- CD
Various Artists
The Prey And The Ruler
Room 40
- Cat No.: RM4196
- 2023-01-15
MORTIZ VON OSWALD TRIO、SISTOL、LUOMOとしての活動、最近ではSLY & ROBBIEとの共作が鮮烈だったVLADISLAV DELAY ですが、彼のノイズ期を締めくくる一枚になりそうな〈ROOM 40〉からのアルバムが届いてます!生力を帯びて躍動する電子ノイズの波間を、ギターが感傷的にフローティングする「Single 04」(sample1)。ディストーションするギターノイズ×電子ノイズから、糸が切れるようにギター独奏へと切り替わる「Single 02」(sample2)など。「Rakka」シリーズから続くハイプレッシャーなドローン/ノイズ音響作風から、シネマティックなサウンドスケープへの転換。次作ではビートを復活させるVLADISLAV DELAYにとっても節目になるのではと、心して推薦したくなる作品です、じっくり是非。 (Akie)
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LAWRENCE ENGLISH主宰の先鋭電子音楽レーベル〈ROOM40〉から、〈BEDROOM SUCK〉などにも参加するアートロックグループ”JAALA”のメンバーMARIA MOLESのソロアルバム!リズミカルなゴングトーンを奏でる「Distant Hills」(sample1)や、音を調和させたシンセサイザーアンビエントにパーカッションを微かに差し込んだ「River Bend」(sample2)など、フィリピンのゴング音楽に触発されたドリーミーアンビエント/エレクトロアコースティック作品。息を呑む美しさ。 (Akie)
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オリジナルはミネアポリスの〈TAIGA RECORDS〉より限定生産でリリース、およそ7年の歳月(作曲を完成させてからは10周年)を経て再度南極を来訪しリミックスとリマスタリングを施し再リリースに!2010年の夏の南極探索で、悪天により予定よりも大幅に拘留されることとなったLAWRENCE ENGLISHによる貴重なフィールドレコーディング音源。吹雪がもたらす滞在基地内部反響のドローン、倒木や物体が風で衝突する音、それらを”風”をリスナーに視覚的にも呼び起こす感覚。その荒涼としたサウンドは、相当な厳しい環境下であったことを物語る。南極という過酷な状況下でこそ完成した貴重な音源です。 (Akie)
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実に御年78歳にして、近年では〈RVNG INTL.〉〈DISCREPANT〉などからも積極的な作品発表を続けるレジェンダリーギタリスト/コンポーザーMIKE COOPERが、ホームレーベルの一つLAWRENCE ENGLISH主宰〈ROOM40〉から新作アルバムをリリース!FRED HARDY著「インドの宗教文化」に基づいた無声映画へのOSTとして作成。バリ~オーストラリアの各地フィールドレコーディングと、即興アンサンブルを組み合わせたトロピカルジャズ。サックスがリードする「Boogie Boards And Beach Rubbish」や、ラテンパーカッションにマッドなシンセシスを重ねた「Dreaming On Earth」(sample1)など。デジタル、生楽器、自然の世界がどのように交差するか探求。 (Akie)
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自身のレーベルTWO ACORNS、SMALLTOWN SUPERSOUND、COMATONSEなどからリリースする日本在住のアメリカン・アーチストWILL LONGのロングランプロジェクトCELER。 (サイトウ)
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前コンピレーションに引き続きLAWRENCE ENGLISH主宰〈ROOM40〉より。モノフォニックオシレーターにエコーとディストーションを重ねた1974年の「Cantodel loco」に始まり、テープダビングを使用したヴォイスサンプルのオーバーダブとコンクレート探究をした2009年の「Pasde3 ... ou plus」など。ダイナミズム、リズム、声、コンクリート素材の形態的可能性に対する彼女の揺るぎない関心(その実、40年以上)が詰まった作品集。もちろん推薦です。 (Akie)
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イギリスの実験音楽の重要アーチストDAVID TOOPと、日本のサンドアートの先駆者、鈴木昭男。自然の音とともに奏でられた音。シャーマニズムにも影響を受けてる二人とのコラヴォレーション。潜在意識の世界のようなディープな音です。「Breathing Spirit Forms」。
CDとブックレット、ミニポスターがセットになっています。 (サイトウ)
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自然、生命が奏でる音の素晴らしさに気づくまで意識を向けてみてください。そしてLAWRENCE ENGLISHの音。圧倒的な生命感に対峙しながら現実が揺らいでしまうような、興奮の音の世界。 (サイトウ)
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実に御年78歳にして、近年では〈RVNG INTL.〉〈DISCREPANT〉などからも積極的な作品発表を続けるレジェンダリーギタリスト/コンポーザーMIKE COOPER、その彼の過去作品にも多大なる影響を与えたというJAMES HAMILTON-PATERSON作品、そして緊急性の高い現代の環境問題からインスピレーション。ウビン島、ファヤン島、ランタ島、スリランカ、バンコク、セントルシア、マルティニーク(アジアから欧州まで)で執り行われたフィールドレコーディング録音、緩慢な音色を特徴とするハワイアン・スラックキー・ギターとエレクトロニクスで構成。地球環境の現在を如実に映し出したサウンドトラックに近しい詳細な録音と生身のギター演奏は、"アンビエント””フィールドレコーディング作品”とジャンル分けするのも憚れるコンセプチュアルな一枚に。トラックリストからもぜひ! (Akie)
長年活動をしながらも発表作品は少なく、2015年にMEGO傘下の名シリーズ〈RECOLLECTIONS GRM〉でリリースされるなどして徐々に評価されていく事となったBEATRIZ FERREYRA。テープで録音した声をオーバーダブし、動物のように声が蠢いていく。細かな編集が光る刺激的な王道ミュージックコンクレート作品。 (日野)
単独航海をした冒険家Vital AlsarとWilliam Willsにインスパイアされて作られたというこの作品。どこか牧歌的なギターでありながらも、Keith Fullerton Whitmanを思わすアバンギャルドなシンセが入ってくるA1の「Raft 21 - Guayaquil to Tully」がとにかくかっこいい!A3の「Raft 28 - Vital Alsar」ではどこかよれよれなドラムにギターを重ね録りしていたり、B1はリバーブでエフェクトさせた鳥の声に不穏なドローンと12音階から外れたような不協和音のコードを弾いていくなど色々な方法を試した意欲作です。説明文によると、事故で亡くなった友人の二人の子供と、先述の冒険家達に捧げたアルバムということでもあり、エキゾチックでありながらも孤独や不安、悲しみも含まれたようなアルバムです。 (日野)
BRIAN ENO の〈OBSCURE RECORDS LTD.〉からのリリースを皮切りに、UKダブシーンから現代音楽、ヒップホップ,ワールド・ミュージックなんかにも幅広く取り組み活動してきたイギリスのエクスペリメンタル・ミュージックのベテランDAVID TOOPの新作がLAWRENCE ENGLISH主宰の〈ROOM 40〉からリリース! (サイトウ)
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先鋭電子音楽処〈ROOM40〉から、パンデミック最中に成立した大型プロジェクトによるアルバム作品が到着!レーベルオーナーLAWRENCE ENGLISH主導に、東南アジアのハードコア・実験サウンドユニットSENYAWA、OREN AMBARCHIやJIM O’ROUKEとのコラボレーションでもお馴染みのドラマーJOE TALIAらが集結。呪術的ドローンを舞台に打楽器とドラムの鬼気迫る掛け合いを見せる「Perburuan (The Hunt)」(sample1)など。軸となるSENYAWAの予測不能な音源を、各アーティストが新たな深みへと持ち込んでいくサウンド・エクスペリエンス。 (Akie)