- 2LP
Sam Prekop and John McEntire
Sons Of
Thrill Jockey
- Cat No.: Thrill-578
- 2023-12-05
シカゴ・ポストロック、オルタナティヴなシーンを支えたサム・プレコップ(The Sea and Cake)とジョン・マッケンタイア(Tortoise)の両者のコラヴォレーションによるモジュラーシンセ/テクノ・アルバム。アナログ入手できました。
Track List
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映像作家David Harttの映像にインスパイアされて演奏された、イマジナリーな情景も淡く彩られる水彩画のようなミニマル・ドローンな電子音楽作品。今作でも彼の電子音楽愛に満ちた、ファニーで繊細なふんわりとした電子音楽の歴史を辿りながらも、そこからはみだした音の冒険者達(レイモンド・スコットやデヴィッド・バーマン、ヌノ・カヴァナロ、BBC RADIOPHONIC WORKSHOPら)への敬意と愛情に満ち溢れた電子の粒がアンビエンス謙虚に自由に弾けてます。優しく聞き入ってしまいます。The Republic 9章と電子音楽小曲集。全15トラック。 (コンピューマ)
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なかなかの衝撃作。オルガンのドローン(持続音)がいろいろな形で横たわる隣でEllen Arkbroの淡く儚げなボーカルが佇み、クラリネット、シンセ、ピアノ、バスクラリネット、トロンボーンetcのテクスチュアが絡み合う。同郷で既に貫禄の域のKali MaloneやEdition MegoからもリリースとのCaterina Barbieriとの交流も納得のレイヤーと色彩はいわゆる欧州エクスペリメンタル、電子音の先端の位置にありながら、素朴な歌声が残る異形の静謐なアシッド・フォークとも解釈できる越境具合。要は難しい風なのに心地よい、神懸った時期のアルゼンチンの折衷感を思い出します、フアナ・モリーナや最近だとエストニアのMaarja Nuutも浮かびます。が、やっぱりこのインテリジェンスとジャズ要素、そしてアメリカーナ的などこにも行けなさはシカゴ音響の系譜なんでしょうか。
共作者のJohan Graden(ソロ作も素晴らしすぎる)といい、共同プロデューサーのJohan Lindströmといいスウェーデン / 北欧ジャズの新しいとこも垣間見れる。真夏に聴くのも白昼夢感あっていい。大推薦すぎます。 (Shhhhh)
Jeff Parker(Electric Guitar)、Sam Barsheshet(Fender Rhodes, Wurlitzer electric Pianos)、Chris Lopes(Acoustic Bass, Electric & Acoustic Guitar, Flute, Percussion)、Chad Taylor(Drums, Percussion)、エンジニアとミックスはJohn McEntire at SOMA EMS.
マーヴィン・ゲイのスウィンギンなモダンジャズ・カヴァーA4「WHEN DID YOU STOP LOVING ME, WHEN DID I STOP LOVING YOU」含めた全8曲を収録。 (コンピューマ)
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アルバム「Romantiq」は、フランクフルトのドイツ・ロマン派博物館グランド・オープンの為に、デジタル・アーティストRobert Seidelと行ったオーディオビジュアル・コラボレーションから発展した音楽作品で、オーガニックとデジタルの境界線をロマンティック且つエキゾチック、ノスタルジック・フューチャーに探求した覚醒と陶酔の見事なるドリーミー・エレクトロニック音楽作品となっている。どこか日本庭園、禅庭のような佇まいも感じ取れる全10トラック。レコメンド。アナログレコードLPようやくnewtoneでも入手できました。 (コンピューマ)
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2009/2-2010/3にかけて本人の自宅で録音した音源をシカゴのSOMA ELECTRONIC MUSIC STUDIOでミックス加工した純然たるプライベート電子音楽作品。今作では彼の歌声は聞こえてきません。彼の趣味全開のファニーで繊細なふんわりとした電子音楽の歴史を辿りながらもそこからはみだした音の冒険者達(レイモンド・スコットやデヴィッド・バーマン、ヌノ・カヴァナロ、BBC RADIOPHONIC WORKSHOPら)への敬意と愛情に満ちた電子の粒が自由に弾けてます。優しく聞き入ってしまいます。アナログ盤の溝から伝わる電子音の響きが素敵です。sampleはa1-2分程度を2曲づつ収録。 (コンピューマ)
南米、アフリカ、アジアと世界中の音楽が発掘〜再発されますが、案外アメリカのルーツ・ギター音楽はここ最近レコード少なかったかなと。そろそろこの辺リバイバルでしょうか、最高のチルアウト・ギター。風景が浮かびますね。THRILL JOCKEYからという正当すぎるアメリカンルーツ、、たとえばジム・オルークなんかのインスパイヤ元でもあります。メイン州マウント・デザート島にて録音。アメリカーナのルーツであるアイリッシュ/ケルトの香り漂うRuthie's Farewell(sample3) 。遠い音楽でもあります。 (Shhhhh)
BOREDOMS、YOSHIMIOことヨシミと、シタールの吉田ダイキチのSAICOBABAから、最初期の名称SAICOBABへと進化(退行?)したSAICOBAB。待望のアルバム・リリースです。「最古バブ(赤ちゃん)」。ゆらぎのラーガ音楽から、より身体性の高い躍動のサウンドへと!伸びやかに気がフレ切っていてYOSHIMIOの本領です。バンドのアンサンブルとしても人類の原初的民族の祝祭サウンド、謎の領域からアクセスしてくるトランス感、なかなかすごい領域に突入しています。 (サイトウ)
