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Emahoy Tsege Mariam Gebru
Church of Kidane Mehret
Mississippi Records
- Cat No.: MRI214lp
- 2025-05-23
Track List
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アルヴォ・ペルトは1935年エストニア生まれの現代作曲家で、独特の静寂、瞑想を感じさせるのティンティナブリ様式(Tintinnabuli) というの作曲技法を確立。ソ連の宗教弾圧を逃れ、西ドイツへ亡命後にECMから数々の作品をリリース。ポストクラシカル、アンビエントにも影響を与えた現代音楽の巨匠の1人。
表題のSilentiumは今作の収録は半分のテンポで演奏され、癒し効果をより期待できるという。他にもアルヴォ・ペルト歴代の名曲、"Vater Unser"はトロンボーンと弦楽アンサンブル版、"Variationen zur Gesundung von Arinuschka"はピアニストMarcel Wormによるソロ演奏 、"Fratres for Strings and Percussion"はハンガリー国立オペラ管弦楽団による演奏。
上記のエピソードなどはキリスト教圏でないと理解仕切れないニュアンスもありそうですし、そもそも音楽に果たしてどこまで力があるかわかりませんが、世界各地のアーリーミュージックを手がけ、エチオピアのエマホイの再発も仕掛けたMississippi Recordsがリリースということで、レコード文化史上珍しい提案だと思います。いわゆる、癒しという言葉はよく使われますがアンビエントという概念が幅広く使われる中でのアンチテーゼとも?問題作。
とはいえ、Tintinnabuli様式のTintinnabuliとは"鐘のような"という意味もあるそうで、そのせいか収録曲もガムランのサウンドを想起させたりと単純に耳に心地よいです。試してみてください。 (Shhhhh)
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最高。 (サイトウ)
西アフリカのギター音楽の最高の一枚、と資料にありますが果たしてその通り!!!13世紀からマリのグリオ(口頭でニュースなどを伝える吟遊詩人)に伝わる楽曲から、もちろんキューバから伝わったラテンのリズム(アフロ・ルンバ)、アメリカから伝わったソウル / ファンクの影響で伝統楽器バラフォンをベースラインやオルガンの旋律に生かすなど当時のハイセンスな実験精神も感じます。
メンバーはサリフ・ケイタやモリ・カンテだけではなく、ファウンダーは Tidiani Konéというマリ音楽における伝説的サックス奏者で、サックスがマリに伝来するまではンゴニ族の伝統楽器を弾いてたそう。そして印象的な調べのギタリストにはDjelimady Tounkara!彼はマンディング(西アフリカ一帯)音楽史上でも屈指のギタリストで00年代になっても作品を出してますね。マリ音楽、マンディング音楽史上屈指のこのバンド、はサリフ・ケイタがLes Ambassadeursというこれまたマリ音楽史上最高のバンドに加入するために脱退するまでの数年の全盛期を迎え、本盤はその最も美しかった時期のパッケージです。
なんていうか、理屈抜きに洒落てます。アフロ音楽の入門としてもどうぞ!最高〜〜 (Shhhhh)
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HANAPIのゴージャスなファルセット・ヴォイスのバックには、海辺の合唱団の上に浮かぶ孤独なヨーデルのような豊かなハーモニー・ヴォーカル。さらにラップ・スチール・ギター、ウクレレ、ハープ・ギターなどの純粋なアコースティック楽器がボーカルのトロトロメロディーに優しく絡み合う逸品。ハワイアンの再発やコンピはアップテンポものが多いですが、こちらは珍しく穏やかでチルな楽曲を集めました。ダンス耳にもチルアウト&アフターアワーズにバッチリです。Aloha Got Soulの諸作が大反響ですが、ここは時計の針を戻してオールドハワイの世界に浸ってみましょう。季節を選ばずオールタイム楽しめます。最高〜〜〜 (Shhhhh)
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60年代の初期音源集の第2弾、こちらも再プレスされました。エリック・サティ、ドビュッシー、エチオピア教会の典礼音楽、エチオピアの伝統音楽の間に位置する感動的なピアノ音楽。孤児や戦争犠牲者の支援のために活動した修道女エマホイが慈善活動の資金調達のためにドイツで少量プレスされた自主制作盤、63年の「Der Sang Des Meeres」と70年の「The Hymn Of Jerusalem, The Jordan River Song」からの曲を中心にEmahoy Tsege Mariam Music Publishing, Inc.と協力のもとMISSISSIPPI RECORDSからアナログリリースされたもの。ブラックバイナル、黒のインナースリーブ、金箔が押されたカードストックジャケット。自身によるソングノートが添えられています。彼女は今年で99歳。ご健在です。 (サイトウ)
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彼女の名前、”Yewubdar”はアムハラ語で”最も美しい者”という意味だそう。6歳でスイスに留学してバイオリンを習い、エチオピア〜イタリア戦争時には捕虜となりイタリアへ渡ったり、その後カイロでユダヤ人のバイオリニスト、アレクサンダー・コントロヴィッチに師事。その後21歳から10年は修道女として音楽もせず靴も履かずに祈りを捧げていたという。そこでエマホイという称号とツェゲ=マリアムという宗教名を冠した。最後の皇帝であるハイレ・セラシエ1世の庇護の元でドイツも1967年にレコードを出したそうです(詳細不明)。1984年あたりに宗教弾圧を理由にエルサレムへ亡命。その亡命前の数年間に作られたということになりますね。
“Crows of the sky, please tell me
What is found above the clouds?
