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Wilson Tanner
69
Efficient Space
- Cat No.: ES019
- 2025-04-30
現行のサイケデリック/ニューエイジの深淵を追求するアーチストの一人Anthony Naplesのニューアルバムが到着。「orb(s)」球体。ビートレス、スロービート、イーブンキックの曲も織り交ぜながら変容していく音のうねり、素晴らしい音の体験。ANSからの路線を更新しつつより完成度高いサウンド描いています。 (サイトウ)
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オリジナルは、「Musical Poetry For Yoga」とサブタイトルが銘打たれたニューエイジ/アンビエント。スローミュージックの素晴らしい音源。 (サイトウ)
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Cabu「So Far To Go」、メランコリック・フォーキーなQUICKLY, QUICKLY、TA-KU自らのプロジェクトPLEASE WAITデビューアルバム、Ta-kuとmatt mcwatersのデュオ・プロジェクト 「Black and White」、Masegoとのコラボレーション 「Flight 99」(Spotifyで3,800万ストリーム)、世界中の新進・ベテランアーティストをフィーチャーしたキュレーション・コラボレーション・シリーズ 「All Things Considered 」コンピレーション(Idealism、Wun Two、pastels、L.Dre、Fl.Black)などなど、自然との調和や共存をテーマに、メランコリック・ソウルフル・アンビエント、ローファイヒップホップ・ダウンテンポ、チルアウト・エレクトロニカ素晴らしい作品達が時間をかけて丁寧にリリースされ続けているTa-ku主宰823レーベルからリリースされたIdealism x Lucid Green待望ニューアルバム全10トラック。 (コンピューマ)
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坂本龍一やFUJI||||||||||TA、Akhira Sanoらの作品も擁する〈ThirtyThree ThirtyThree Records〉からもリリースしていた、本人名義の3作目。短いサンプルのパレットを用い、フィールドレコーディングを織り交ぜながら、前作以上に楽器奏者・サウンドデザイナーとしての技巧が際立っています。地元ヨークシャーの風景、気候、地質からインスピレーションを得て、アンビエント〜ジャズ〜クラシカル〜エレクトロニックの狭間で揺れる、メルヘンへの導入剤にもなりそうな一作。「Vita」「Sprite」「Descendent」といった曲で顕著な非標準音階の神秘的で妖しく自然のエロスも感じられるメロディーに、小さく乱反射する光と虫たちの捻れたリズムのトリップ感覚は要傾聴。Oliver Pittによるリソグラフプリントのアートワークも美しく呼応しています。 (足立)
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これまでテレビや映画、演劇、インスタレーション、子どものための音楽など幅広い領域で作品を制作してきた音楽家。今作は、アコースティックと電子音の溶け合った、エリック・サティの残響やアルヴォ・ペルトを思わせる瞑想的でミニマルな3部構成。Richard Skeltonの郷愁、Phill Niblockのざらつきが重なり、個人的にはRandall McClellanの哲学と詩情、Laurel Haloの幽玄までも思い起こさせられた極上のサウンドスケープ。マインドフルネスなどにも有効でしょう、じっくりとどうぞ。試聴は長めにとってあります。拡張版として、彼のウェブサイト上で楽器音と電子音のテクスチャを組み合わせた仮想のミキサーを使ってリアルタイムで本作の音の動きを操作し、独自のサウンド・ヴィジュアル体験を作ることができるように用意されています。リスナーの関与によって形を変える開かれた音楽プロジェクト。https://melmann.site/musica-aperta/ (足立)
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80年代の日本の環境音楽/アンビエントに影響を受けたアルゼンチンのプロデューサーFacundo ArenaのプロジェクトThe Kyoto Connection。過去2作はいずれも中古市場で万越えの人気となっている3部作の最終章。『自然と伝統が日常生活のリズムを形作る、静かな田舎の村での生活を想像させるサウンドトラックとして展開する。繊細なメロディーと没入感のあるサウンドスケープを織り交ぜながら、刻々と変化する日本の四季のエッセンスを15曲の楽曲』。 (サイトウ)
