- LP
Tolouse Low Trax
Jumping Dead Leafs
Bureau B
- Cat No.: BB346
- 2021-11-02
ユーモアを飛び交わせるインストゥルメンタルにカラフルなメロディーや<I'M A CLICHÉ>のCOSMO VITELLIのフィードバック・ギタ―を背景に、KRAFTWERKのアウトバーンなんかを想わせるクラウトビートでノンビリ散歩するようなドイツ伝統の電子フォルクスな”Die Säge”(sample1)、エフェクティヴにフラッシングする電子パッドにのせてアジテーション・ヴォーカルやフルートの息吹をインジェクトした”Lobotomie”(sample2)ほか、NIKLAS WANDTのパーカッション・グルーヴに自らセッションするようにギターやシンセなどドープに重なり合わせゾーンへの入り口まで案内する”Umarmung Aus Holz”(sample3)や”Für Die Paar Heller”など、全4トラックを収録です。
ひさびさにレーベルにカムバックしたOBALSKIによる、ファンタジーな世界へ連れていくオリジナルのニュートラック”Wind-s”(sample1)を、ジャパニーズ先鋭デュオ・MASCARASが見事なクラウト・ディスコにフォームアップした”Wind-s (Mascaras Gentle Breeze Dub)”(sample2)、〈CIN CIN〉でのトラックも好事家たちをしっかり唸らせていた実力肌・NICK HOPPNERによる”Wind-s (Nick Höppner Remix)”(sample3)も彼らしい、バレアリックかつトランシーなトラックに昇華させたバツグンな仕上がりです!
TO ROCOCO ROTの弟分的な存在で、デュッセルドルフの伝説のクラウトロック・バンド・NEUの遺伝子を受け継ぐコミューン・LA! NEU?にも出入りしていた面々と結成された、エレクトロニック・トリオ・KREIDLERのオリジナル・メンバーであり、HAUSCHKAやLENA WILKENSを輩出したデュッセルドルフ市立美術館にある実験サロン「SALON DES AMATEURS」の運営メンバーとしてもシーンを支えているDETLEF WEINRICHによるソロ・プロジェクト・TOLOUSE LOW TRAXが、ローカルのレーベル〈THEMES FOR GREAT CITIES〉からリリ-スしたシングル!
なんとも奇妙なサイケデリックシンセがゆらゆらと泳ぎ、声明やマカロニ・ウェスタンなギターをのせて三半規管を狂わせる辺境トライバルな”Head Rejection”(sample1)、飛散る電子音やディストーション・エフェクトが炸裂、キャッチ―なメロディーも光るEBMディスコ”Witzelsutch”(sample2)、ラテンなエレピが軽快なロウなBPMの”Creepy PC”の、オリジナル3トラックに加え、THE BARKING DOGSの片割れとBRIOSKIからなる〈OPTIMO TRAX〉の人気デュオ・BOOT & TAXによる、クラウトロックにリーチするようなユースフルなリミックス”Head Rejection (Boot & Tax Remix)”(sample3)も収録の全4トラック!
精確に刻まれるドラムスにミニマルにうねる生ベース、擦れたヴィンテージオルガンを"サマーマッドネス"調のムーグが追い越していくサイケなヘッズ・ファンク”Solina”(sample1)、そして、KEYBORAD MASHERの<KM EDITIONS>傘下のニューシリーズ<PLEASURE UNIT>の3番でお披露目となったその中心人物・KENNY WISDOMによるプロジェクト・LES CROCODILESが、スケールと臨場感をぐっとあげたいぶし銀のアシッド・ダブワイズに仕上げたリミックス”Solina (Les Crocodiles Remix)”(sample2)で参加。
あのPEOPLE POTENTIAL UNLIMITEDことP.P.U.の傑作パーティーDVDで観られるチープなサイケデリックエフェクトなども手掛けるヴィデオ・アーティストLUKE WYATTによるサウンド・プロジェクト、TORN HAWKのビデオ・レーベルから12inchが登場!〈L.I.E.S〉からの作品でも聴けた独特のサイケデリックにバーストしたLO-FIかつヘヴンリーなウワ音がこだまする、永遠に続くかのような長尺エクスペリエンス。チープなリズムマシーンに乗せてフリークアウトする独自の世界、マーティン・レヴなどのシンセウェイヴやクラウトロック影響を隠せないレフトフィールド・エレクトロニクスの最右翼。ただひたすらにアチラ側へと引きずり込まれてしまいます。レコメンド!
独創的な世界観と、それを表現しうる独自のサウンドテクニックを兼ね備え、ひときわ注目を集める才人LUKE ABBOTT。Outputからのデビュー後、BorderCommunity周辺で活躍しアルバム" Holkham Drones"を発表、AllezAllezのメンバーでイラストレーターでもあるJamesJoyceのプライヴェートレーベル〈AmazingSounds〉にも抜擢された。そしてゴールドパンダ主宰の〈NOTOWN〉に移籍しての第2弾!アンビエントを基調とし自在に変化するダンス・エレクトロニクスは、いつしかメーターを振り切るノイズ=シューゲイズが儚くも美しく降り注いで、聴きての心象風景に入り込む。タイトル曲であるドローニーIDMブレイクビーツな"Object Is A Navigator"(sample1)を軸に、丁寧につくりこまれたユニークでカラフルな全5曲。180g重量限定盤。TOD TERJEさんもお買い上げですよ。
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コニー・プランクも彷彿させる伝統クラウト・エレクトロニクス実験的ダビーな狂おしく端正で太い音作り。デュッセルドルフ実験サロンSalon des Amateursのオーナーであり、シーンを牽引するクラウトロック・バンドKreidlerのメンバーDetlef Weinrichのソロ・プロジェクトTolouse Low Traxの4作目アルバム傑作。フロア&リスニングどちらもバッチリ。 (コンピューマ)