-Emahoy Tsege Mariam Gebru, “Tell Me”
という歌詞はその心情から来てるのか。この魔法のような音楽にはそんなバックグランドも。
Mississippi Recordsの気持ちこもったリリース。
LPは16ページのフルカラーブックレット付き (Shhhhh)
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レーベンティカとは、第一次世界大戦後1923年に行われたイスラム教徒のトルコ人との交換で、トルコから強制送還されたギリシャ人達によって持ち込まれた音楽文化が、もともとギリシャ本土にあった文化と結びつき誕生した、といわれてています。ワインを飲み、ハシシを嗜んだ船乗りたちにも好まれたギリシャの初期のストリート音楽。
本盤で歌われる内容は数世紀前のアジアの民謡(そのトルコ経由で伝達したと思われる)、さらに故郷であるアモルゴス島の伝統歌など。
1917年にアメリカに移住した彼は、シカゴやN,Y、フィラデルフィアにいたギリシャからの移民のために歌うツアーをしながら生計を立て、その後にギリシャのカリムノス島などの伝統漁で有名なフロリダの小さな港町に移住。90年代に再評価されギリシャに戻ったという。
キャリア初期の64曲をポートランドのStereophonic社のマスタリング。同じくMississippi Recordsのギリシャものの再発といえば、Marika Politissaが有名ですが、その辺を手がけるギリシャの研究家、Stavros Kourousis & Konstantinos Kopanitsanosによるお仕事。お酒の場にも合いますね。独酌にも。素晴らしい。 (Shhhhh)
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これまた不思議な質感、、オールド・クンビア好きには堪らないこのリズムとクラリネットの童話のようで魔術的な響きに、若干6歳のボーカルが載るというなんとも奇妙なconjunto(楽団)。リーダーAURITA CASTILLOはDISCOS FUENTESでキラー・クンビア7インチを出しまくってたという事実以外詳細不明らしいですが、演奏は完璧!この6歳のボーカリストをフィーチャーした経緯などまたまた面白そうですね。可愛らしいボーカルでラテン/クンビア好き以外にもこのビンテージ感と相まってほっこり楽しめそうです。 (Shhhhh)
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ゴスペルや戦前ブルース発掘に力を注ぎこむMISSISSIPPIより、アメリカの民俗や口承で伝わる音楽を集め研究していたALAN LOMAXがFRED MCDOWELLを録音したものという一筋縄ではいかない逸品がリリース。1904年テネシーに昇り1972年テネシーで落ちた偉大なデルタブルースの太陽。生活者の音楽。日々を歌い上げ、ネックをスライドし、弦を掻き鳴らし、喉を震わせた叛骨のデルタブルーズ。奥方であるANNIE MAE MCDOWELLも数曲参加しており作品に花を添えている。本当に最高。
オンドロはアメリカのブルースのオープン・チューニングを使い催眠的なギター・ドローンを創作し、その上にメインテーマの無限のリズム・バリエーションを重ねた。ナイロビのポップミュージックシーン、アメリカからの最新のロック、そして若き日のアバクリア族の音楽からインスピレーションを受け、伝統的楽器とリズムをギター奏法に発展させて時にはハープのように弾くなどアフリカンギターの記録史上、全くユニークなサウンドを発明した人物。
一見素朴でほっこりアフロ・ギターですが、フルートが絡むなど珍しい演奏で当時は異端だったというのも納得。でもひたすら気持ち良い!これも本盤には歌詞と翻訳、そしてタンザニアの音楽家で歴史家のジョン・キティメによるブックレット付き。タンザニアのオンドロの家族からからライセンスしました。10年以上の歳月をかけて制作されたMISSISSIPPI RECORDS気合いの盤。休日のお供に。 (Shhhhh)