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〈Leaving Records〉からの「Das Nuvens」、そして〈Real World〉からのSam Gendelとのアルバムも控えるFabiano Do Nascimentoの新作アルバム「Mundo Solo」がブラジル音楽のスペシャリスト「Far Out Recordings」からリリースされました。タイトル通り自身一人での録音の形を主にしながら、6弦、7弦、10弦、オクタヴ・ギター、エレクトリック・バリトン・ギターを駆使、友人でもあるジュリアン・カンテルム(『Etude 1』のドラムス)、アジュリナン・ズワルグ(『CPMV』のパーカッション)、ゲイブ・ノエル(『Curumim』のベース)も参加している。多重に重ねた音、シンセサイザーはこれまでとは違った音の奥行きを産んでいると思います。素晴らしい。「エルメート・パスコアルのユニヴァーサル・ミュージックのコンセプトを採用し、ナショナリスティックな傾向を排除して、影響を受けた音楽のすべてを一度に表現することを目指した」と言っています。 (サイトウ)
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ポストパンク期の大阪を代表するインディー・レーベル、ヴァニティ・レコードの第二弾として1978年に発表された『クリスタリゼイション』は、SAB(サブ)と呼ばれた当時若干19歳の天才音楽家が思い描いた壮大な音楽の叙事詩を、電子音楽機材を用いて磁気テープ上に「結晶化」したアルバムで、「ニューエイジ」の呼称・風俗が日本に広まる前に出現したプレ・ニューエイジ・ミュージックの名盤です。録音では2人のミュージシャンのサポートを受けていますが、大半はSAB自身による多重録音で制作された、いわゆる「宅録」ベースの作品。SABの唯一のソロ・リリースである『クリスタリゼイション』にはBrian EnoとObscureレーベル勢やPopol Vuhからの影響を窺わせる編曲・楽器法が聴けますが、それらの影響か らの回避も同時に試みており、その結果、「どんなシンセ音楽の系譜にも属さない傑作」(※註)という地位を獲得。2020年代のオーディエンスにとっての新たな古典となっています。また、近年勃興したニューエイジ・リバイバルや日本の環境音楽の再発見といった動向の中で、時を経て一層輝かしい音楽価値を持つこととなりました。アートワークにある瑪瑙の図版は思想家ロジェ・カイヨワの著 作から着想を得てまりの・るうにい(松岡正剛夫人)が描いたもの。
※註)『レコード・コレクターズ』誌 2023年11月号 特集「日本の新名盤1970-89」掲載 田山三樹氏による『Crystallization』評。
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小久保 隆との共作アルバム「Gaiaphilia」発売に合わせて2020年の名再発がリプレスされました!FAR EAST FAMILY BAND鍵盤奏者でもあるジャパニーズシンセサイザー音楽の先駆・伊藤詳のレーベル〈GREEN & WATER〉からリリースされた盛岡夕美子のファーストアルバム「Resonance」。ベーゼンドルファーのグランドピアノで、音符と音符の間の空間をじっくり探求。波音サンプルの使用、ヴァイオリンやオーボエの客演を迎えながら、繊細に旋律を紡いだミニマルヒーリングピアノミュージック。80年代後期の日本産環境音楽や初期ミニマルミュージックとも結びつきつつ、独自の優しさと温かさを宿した傑作です。オリジナルは見かけることも難しく、この再発までプレミア化していただけに嬉しいリプレス。 (Akie)
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京都の老舗茶問屋、宇治香園さんとの出会いによって進められたCOMPUMAと竹久圏のプロジェクト。COMPUMAがミックスCDとしてリリースしてきた「SOMETHING IN THE AIR」シリーズから派生して、初のオリジナル作品となります。竹久圏のギターのテクニカルな巧みさと、静寂さと揺るぎのない響き。フィールド・レコーディングで自然の中に音の素晴らしさを取り込みながら、音の質感と空気感、電子音と音響的/コンクレート的な加工で意味を組み替え、音世界に新たな次元、視点を組み込んだような面白い試み。コンピューマらしいユニークさと真摯さが同居していると思います。 (サイトウ)
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APHEX TWINやMIKE PARADINASなどのレジェンドとも比較され、後にプレイステーションゲームのOSTなども担当するなど、次世代エレクトロニカを担う才能としてフォロワーを抱えるオランダの電子音楽家KETTELがお久しぶりのニューアルバム!精密なプログラミングで描き出す美しい旋律、パーカッションか鳥の囀りか判別不能なほど繊細にデザインされたエレクトロニクス。最大の個性である耽美なサウンドに、揺れ動くリズムと不協和音を採用。危うさが生み出す美しさという、新たな領域に到達しています。トラックリストから全曲試聴可能です! (Akie)
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スウェーデンはマルモのインディペンデントレーベル兼アートプラットフォーム〈KONTRA MUSIC〉からまたもハードエッジな一枚。TM404やMOKIRAといった名義を使い分けるで電子音楽オールラウンダーANDREAS TILLIANDERとジャズトランペット奏者GORAN KAJFESによるコラボレーション。幻想的な電子サウンドスケープにアコースティックの緊張感が交わるアンビエント×インプロジャズ作品。Tilliander操る重厚なマシンの脈動と繊細なシンセのテクスチャ、管楽器の即興的な介入をバランスよく配合。歴史的名作へのオマージュだけでなく楽曲の大部分がハ短調で作曲したために付けられたタイトル「Cmin」は、その制約の中で即興演奏を試みたGORAN KAJFESの凄まじさを物語っており、電子アコースティック作品そして即興ジャズ作品の両面での探求を提示しています。 (Akie)
