- LP
Rahsaan Roland Kirk & The Vibration Society
Live In Paris (1970) (Lost ORTF Recordings)
Transversales Disques
- Cat No.: TRS29
- 2024-03-05
1975年11月17日、Pharoah Sanders QuartetによるStudio 104 - Maison de la Radio, Parisでの演奏録音。スピリチュアル・エレガント・ソウルフル漆黒アストラル宇宙広がる70年代半ばのカルテットによる凜としたシャープでアツい名演。オリジナルテープからのマスタリング・オフシャル・リリース。ライナーノーツと貴重な写真も交えた豪華見開きゲートフォールドジャケット・デラックスエディション・ヴァイナルLP。全6曲。トラックリストからもぜひともどうぞ。 (コンピューマ)
Track List
ファラオサンダースの未発表音源も素晴らしかった〈TRANSVERSALES DISQUES〉LIVE IN PARISシリーズにAhmad Jamalが登場。Al HaigやRed Garlandらとの共演でも知られるベース奏者Jamil Nasserをコントラバスに、Donald ByrdやYusef Lateefとの共演を経てメンバーとなったドラマーFrank Gantによるトリオ編成。全3曲10分以上、ピアノだけではなくエレピでのパートもあり贅沢な演奏。ラジオ局の保管庫で保存されていたテープをマスタリングしたとのことで、新録のようにクリアな音質で楽しめます。 (AYAM)
Track List
16台以上の多種多数のスピーカーを使った特殊な音空間を作り出すシステム/演奏法である「アクースモニウム」を作り出したことで知られるフランソワベイル。これまで〈INA-GRM〉や、自身のレーベル〈MAGISON〉から数々のリリースをしてきましたが、ロストテープ発掘やレアなレコード再発を手がける〈TRANSVERSALES DISQUES〉から貴重な未発表音源が発売される事となりました。このレコードには多数の短い曲が収録されていますが、大まかに言うと4つのパートに分かれています。まずA面は「Electrucs (1974)」[20:41]、B1-B5は「Cinq Dessins En Rosace (1973)」[13:41]、B6「Foliphonie」[3:19]、そしてBERNARD PARMEGIANIに捧げられたラストトラック「Marpège」[3:15]。説得力のある、空間を意識した電子音楽に脱帽。スピーカーで聴くほうが効果的であるかと思います。 (日野)
パリで生まれ育ったARIEL KALMAがインドでの長い旅を終え、GRMのレコーディングアシスタントとして働いていた時に暇を見つけては録音を溜めていた70年代中期〜後期の曲を集めた未発表アルバム。ディレイするサックスにオルガンのベースをオーバーダブしたまさにARIELサウンドのA1、フィールドレコーディングにシンセや声を重ねた幻想的な幻想的ドローンのA2、遠くで鳴っているようなドンカマリズムに哲学者/ライターの友人のポエトリーが乗るA3など様々な手法を試しています。B面ではピアノを土台とした構成になっており、B1では約14分にもおよぶ長編の爪弾かれるピアノ曲、そしてB2ではピアノとサックスが幽玄に絡んでいく神秘的な曲でアルバムを締めくくられています。知られざるGRMの歴史が垣間見える1枚。 (日野)
コンクレート音楽と電子音響音楽の主要人物から離れ、ミニマル音楽、音楽劇、フィールドレコーディング、管弦楽、サウンドトラックなど独自の表現で道を拓いたLuc Ferrari。コンテンポラリーダンスのために制作されていた収録曲たちは全3トラック10分以上でストーリー感のある展開。切り取る場面で全然違う風景が広がるので、どこをサンプルに切り取るかとても迷いました。無音すれすれの中で微かに聞こえるフルートやハイヒールの靴音、囁き声など、通してのトリップも是非体感してみてください。 (AYAM)
Track List
集中して聞かなければ気づくことが出来ない徐々に変化していくような作曲作品で、万華鏡のような輝かしくも不思議な音楽。作品は71年から74年にかけて作曲され、こちらは75年のパリの公演のライブ録音となりフレッシュな状態での良い演奏となります。もちろんタイトルのとおり12パートある作品ですが、今作では1,2,3,11,12のパートに加えて演奏を交えて恐らく説明的であると思われるグラスのインタビューも収録。グラスは後期になっていくと舞台作品などの為もあり、コンセプチュアルで難解な作品が多くなりますがこの頃はもっと本能的に作曲しているように思います。 (日野)
一般的に想像するようなドエクスペリメンタルな電子音楽とは少し変わり、このリリースではパルメジャーニのポップな一面が聴けるもの。それもほぼ1分から2分の曲、長くても4分の曲から成り立っていて、心地よく聴けてしまう。とは言ってもやはり実験的ではあるんですが、手弾きのシンセ(陶酔しながら弾くシンセのジャケットも良い)やパーカッションなどの生楽器もとても効果的に響いていて素晴らしい。こちらシリーズ1作目のようですが、続く作品にも期待です! (日野)
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