- 7inch
Suzanne Kraft
Sometimes / If I Die
Melody As Truth
- Cat No.: MAT22
- 2023-12-24
Suzanne KraftことDiego Herreraのシンガーソングライター路線のニューリリース。〈Melody As Truth〉から。
Track List
Track List
91年当時はコクトー・ツインズやキュアー、カメレオンズ などの英国オルタナ、ネオサイケのメインストリームの勢いに飲まれ見過ごされてきた 1stにして名作の『Luz Bel』が、2020年に同レーベル〈Efficient Space〉から再発され、再び評価されることになった Bélver Yin。約18年ぶりの新録である本作のタイトルは『Para Mi Madre(母のために)』。タイトル通り、オリジナルメンバーのPedro L. Ortegaの亡き母親へ贈る美しいインストゥルメンタル集となっています。アルペジオにスロー、リバーブ、エコーをたっぷり使用した夢心地サイケデリックなサウンドは、あの世へ通じる音の様な錯覚に。シューゲイザーはもちろん、ネオアコや昨今のドリームポップのファンにもおすすめします。 (AYAM)
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WILTED WOMANなどを輩出した自身のレーベル〈SHE ROCKS!〉とLAWRENCEの〈DIAL〉が共同リリースしたベッドルームポップのデビューアルバム「PET」のヒットでもその名が知られるJAMIE KRASNERが2014年から2018年にかけて製作した最新アルバム!シューゲイザー黄金期のサウンドも彷彿とさせる「Life Of A Fly」(sample1)には思わず胸が熱くなりますが、不吉なポエトリーを有したフィードバックアンビエント「Alright」(sample2)や、波音とハミングのみ収録した「Tropical Island」(sample3)など、ポップなアウトサイダーから実験作曲家への急進的変化の真っ只中であることを感じる意欲作。 (Akie)
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メルボルンのアンダーグラウンド・ミュージックシーンの礎を築き、シドニー、ロンドンで展開しているMichael Kucykのラジオプログラム”NOISE IN MY HEAD"の再発レーベル〈EFFICIENT SPACE〉から、FELTやコクトーツインズを引き合いに出して紹介されている見過ごされてきたスペイン、サラマンカのバンドBÉLVER YINの再発。バンド名はペドロ・アルモドバル作品の脚本でも知られる同郷の作家ヘサス・フェレーロの小説から取られており、スリーブには老子の言葉が引用されている。エアリーなインストゥルメンタルが織りなすサウンドの魅力。リマスター、MUSIC FROM MEMORYの「Outro Tempo」シリーズの監修で知られるJohn Gomezがライナーノーツを手掛けています。 (サイトウ)
■ DAEHAN ELECTRONICS が発掘するまで日の目に当たることのなかった本作ですが、オリジナルリリースは 1998 年。当時ひっそりとリリースされたこの作品はしかし、すぐさま市場から姿を消してしまいます。その後も一部の好事家の間でカルト的な人気を誇っていたもののオーバーカルチャーへなかなか顔を見せなかったこの作品には、90 年代後半の韓国に確かに存在したサイケカルチャーの一抹が確かに刻印されています。
■ソウルは弘大。韓国が誇る随一の音楽都市であるこの街の大学地区で結成されたPuredigitalsilenceは、スワンズ、スペースメン 3、マイ・ブラッディ・バレンタインのスタイルを出発点として参照しつつ、それらサイケ / ノイズバンドの音響に徐々にドローンやアンビエント音楽の要素を取り込んでいき、より実験的なサウンドレイヤーとテクスチャを持つように。ミニマルに繰り返されていくフレーズ、繋ぎ目なく永遠に継続していくような音響。それらは時に強烈で、長く、綿密に繰り広げられる即興ジャムによって紡がれていきます。 アナログ機材によるエレクトロニクス、リバーブ、およびディレイにずっぽりと浸ったシンセライン。その複数の線の相関と交わり、平行による厚みのある音響こそこの音楽集団の最たる特徴ではないでしょうか。
■しかしこの音楽の鮮明なこと、雄弁なこと。サイケをベースにノイズやアンビエントを飲み込んだこれが20年も前の音楽であることがそもそも疑わしく思えてしまいますが、10 年代も終わりに差し掛かった現在にこそアピールする力に満ち溢れているようにも聴こえます。「これは韓国において最も精神的、かつドラッギーな音楽だ」───というレーベルの声明の真実味を是非体験してください。ぶっ飛びます。
英国の80Sサイケロック・バンド伝説のSPACEMEN 3、そこから派生したSPECTRUM、E.A.R.そしてSONIC BOOM名義で、シンガー、ギタリスト、EMSのヴィンテージ・アナログ・シンセサイザーのスペシャリストとして、サイケデリック効果と音の関係を探求し続けてきた孤高の天才ソニック・ブームことピーター・ケンバーと、ノー・ジョイのコラヴォレーション。アナログストックしました。ケヴィン・シールズがブライアン・イーノとコラヴォレーションして、話題になりましたがそのケヴィンの先輩ともいえるソニック・ブーム、彼をリスペクトする音楽ファンますます増えてきてますね。 (サイトウ)
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2021年のOn Our Hands / Waiting以降、自身が歌う音源をリリース始めたSuzanne Kraft。80sのUKインディーロック、ネオ・アコースティック、シューゲイズなどの影響をストレート。今回はTeenage Funclubの未発表かと思ってしまうような「Sometimes」と、初期のプライマル・スクリームやJesus & Marychain、Slowdiveを思わせるようなドリームポップ「If I Die」は〈Plug Research〉からリリースしていたLanguisの曲のカバーです。 (サイトウ)