- 7inch
Traffic Sound / Black Sugar
La Camita
Vampi Soul
- Cat No.: VAMPI 45101
- 2024-02-18
Jean Pierre Magnetも在籍のペルージャン・サイケデリックTraffic Soundと、レアグルーヴファンにも名高い、同じくペルーのバンドBlack Sugar。
Track List
Track List
トロピカル・バレアリック・ディスコ/ボサ&サンバトロピカル・ブギー、、色々解釈できるがやはりジョージ・ベンはジョージ・ベン!81年作品。Rush Hourにも2022年ベストリイシュー5位にセレクトされ(ちなみにCharles Stepneyよりも上位に!)となればもちろん、HUNEEのプレイの"Katarina, Katarina"(sample1)。個人的には、"Para Que Digladia"(Sample2)、"Ela Mora Em Matogrosso Fronteira Com O Paraguai"(sample3)、他にもサンバアレンジの曲など低音の鳴りなど気持ち良し。ラウンジ / ダウンテンポ・セット、お食事DJ時に。ジャイルス、MADLIB〜南米スロー、HUNEEまでいつの時代もリスペクトされ愛されるのも納得の内容。これほどの名曲揃いですが、ブラジル音楽解釈では外れてたのかほぼLPは初リイシュー。最高すぎ! (Shhhhh)
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1936年生まれ、キューバ音楽から発生したデスカルガ(=セッション)に影響を受け当時はそこまでメジャーではなかったアコーディオンを有名にした奏者でもあります。キューバのグアラチャやルンバで使われる伝統的なボンゴを、コロンビアの伝統的なドラム「ラ・カハ」に置き換え、これがアニバルのパワフルなアコーディオンと組み合わさることで硬く乾いたサウンドを生み出しセンセーションを巻き起こした。そこでクンビア、メレンゲを演奏し、首都ボゴタ、そしてニューヨークまで到達。一躍スターに!この時期にはもちろんオールドクンビア名門、Discos Fuentesの立ち上げもあり多くの録音に参加することとなります。ムジカ・トロピカル・ムーブメントの黄金の10年と言われるこの時期。
そして、60年代の後半に西海岸でヒッピームーヴメントが勃興すると、コロンビアのカリブ海沿岸は密売の中心地へ。そしてバジェナートというアコーディオンを使うコロンビア伝統音楽がマフィアたちに流行、マフィアたちがスローな演奏を好んだが(この辺面白い)、治安の悪化にベラスケスは嫌気がさしてベネズエラに移住。当時の首都カラカスはラテン黄金期ですね。そこで150枚もの録音に参加したらしいです。20世紀のラテン・レジェンド。6,70sラテンまずはこの一枚から! (Shhhhh)
これは、、、普通のサルサ、ラテン好きなら後回しにしてたであろう過剰コズミック感、、アフロ・フュージョン?確かに時代を先取りしすぎですね。バンド名といい、タイトルの"Africa 5.000"というざっくり具合といいコカイン感を丸出しな気もしまずが、このぶっ飛び具合は他にはない。サイケデリックすぎるが、ブレクビーツ解釈可能で、JD TwitchやMochilaから出たDJ Nu-Markのミックスにも収録の"Tifit Hayed"(sample1)は聴いたこともあるはず。単純にパーティトラック多し、、、1975年オリジナル、もちろん名門Discos Fuentesからのライセンス、初のリイシュー!レーベル在庫はもうないです。 (Shhhhh)
コロンビア・フォルクローレで使われるマリンバのミニマル感に持っていかれながら、アフロなチャント(コーラス)入り混じる "La yuca rayá"(sample 1)など、いわゆる70`sコロンビア・サウンドにアフリカ音楽の要素を混ぜた早すぎたバンド、ウガンダ・ケニア。サイケデリック感すら漂う超絶テクニックが素晴らしいと思ったら、70`sサルサ・コロンビアーナの帝王、フルーコのバックバンドでした。アフロ・フュージョンだけでなく、さまざまなカリブ音楽のリズムを取り入れた珍ながら素晴らしいアルバム。WT多かった作品ですが初のストレートリイシュー。1978年産。 (Shhhhh)
まずこのグループ名の"ウガンダ ケニア"というざっくりしたセンスに驚きます、、、しかし音ももっと変。アフリカ的パーカッションやコール&レスポンスを取り入れたヘンテコ・コロンビアン/クンビア、相変わらずのお気楽ドラッギーに脳天を持ってかれます。これぞ70年代コロンビア音楽、これといったルールがない。が、そこにはサルサ発祥の時代背景含めた素晴らしきラテン・リズム。2022年再発発表と同時にレーベル在庫なしの逸品を少々キープ。 (Shhhhh)