ジャズ、ボサノヴァ、ギターポップ、ロック、ネオアコースティック、実験音楽が見事なまでにアトモスフェリックに瑞々しく昇華した傑作アルバム。プロデューサー、エンジニア、アレンジャー、プレイヤーとしてもジム・オルークが活躍する、美しきアンサンブルも見事なアルバム。同時期に発表されたジム・オルーク「ユリイカ」と共に当時のポストロック・シカゴ音響派を代表する「歌もの」逸品。 (コンピューマ)
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自身による歌と声、ヴィオラ・ダ・ガンバという16~18世紀のヨーロッパで使われた弦楽器などをフィーチャし、そしてジャマイカン・ダブのオーセンティックな魔法。バスクのサンセバスチャンでの録音です。ジャンルどこにも依らず、今のアンビエント流れでも遜色なく聴ける。とはいえ、アンビエントでもないしボーカルものでもないという不思議な折衷感を携えた作品。幻想的。djでもかなり使わせてもらいました、個人的にも彼女の一番好きな作品です。新作も楽しみ! (Shhhhh)
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1996年のシカゴ、ジョン・マッケンタイアの実験のはじまり。ロックの内面的叙情性とジャズの洗練、インプロヴァイズド・フリーミュージックの枯れた味わい。アンビエンスとエレクトロニクス実験音楽、クラウトロックとスティーブ・ライヒからの影響を感じさせるミニマリズム。マリンバが効いている。全6曲。20分53秒にもおよぶ1曲目「Djed」は今だ圧巻。 (コンピューマ)
今だ色褪せないポストロックの金字塔。ミニマルでクールな編集音楽の金字塔でもある。BGMとしても秀逸。リマスタリングされたレコードの回る音で再びどうぞ。豪華見開きジャケのアナログ2枚組。全12曲。デジタルデータ・ダウンロード・コード付き。sample2&3は2曲づつ。 (コンピューマ)
THRILL JOCKEYからの2019年リリース作品。DLコード付き。 (コンピューマ)
USアパラチア伝統音楽をルーツにしたスピリチュアル・フォーキー・コンテンポラリー・ミニマル・ドローン・アンビエント/ニューエイジなギター・エレクトロニクス名作。見開きゲートフォールドジャケット、インナースリーヴDLコード付き。全8トラック。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
OOIOOらしいユニークさに、CANや南米サイケLOS JAIVASあたりを思い起こしてしまう瞬間もある。自由度高い4ピース・サウンド。大井戸猩猩のドローイングをQOTAROOがデザイン仕上げた見開きのアートワーク。Kabamix@LMDのマスタリング。ブラック・バイナル・エディッション。ストックしました! (サイトウ)
Arthur Russellにも影響を受けているというように、クロスオーバー・ビートダウンでソウルフル・アヴァンギャルド・ジャズなダンスカルチャー、西アフリカ、北アフリカからのポリリズム、ゴスペル、トロピカリア・サイケデリック、アトランタ・ヒップホップ&トラップ等々ともリンクするミュータントでDIYモダンソウル全9曲。未完成ながら頼もしい叙情的音楽と様々な実験的でアバンギャルド・フューチャー・クロスオーバーなグルーヴが表現されている。マーブル・ブラウン・カラーヴァイナル。DLコード付き。 (コンピューマ)
Arthur Russellにも影響を受けているというように、クロスオーバー・ビートダウンでソウルフル・アヴァンギャルド・ジャズなダンスカルチャーともリンクするB1「Second Born」B2「True Fun」も未完成ながら頼もしい音楽とグルーヴが表現されている。4曲入りEP。DLコード付き。 (コンピューマ)
ソフトロックバンドBREADのLPと7インチの破片から生成された音、整形用のシリコンジェルバッグ、警察が暴動の時などに使用する保護盾、プラスチック製のトイレブラシ、気泡シートやレジ袋、プラスチック・リサイクル・ゴミ箱、ビリヤードボール、プラスチック製のオカリナやトロンボーン、パンフルート様々な素材を元に、南北戦争時代を思わせる時代錯誤のファンファーレと形容されたタイトル曲「Plastic Anniversary」、ジャーナリスト「Plastic: A Toxic Love Story(プラスチック:有毒のラブストーリー)」からの引用「Collapse Of The Fourth Kingdom」、プラスチックを生分解できるように進化したバクテリアの研究に関する「PLASISPHERE」等々、環境問題にも言及しつつより象徴的にプラスティックサウンドに取り組んでいる。マイケル・ナイマンのミニマリズムなんかも引き合いに出されています。徹底した遊び心、異次元の音世界感覚、ミクロにひろがるディープな世界。MATMOSやはり素晴らしい。鴨の羽色マッシュアップカラーバイナルの限定盤。ジャケットは100%リサイクル素材を使用とのこと。やはりこれは塩化ビニールで手にして欲しい! (サイトウ)
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〈Thrill Jockey〉からアルバム「SONS OF」の2LP。入荷しました。2019年のEPでの二人のコラヴォレーション、Sam Prekop の2020年の「Comma」でもエレクトロニック・ミュージックに取り組んできた流れの集大成といったフル・アルバム。モジュラーシンセでのインプロヴィゼーション、実験的というよりは、快楽的なクラウトロック的な電子音楽、ダンスニュージック、テクノ。ダイアルつまみの洗濯機、二匹の黒猫、目つき悪め。サムのデザインのアートワーク。是非LPサイズで。 (サイトウ)