このジャンルのコネクターとして前線に立ち続けてきたSHYがメインプロジェクトSPECIAL GUEST DJとして初のアルバム作品をリリース!シューゲイザーを音響面で革新したアンビエントノイズ、精密に調整したビートを巻き込んだ重層的で畝るプロダクション。BEN BONDYがプロデュース参加したノイズドローンアンビエント「Crux Remix」がオープナー。ダブアウトした音響ミュータントステップ「How Long Can I Burn?」(sample1)と、抽象的に散布されたパーカッションが溶け込むドラッギーなアンビエントダブ「Yoro (pt. I & II) 」(sample2)の二曲はどちらも13分越えの大作。同時期にリリースになった仲間のPERILA新作からも読み取れる、彼とシーンが追求してきたDIY精神がネオパンクかつダークな領域に侵入している感じも面白く、今後のトレンドにも影響... もっと読むしそうなキーリリースです。マスタリングはRASHAD BECKER、限定300枚。 (Akie)
DEMDIKE STAREが主宰する先鋭電子音楽名所〈DDS〉の最新ワーク!〈L.I.E.S.〉〈LES DISQUES DE LA BRETAGNE〉からの作品に加えて、パリ拠点の匿名前衛音楽集団"Ssabae"のメンバーとしても知られる文字通りの奇才Iuekeのライヴパフォーマンスを納めたカセットテープが登場。約1時間にわたりグロッキーな容態変化をするエレクトロニクスに、ノイズを重ねたマシンジャム。粘着する音のテクスチュアもハードサイケデリック。ほとんど狂気。 (Akie)
WOLF EYESの元メンバーにしてUSノイズ要人AARON DILLOWAYとNATE YOUNG、〈IDEAL RECORDINGS〉ボス JOACHIM NORDWALL、ANDREW W.Kからなる”THE GAGMEN”のセッションがリミテッド・バイナルで登場!ダブワイズされた金属打撃音、電子ノイズ。随所に埋め込まれた不穏なヴォイスや足音、カットアップされたヴォーカルの狂気。
2019年にリリースされたアルバム「Hymn to Moisture」以来4年ぶり待望のRrose新作EP「Tulip Space」到着です。ダンスフロアと実験性アヴァンギャルド・ノイズ唯一無二のミステリアス・サイケデリックなバランスで体現する鬼才によるサイコ・アコースティック絶品となる最新作12インチ。ホワイトカラーヴァイナル。レコメンド。
BPM133、ひたすら呪術マントラ端正に打ち込まれるキック・ドラム、プラス、TR909ハイハットとスネアドラムのみでサイケデリックに歪み紡がれるRROSEならではの崇高なるフロアトラックA1「A Row of Cylinders」(sample1)、軋む金属音を量子化サブベースと共に高周波を同期させたサイコアコースティック・リズムのA2「Squared」(sample2)、BPM96、アナログシンセサイズド共振するマントラ電子音楽スローモーテクノ意欲作フロアートラックB1「In Place of Matter」(sample3)、実験的ノイズ・エレクトロニクスの側面が披露されたリズミックなB2「In Place of Mortar」も美しい。Rroseならではの新たなる聴覚の扉を開くかのようなスリリングな4トラックを収録。 (コンピューマ)
Greymouth、番長Taste、Mysteries Of Love、水晶の舟といったグループへ参加してきたMark Anderson、彼と定期的にスタジオでデュオとしてプレイしていたというArlo Wynks、そこに一絃琴や笙を学んでいたKurumi Kidoが加わり、自宅の畳の部屋で小さなライブを試みたことから始まったというトリオ。日本とニュージーランドで行われたレコーディング・セッションから生まれた素材をもとに構成された、移動する風景や侘び寂びも感じさせる、8曲が一体となったエレクトロ・アコースティック絵巻。オルガン・ドローン、フィールド・レコーディング、金属音などが、笛やグロッケンシュピール、ダルシマー、ギター、シェーナイ、ヴァイオリンや自作弦楽器といった多彩な楽器と絡み合った素朴ながら鮮やかな初撃。 (足立)