最高すぎる、、、ポップで親しみやすくて生々しく言ってしまえばドラッギー。70年代のオールドクンビア/コロンビア・サウンドにペルーやエクアドルで流行ってたアマゾン、トロピカル・ギター/チチャを織り交ぜて当時のヒッピー・ムーヴメントの影響やシンセのトビ音なんかも混ぜたカラフル・クンビア。タイトルのLos Mirlosはペルーの代表的なクンビア・グループでリスペクトも感じられつつ、直球すぎるセンスにニヤリ。La Danza De Los Mirlos(sample1)は多くのカバーを生み出している名曲です。この2022年再発には、コロンビアの名門Discos Fuentesのジャケではなくペルーのレーベル、El Virreyに当時ライセンスされた盤のジャケを採用という愛情込めたリイシューワーク。しかしどこをとってもお気楽ドラッギーというか、、ドライブ、ラウンジDJ、リスニングにもバッチリ。コロンビア、ペルー、ラテン音楽入門にも是非。 (Shhhhh)
アフロ・ウルグアイ、カンドンベとロック、ジャズなどがフュージョンするTotemの「Dedos」は、のちにアイアート・モレイラもFingersでカバー、Ruben Rada自身も再演するウルグアイシーンに残る名曲。A-SIDEは、サンティアゴのアンデスのフォルクローレ、アフリカからの奴隷移民、オリシャ信仰、ブゥードゥーをルーツに持つ、ネグロ・スピリチュアル、カンドンブレと、ジャズ・ファンク、ロックなどの当時の西洋のスタイルがミックスされている、70sチリアン・バンドFusiónによるカバー。B-SIDEはアルゼンチンチンの鍵盤奏者で、のちにNYCに渡り、SALSOULやZE RECORDS周辺で活躍、映画音楽などでも成功する Carlos FranzettiのバンドDEDOSによるこちらもディトーテッドなギター、フェンダーローズ、脅威のサイケデリック・ジャズロック・カバー。 (サイトウ)
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Culture of Soulの「The Brazilian Boogie Connection」にもピックされた名曲「Rio Babilônia」収録、「Conquero」や、Tim MaiaもフィーチャリングしたA1「Eu Quero Ver A Rainha」など、DJにもチョイスされてきた83年の「Dádiva」がVAMPI SOULから再発。バビロン、先史にも思いを馳せたアフロ・ブラジリアンのスピリチュアリズムのダンスとシンセサイザーサウンドが出会った観光音楽、トロピカルダンス。神々しいいでたちも素敵です。最強のマスターピース「Taj Mahal」から、「Filho Maravilha 」、「País Tropical」へと展開するディスコ・メドレーも収録! (サイトウ)
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ペルー出身の兄弟とその妻を中心にとするバンドSONORA CASINOの72年リリースの2ndアルバム。エレクトロニック・エフェクト、フィルター・ボーカル、ワウワウとディストーションを駆使したギターが凶暴なコズミック・デスカルガ「Astronautas a Mercurio」をはじめ、ブガルー好きにはたまらないヘビーなリズムの「Guajira del amor」、ボレロナンバーの「Pasa, pasa」など、グアラチャ、クンビア、デスカルガスがなど、ラテン音楽のコレクターだけでなく、エキゾチック・サイケデリックサウンドを求めるマニアたちからも非常に人気のあるアルバム。 (AYAM)
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バレアリック、コズミックといった再発キーワードが発明されたようにはいかず、アルゼンチン産のこの周辺だけはプログレとか雑な括りで紹介されてましたが、きちんと聴いたらそう括るにはあまりにも豊穣だったアルゼンチン音楽。アレハンドロ・フラノフ、フアナ・モリーナら"音響派"らの親的世代、そしてチャンチャやバリオリンドたちエレクトリック・フォルクローレの祖父といった構図でしょうか。もちろんカルロス・アギーレ、キケ・シネシらコンテンポラリー・フォルクローレ勢も90年代にリリースしています。特にキケは代表作までこのMelopeaから出してますね。
