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Eve Aboulkheir / Lasse Marhaug
Guilin Synthetic Daydream / How to Avoid Ants
Portraits GRM
- Cat No.: SPGRM007
- 2023-10-09
90年代ノイズシーンにおける重要レーベル〈HANSON RECORDS〉ヘッドであり、〈TTT〉も再発を手がけるUSノイズレジェンドAARON DILLOWAY、同じくWOLF EYES創設メンバーNATE YOUNG、言わずと知れた現代の実験ライン前線である本レーベル主宰JOACHIM NORDWALLらによるセッションを音源化!!不穏な金属音の向こう側で長調のヴォーカルがルーピング、そこからノイズがじっくり忍びよる「Untitled 1」(sample1)冒頭やら、ハムノイズの抑揚とリズミカルなハウリング/シンセサイザーがセッションする「Untitled 4」(sample2)まで、危険と好奇心の向こう側の音楽。限定プレスです! (Akie)
MORTIZ VON OSWALD TRIO、SISTOL、LUOMOとしての活動、最近ではSLY & ROBBIEとの共作が鮮烈だったVLADISLAV DELAY ですが、彼のノイズ期を締めくくる一枚になりそうな〈ROOM 40〉からのアルバムが届いてます!生力を帯びて躍動する電子ノイズの波間を、ギターが感傷的にフローティングする「Single 04」(sample1)。ディストーションするギターノイズ×電子ノイズから、糸が切れるようにギター独奏へと切り替わる「Single 02」(sample2)など。「Rakka」シリーズから続くハイプレッシャーなドローン/ノイズ音響作風から、シネマティックなサウンドスケープへの転換。次作ではビートを復活させるVLADISLAV DELAYにとっても節目になるのではと、心して推薦したくなる作品です、じっくり是非。 (Akie)
Track List
CRAMPS RECORDSの伝説的なシリーズ「NOVA MUSICHA」の記念すべき一作目として発売されたJOHN CAGEの作品に収録されている「Radio Music」が72分に拡張されて演奏されたのがこちら。最初は「オリジナルの冒涜にはならないか」と少し思いましたが、しばらく聴き続けているとラジオから発生するノイズが鳥のさえずりのようにも聴こえ、森のフィールドレコーディングを聴いているような心地良さが生まれてきますす。ケージが当初から想定していたかは分かりませんが、Radio Musicは曲に入りこむほどに「ラジオ」という機械を意識することから離れられ、純粋に音を楽しむことができるという特性があると今作を聴いて感じました。この拡張バージョンはケージのオリジナル曲の意図とは違うかもしれませんが、別の側面にフォーカスを当てた別物の音楽作品であると思います。 (日野)
スイスの伝説的80's グラインドコア〜ノイズバンド・FEAR OF GODのDAVE PHILLIPSとのアクショニスム・プロジェクト・SCHIMPFLUCH-GRUPPEや、ソロでの即興ノイズ・パフォーマンス・RUNZELSTIRN & GURGELSTØCKなどの活動で知られる、大阪在住のアーティスト・RUDOLF EB.ERから届けられた最新ワーク、<OM KULT>からの”RITUAL PRACTICE OF CONSCIOUS DYING”シリーズの第1弾リリース。
スイスの伝説的80's グラインドコア〜ノイズバンド・FEAR OF GODのDAVE PHILLIPSとのアクショニスム・プロジェクト・SCHIMPFLUCH-GRUPPEや、ソロでの即興ノイズ・パフォーマンス・RUNZELSTIRN & GURGELSTØCKなどの活動で知られる、大阪在住のアーティスト・RUDOLF EB.ERから届けられた最新ワーク、<OM KULT>からの”RITUAL PRACTICE OF CONSCIOUS DYING”シリーズの第2弾リリース。
スイスの伝説的80's グラインドコア〜ノイズバンド・FEAR OF GODのDAVE PHILLIPSとのアクショニスム・プロジェクト・SCHIMPFLUCH-GRUPPEや、ソロでの即興ノイズ・パフォーマンス・RUNZELSTIRN & GURGELSTØCKなどの活動で知られる、大阪在住のアーティスト・RUDOLF EB.ERから届けられた最新ワーク、<OM KULT>からの”RITUAL PRACTICE OF CONSCIOUS DYING”シリーズの第3弾リリース。
DJ GROUNDも参加したブタペストの倉庫で、4DSOUNDとの共同でアーチスト達が集まり、空間サウンドシステムを共有した2016年のSVS X 4DSOUND CREATIVE LABはじめ、さまざまな場所でのアーチスト・レジデンシーで、創造的交流を行っているSVSのレーベルのニューリリース。TEENGIRL FANTASYのLIOGAN TAKAHASHIやFLAUのSPARROWSともコラヴォレーションしているNYCのアーチストだそうです。 (サイトウ)
Track List