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変名SECRET CIRCUITとしては〈BEATS IN SPACE〉〈STONES THROW〉などでオルタナティブなダンス作品を生み出し、昨年は〈GOOD MORNING TAPES〉からアルバムをリリースし話題となったE RUSCHA。コスミッシュクラウトロックに系譜するシンセサイザー使いにアコースティックインスツルメントを組み合わせた有機と宇宙が交錯する第四世界メディテーショナルサウンドスケープ。一年草であるコスモスの一生が映し出された起伏あるアルバム構成、オールラウンドに音楽探求をするRUSCHAならではのジャンル横断も見事。お花シリーズカセット、全て集めたくなるアートワークも毎度素晴らしい。 (Akie)
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Sugai Ken、Andrew Pekler、The Dead Mauriacs、Mike Cooper 、Francesco Cavaliere & Tomoko Sauvage、Sculpture等々、Discrepantレーベルゆかりの豪華強力アーティスト9組が参加。
幻の人型クジラ「ニンゲン」に関するテキストを英語と日本語で綴ったSugai Ken「Boundary」(sample1)でサイエンス・ミステリアスに幕を開け、海中と島のフィールドレコーディング素材を交えながら、まるで海中を泳いでいる人の耳に聴超えているかのようなエレクトロニクス・サウンドスケープを作り出したAndrew PeklerによるA2「Shima No Yume」(sample2)、エキゾチック・コラージュ・イマジナリーな名手The Dead MauriacsによるA3「Différents Aspects D'un Aquapel Eecomposé (edit) 」(sample3)、岩場に打ち寄せる波と共に、白昼夢的サイケデリック・ドリーミーなギターが溶け合いノスタルジック艶やかトロピカル郷愁する名人Mike CooperによるB1「Lamma Island」などなど、アクアティック・イマジナリーなトロピカル・アンビエント・エキゾチック・フューチャーなサウンドスケープ夢見心地の世界が優雅に広がっている。マスタリングはRashad Beckerによるもの。素晴らしい逸品。 (コンピューマ)
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1998年Raster-Noton主宰でもあるAlva Noto(Carsten Nicolai)が、ドイツ・ワイマールで開催されたグループ展のためにRobert Lippokが制作したサウンド・インスタレーションを訪れて、その作品に感銘を受けた彼は、その後2001年に自身のレーベルRaster-Notonよりその作品をマキシシングルCD「Open Close Open」としてリリースした。このリリースは、Robert Lippokにとってもソロ・キャリアの幕開けとなる記念碑的リリースとなった。
鳥の鳴き声、日常音などのフィールドレコーディング、そして、マーラーの交響曲5番「アダージェット」を大胆に使用した音響モノクロームなエレクトロニクス・カットアップ・ループ・ミニマリズム・コラージュ工芸品にして、リリース当時のファクト誌では「コラージュ、ループ、触覚処理のマスタークラス」と賞賛している。
『OPEN CLOSE OPEN』の音源は当初日本のヴィジュアル・アーティスト、小金沢岳人によるビデオのサウンドトラックとして使用された。本作はベルリンMorr Musicからの2024年リマスター再発で、今回のリマスタリング盤リイシューのためにLippokは新たなオリジナル音源を制作、2024年のエレガントな新曲B2「Licht」(sample3)を追加収録している。2024年リマスタリング音の鳴りも素晴らしい。 (コンピューマ)
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彼の住んでる街の中を、マイクとレコーダー片手に散歩することで、そのフィールドレコーディングされた録音素材、夕暮れ時の近所の鳥達の鳴き声など自然音の数々や騒めき、日常音などなど、イギリス・イースト・アングリアの音風景からインスピレーションを受けて作曲された楽曲達、サウンドスケープ・メランコリック・ファンタスティックな日常讃歌エレクトロニカ、まさにMUSIC FOR LIVING SOUNDS、エレガント・アンビエント・モダンクラシカル名作アルバム。 (コンピューマ)
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京都のレコードショップ名店Meditationsスタッフであり、「ニューエイジ・ミュージック・ディスク・ガイド」監修者であり、Sad Disco創設者でもある門脇綱生氏によるアンビエント歌謡をテーマにキュレーションされた「Midnight in Tokyo」第4弾!!!