発起人はアルゼンチン・ロックのパイオニアの一人、リト・ネビア(CHEE SHIMIZU監修によるコンピもありますね)による自らのアルバム、"Melopea"から取られたものだと思われます。ここに収められているのはやはりダンス耳に親しみやすいシンセを使った奇トラックたち。フュージョンやニューエイジ、アンビエントでもシンセの使い方が独特で妙な訛りと宇宙感が滲み出てしまう、、コズミックやバレアリックと呼ぶには快楽よりもジャズやロック、フォルクローレすぎるし、軍政時代の影響かもう少しシリアス(この辺の影にはもちろんSPINETTAの影響も)。アシッドと呼ぶには伝統すぎるし、南米色すぎる。謎シンセに突然そこはとない感情が入り込んでくる、隣国ブラジルとは違うこれがアルゼンチンの音楽。個人的には、ディストリビューターとしてこのMelopea DiscosのCDを輸入しまくって山辺さんと夜な夜な発掘活動してたもので感慨深い。もちろんパーカッション、ミニマル要素もあるトラック群なのでラウンジDJなんかにもどうぞ。タイトルにある南の風とはどういう意味か。大号泣。 (Shhhhh)
これぞ70sクンビア&コロンビア音楽!という生々しいドラッギー具合と底にはサルサ発祥の地に恥じぬ素晴らしきリズムたち。怪しいムーグシンセ、能天気なトロピカル・ギター、、、これは現場で爆音で聴きたい!アヤワスカなジャケも最高、南米サイケデリックの源流&リズム。しかし怪しい。7インチ4枚組、キラーアイテムです。 (Shhhhh)
めちゃ気持ちよい!やはりAlfredo Linaresをフィーチャしたピアノが最高!そこにパーカッション、ギロ、ビブラフォンの音が複雑なリズムを繰り出す極上盤。最近アップしてる70年代のコロンビア発のパキパキドラッギー・サルサ/クンビアもいいですが、こちらはほっこりラテン・デスカルガの超超良盤。ジャズなんか好きな方でラテンどれから?なんて方におすすめ。Cal Tjaderの‘Mamblues’ なんか絶妙に洒落たカバーです。こちらはニューヨークのレーベルで、ファニアに多大な影響を与えたラテン紹介レーベルのパイオニア、Alegre Recordsからオリジナルでリリースされていた盤。他にもコロンビアの名門DISCO FUENTES、ベネズエラのレーベルからもライセンスされた名盤。180G盤、公式リイシュー! (Shhhhh)
サルサ、といえば社交ダンス?のイメージだったのが知ればとんでもない!超ストリート音楽でそれを教えてくれたのはこのフルーコ。soundwayの名コンピでも表紙を飾るほどのコロンアビアン・サルサの顔でございます。トランペット3本にトロンボーン2本の強烈なラテン・デスカルガ(セッション)。また、ベーシックなサルサではなく、グアグアンコ、ボンバ、プレナ、オリザ、ボレロ、チャチャチャ、ラテンソウルなど、キューバ&中南米の様々なリズムを網羅した強烈グルーヴ!クンビアの他にも中南米音楽を掘りたい方はこの辺からも。ぜひ! (Shhhhh)
アコースティック・ギターで奏られるアンデス・フォルクローレのフレーズ、伝統楽器の残響に耳を澄ますと鳥の声を模した笛の音色に持ってかれる、、、そこに南米サイケデリックど真ん中のボーカル。同時期にアップしてるMANDUKAのメンバーもいますね。アンデス・プログレッシヴ・ロックと括られたレア・サイケフォークですがメロディの美しさが印象的、そして影も。 "Síntesis de la existencia"(sample1)、など大号泣。マテオの再発で知られるLION PRODUCTIONなどから何度も再発されてますがこちらは2022年世紀オフィシャルリイシュー!未発表7インチ付きです。 (Shhhhh)
素朴なギターはアンデス・フォルクローレの悲しみよりもメキシコのマリアッチな陽気なギター、パラグアイのアルパ音楽の影響も垣間見れる。にしてもなんともほっこりで風景が見えるギター音楽、最高!こちらもかけっぱなしにしてお酒飲みながら聴きたい。ラウンジDJにも。ブラジル系をプレイされる方にはこういう変わり種もどうでしょう。ちなみにこのHELENA MEIRELLESは"世界の重要ギタリスト・トップ100"にも選ばれたとか。 (Shhhhh)
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ペルー音楽のキーマン、サックス奏者ジーン・ピア・マグネット在籍、南米サイケデリック・ロック最高峰として知られるTraffic Soundによる1971年のラテンファンク/ブーガルー的なアプローチの「La Camita」と、同じく70年代初頭に活躍し、STEVE WONDERのカバーなどもあり、レアグルーヴファンの中で名高い2つのアルバムを残すBlack Sugarの最後期'78年にリリースされたラストシングルのB-SIDEに収録された「La Camita」のカバーのカップリング。エレピと夢見心地の冒頭の感じで幕開け、こちらもじっくりマジカルな 04:27のファンタジー。同じ曲で違うアプローチ。どちらも魅力。ストックしました。 (サイトウ)