミットしマイペースに独自の世界を発信している鬼才・STLのニューシングル！実験的なピックアップ・インストゥルメンツやフィールド録音を取り込んだ、静寂と気配といった要素をフィードバックさせるアートフォームによってオリジナルなダンストラックに仕上げたA1”Untitled”(sample1)やB1”Untitled”(sample2)、白昼夢アンビエントなダウンビートやノイズ・コンクレートなトラックも交えつつ、ラストにはSTLが常に実践している無限ロックド・グルーヴ””B3”Untitled”(sample3)に収録の、全6トラック。

〈Smallville〉〈Echocord〉〈Perlon〉といった名門レーベルより数々のリリースを展開。ジャーマンテクノらしい深みのあるディープな世界観でありながら、デトロイトからの影響も感じさせるそのサウンドでは、奥行きのある音空間、微細な音の断片、ローファイなテクスチャなどを繊細な手つきで構築。そこからクセのあるダブテクノを軸に、ミニマル、ドローンなどを生み出していく。ニューアルバム "Illumination"では、フィールドレコディング的なアプローチも加わったダブ処理による壮大なアンビエンスに、異質なエレクトロが差し込む、自然と電子が融解することなくまとまる唯一無二のサウンドが展開されています。 (Ashikaga)

パーカッションに焦点を合わせたミニマルな構成、ポリリズミカルなドラムを執拗に持続した11分間のハウストリップ「Fly Fly」をオープニングに、スナップを効かせたビートでデトロイトに傾倒した「Eargrind」(sample1)。重量をつけたベースでアトモスフェリックな空間系シンセを〆るダブテック「Light Up」(sample2)。アシッディな「Unlike Dislike」のクローザーまで、独特な音使いとギミック光るリズムワークで、長尺をトリップするダブルパック。 (Akie)

空間と共に端正に音響デザインされた美麗ミニマル・テック精密なDUB TECHNO3トラック。マシーン・ロウ・ミニマル・テック・ジャッキンなB2「magic thing」もマジマル。 (コンピューマ)

軋むような雷鳴〜黒煙を５感で浴びせるような圧巻のダブ・ストーム、繊細なアタックの金属的パーツ使いで緊張の糸を弛ませない説明不用の”No More Words”(sample1)、一転ストーンしたヘッドミュージック、浪漫の欠片や旅行感覚もじっくりと演出するダブワイズ”Smooth Selector”(sample2)の２トラック、いずれも10分超えのトリップを堪能させるロングトラック。さらにボーナスなエレクトロニカ〜ダウンテンポ”Out Of The One”(sample3)も叙情的でお薦めです。

イビツで摩訶不思議で美しく惹き込まれるディープ・ミニマル・ダブテクノのA1「Lost Harbour」(sample1）、ヒタリヒタリとじわじわとロウにメディテーショナルにダブ＆テクノされるB1「Mr. Sinister」(sample2）、B2「Sinsemilla」(sample3）も優雅で美しく精密。 (コンピューマ)

あたらしいインプリント＜CIRCLE OF LIVE＞も始動させた、MINILOGUE & SON KITEなどの活動でもお馴染みのディープテック・ベテラン職人・SEBASTIAN MULLAERTによる、芯のあるキックが徐々に増幅して瞑想的な涅槃テクノに仕上げた約15分超えのリミックス”No More Words (Sebastian Mullaert Remix)”、そして一転、セヴのオルターイーゴ・WA WU WEによる、原曲のパーツを静謐なざわめきへと変容させたヘヴンリーなアンビエント、こちらは10分超えとなる”No More Words (Wa Wu We Gentlyfication)”の２トラックをカップリングです。

ストイックに何層にも重なるダビーなリズムとシンセ電子音によるミニマル・ダビーな狂気A2「Atomsmasha」(sample2）、ベテランならではの境地を感じさせてくれるロウ＆シンプルながら味わい深くピークにもっていかない余裕のグルーヴ作りを感じさせてくれるB1「Summer Breeze & Brotherhood」、アーバン・チリンな深みと郷愁グルーヴB2「Freebird」(sample3）にもグッとくる。 (コンピューマ)

昨年は、自身の拠点〈SOMETHING〉以外のレーベルからかなりの数のシングルを発表してきたSTL。ポルトガルの〈ASSEMBLE MUSIC〉からの”Crank Notion EP”は特にミニマル・ハウス方面でプレイされていたようで、その流れもあってこちらの〈THE UNTOLD STORIES〉に参戦！よせては還すヒスノイズと重厚なダブに、子供たちのはしゃぐ声を奥深く封じ込んだチルトラック”Sunny Park Chill”(sample1)に加え、メルトダウンした多彩なヴァリエーションのダブ処理に芯のあるキックを淡々と打つ”The Mountain Dub”(sample2)、こちらを、品質優れたプロダクトやデザインなどがルーマニアン愛好家もうならせる〈PLUIE/NOIR〉のボス・CLEYMOOREが、フロアライクにピッチアップしつつ独特なグルーヴをひねり出した、約14分にも及ぶリミックスワーク” The Mountain Dub (Cleymoore reconstruction)”(sample3)は要注目でしょう！

黙々と撃つドラムシーケンスに艶美なスウィープ・メロディーが揺らめきながら、亡霊たちが隠れん坊しているかのような深海ダブテクノ”Hide & Seek”、そして、ロウなスネアーや裏打ちタムに不穏な低周波、時折り俄かにクレイジーな旋律のメロディーもあらわる”Haze & Kraze”の２トラックを収録！

STL, SOMETHINGニューリリース。A-SIDEはショートの「Get Down」にディープに深みを潜る１５分に渡る「Inner Horizon」とLOCKED GROOVE。B1には、STLの屈指の名曲「Something Is Raw」がリマスターで収録されています。B2はミニマルグルーヴ「Fire」とLOCKED GROOVE。 (サイトウ)

今回は、ST JOSEPHやVERA、VOIGTMANNなどがリリースするポルトガルのミニマル・レーベル＜ASSEMBLE MUSIC＞からのリリース作。チープ＆ロウ、不思議なバランスの鳴り機械仕掛けのメロディーがオモシロい”Crank Notion”(sample1)、ミステリアスな音響に低目をうねるベースライン、ブレイクビートからジワリと4/4にビルド・アップしていく”Neat Buzzl”(sample2)もヤバイです。CLEYMOORE(PLUIE/NOIR)、NATAN H(GAUSS)、JULIEN SANDRE(BLIND BOX)らがサポート中！

孤高のRAW HOUSEクリエイターSTL。SOMETHING 28番。 (サイトウ)