エチオピア・ジャズ黄金時代の素晴らしい音源。「Éthiopiques」や「Ethiopian Soul And Groove」のコンピで、「Mètché Nèw」や「Amlak Abét Abét」といった音源が収録され、注目されるが入手困難をだったエチオピアのKalia Recordsからリリースされていたアルバム。アナログ再発です。Teshome Sisayがプロデュース、ピアノ、フルート、ホーンセクション、パーカッション&ベース。ムラトゥ達とも演奏した、エチオピアサウンドのキーとなるひとつ、Army Bandがバックを奏で、自在な変拍子、ポリリズム、極上エチオピアン・グルーヴをバックに二人のヴォーカルのデュエットが繰り広げられます。驚愕のリズム感覚、じっくり耳を傾けると見えてくる演奏のレベルの高さ、センス。演歌、ヨナ抜き音階の独特の歌の魅力。エチオピーク・ファンはもちろん、現行の実験音楽などを聴いている人にも刺激的なサウンドだと思います。 (サイトウ)
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このCanto A Lo Divinoとは、農作業が終わると夜通し満員の部屋で演奏され、ギターと25弦のギタロン(メキシコ伝統弦楽器)で演奏されたという。南米にキリスト教が来てスペイン人が持ち込んだ、ヨーロッパ古代〜中世の歌の形式である10行韻のデシマを元に作られた民間伝承歌、ポエトリー、讃美歌みたいなものだと思われます。何世紀にもわたり、何百人もの男女の声の中に生き続け、終末、神、アンゲリトス(死んだ幼い子供)の陰。マニアックながら、スペイン語で歌われる素朴な声と弦楽器の調べに酔いしれてください。Mississippi Records流石のお仕事。2LP、特殊ジャケ。8ページの写真付き資料。 (Shhhhh)
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20年に渡り、ダカールのナイトライフ・シーンで活躍してきたパーカッション・バンドAssiko Golden Band De Grand Yoff。Wau Wau Collectifでの活動で知られる詩人Djiby Lyと14人のパーカション、ホーン、、コラ、バラフォンなどで構成されている。大所帯の彼等がスエーデンのレーベル〈Sing A Song Fighter〉のKarl-Jonas Winqvistと出会ったことがきっかけで、彼のプロデュース、Lina Langendorfなどのスエーデンのミュージシャンも参加して録音。西アフリカのアニミズム、キリスト教やイスラム、スーフィズムなどの影響が入り混じり、ナイヤビンギや、カンドンベにも通じるスピリチュアルなパーカションサウンド&チャント。「Assiko」のルーツでもあるカメルーンやTONY ALLENのポリリズムにも影響を受けながらパワフルで躍動的な音、風や波の音もミックスされたインタールードなどもある。 (サイトウ)
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ギリシャのブルースとも呼ばれる、港の売春宿や、バー、ハシシの巣窟で演奏されていたという大衆歌謡レベティコの巨人マルコスの音源のコンパイル。オレゴンのハーシュノイズのミュージシャンでもあるGordon AshworthのOlvido Recordsと戦前ギリシャ音楽のスペシャリストStávros Kouroúsis、Tony KleinとMississippi Recordsが協力してリリース。レアなSP盤をもとにリマスターし160gバイナルでの再発です。当時の写真やリリックの翻訳、ライナーノーツなどで構成された8ページの12インチサイズのブックレットも付属。 (サイトウ)
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アメリカ国内有数の音楽都市としてしられるポートランドの名物レコードショップ〈MISSISSIPPI RECORDS〉屈指の名盤アナログ・リプレスされました。当店マスターピース〈BUDA MUSIQUE〉のエチオピーク・シリーズでリリースされたCD「Ethiopiques 21 : Piano Solo」からのライセンス、オリジナルは67年に10インチでリリースされています。自身の作曲による演奏。特別なものが降りてきたような奇跡的なサウンド。素晴らしすぎる。聴いて欲しいです。 (サイトウ)
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