”アンビエント歌謡”をテーマに、門脇綱生氏ならではの1977年から1999年にかけてリリースされた、日本のアンビエントとポップスの狭間を探求する、メジャー、インディーズ、自主リリース、年代時代、レコードor CD、オリジナル盤が高額であるかどうか、リイシューの有無など問わず、枠にとらわれないジャンルを超えた聴き手の心を深く揺さぶる、オープンマインドで喚起的であること、インスピレーションや精神的な気付きに満ちていること、日本のアーティストのアンビエント/ニューエイジ的視点での東洋的オリエンタル歌謡の「歌心」へ着目された優しい楽曲12曲が2LP厳選コンパイル鋭意収録されている。
12曲目秋本奈緒美「Tennessee Waltz」(sample1)、11曲目Nav Katza「Heaven Electric」(sample2)、10曲目宝達奈巳「朝 A-Sa 夢 Yu-Me 雨 A-me 火 Hi 光 Hi-Ka-Ri 」(sample3)からまずはどうぞ。 (コンピューマ)
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2023年3月に行われた2人の即興ライブセッションを基に生まれた、ステージの上で交わされた音とアイデアの結晶化。ジャズの即興性やモダンクラシカルの響きも含んだダブテクノの深部を彷徨いながら、その枠組も溶かしていくポスト・ダブ・テクノサウンド。現れ、滲み、消えていく、時間が指の間からこぼれ落ちていくのをただ静かに見つめるための音楽。ネオンが反射する夜の街を蜃気楼のようにいつまでも漂うサウンドスケープ。ジャケットの写真が沁みてきます。 (足立)
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吉村弘が第1弾を務めたミサワホーム総合研究所のサウンドスケープ・シリーズの第2弾「Soundscape 2: Nova」の再発に続いて、Yutaka Hirsoe(広瀬豊)のレアワークス、未発表音源をコレクトした「Trace: Sound Design Works 1986-1989」がリリースされました。『NOVA』をリリースした直後に、釧路博物館を皮切りに、さまざまな場所の音響を手がけた芦川聡のSound Process Designで制作された11の楽曲。『単に録音された楽曲を提供するのではなく、「音の風景」を作り上げることを目指し、空間の構想から参加して、スピーカーの配置やマルチ音源による音の偶然の組み合わせにこだわり、「音で時間を彫刻する」というコンセプトを貫いた。』『"sculpturing time through sound "とは、時間、空間そのもの、そこで奏でられる音、そして観客のすべてがひとつの彫刻となることを意味します。それは、日本の茶道で五感(または六感)を使ってお茶を味わうという考え方に近いと思う。』とか祟られている。日本産環境音楽の素晴らしいサウンド。2LP、見開きスリーヴ、ライナーノーツつき。アナログ発売後即完売してましたが、若干数ストックできました。 (サイトウ)
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〈Growing Bin Records〉からもリリースしたAndras Foxの別名義Art WilsonとJohn Tannerのコラヴォレーション。2016年にリリースされたアルバム名作「69」。〈Efficient Space〉からの再リリース。 (サイトウ)