80年代初頭、THROBBING GRISTLEやS.P.K.、ASMUS TIETCHENSなど伝説的なアーチストの初期音源をリリースしていたレーベル〈WALTER ULBRICHT SCHALLFOLIEN〉を運営していたレジェンドULI REHBERGの変名DITTERICH VON EULER-DONNERSPERG。DITTERICH VON EULER-DONNERSPERGのリリースは1998年以降ですが、A COLOURFUL STORMや彼のファンは、〈WALTER ULBRICHT SCHALLFOLIEN〉等からリリースし未だマニアから高い人気を維持するミステリアスなアーチストWerkbundは、彼とFELIX KUBINの匿名だと推測しています。「Weisheit Aus Des Kindes Mund」(子供の口から出てきた知恵)。長年の実験音楽の住人として培ってきた職人的サウンド、子供の言葉をフィーチャリングしたエレクトロニクスのマジカルな音世界は、電子音楽の実験的でディープなエンターテイメント、耳に楽しいサウンドアート。素晴らしいサウンドです。 (サイトウ)
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HTRKやOSSIAなども作品を残す〈JSMЁ RECORDS〉を運営、IVIC名義でも知られるSAELE VALESEが自身のアコースティック作品をリリースするために新設した〈KLAMM〉カタログ1番が登場!CD作品ながら、片面20分39秒づつの長編を収録。インダストリアルノイズからドローンに着地、激情的な展開を見せるAサイド。繊細なモジュラーシンセシスで慰めるBサイド。両面に共通する無音の活用、音のダイナミクスに鳥肌。マスタリングはRASHAD BECKER。 (Akie)
そのキャリアは<WARP>傘下の<LEX>に始まり、現在、ヴァイナルと一体化した車のスクリーンプリントが印象的、SI BEGGやNEIL LANDSTRUM、DJ OVERDOSEらを擁するベルリンのダーク・エレクトロ専科<HEARSE>レーベルも運営、ヒステリアスなダンジョン・エレクトロから、不穏にせめぎ合うフィードバック・ノイズまで、全6トラックを収録。イメージとは程遠いピンク色のカセットテープ限定リリース!
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インディペンデントミュージシャン/サウンドアーティストのミックスや作品にフォーカスしたロシアのポッドキャスト兼レーベル”radio.syg.ma”キューレーターとしての顔を持つPERILAが2020年に〈BOOMKAT EDITIONS〉から発表した作品。生々しいノイズの海にヴォイスサンプルを埋め込んだ実験音響作品から、アコースティックギターの独奏、自然音フィールド録音を取り入れたアンビエントまで、多種領域に踏み込んで物語的なアルバム構成を作り出した名作。ノイズやモジュラーの不気味な生力を、幻想的に聴かせる音感覚が素晴らしい。RASHAD BECKERの手腕で音の生々しさも増幅していて堪らない。。推薦! (Akie)
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LTD LP+12inchでのリリースで、12インチ収録音源はヴァイナルオンリー!!!DLコード付き。お見逃しなくどうぞ。 (コンピューマ)
”MAIN”のメンバーとしての活動やオーディオのマスタリング/復元のスタジオ”Schwebung Mastering”の運営など、電子音楽シーン屈指の才覚として知られるSTEPHAN MATHIEUのマスターピース「Wurmloch Variationen」は1998年に録音、その後20年のアンビエントミュージックの定義とも言われるオリジナルは廃盤。この度、リリース20周年を記念しアナログ再発へ!繊細に操作された電子ノイズ、鼓膜とノイズとの距離を繋ぎ合わせる柔らかな鍵盤と低空ドローン。ヘッドフォンと聴覚の空間さえ認識する詳細な音のデザインに引きこまれる人気作品なだけに、嬉しいリイシュー!リミテッドプレスです、お見逃しなく! (Akie)
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〈MANNEQUIN〉とNOCTURNAL EMISSIONSとの関係といえば、レーベル主謀のALESSANDRO ADRIANIによる愛ある編纂のコンピレーションをリリースしていたことが印象的。今回はそのコンピでもいくつか抜粋し収録していたアルバムで、”FACT's Magazine”が選ぶ80年代名作でもランクインしていた「Drowning In A Sea Of Bliss」の再発に着手。オリジナルは初期作に当たる1983年リリースで、攻撃的なノイズとカットアップコラージュに食らう過激さはともかく、嘔吐音から悲鳴、ディスコなんかも刻んで混ぜてノイズに浸しているので、歪さ(イビツさ)でいうとNEの作品の中でも上位な作品。名作です、見事なパンの振り方で文字どおりゾッとするマスタリングも素晴らしいですよ、この機会にぜひ! (Akie)
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KALI MALONE、JIM O'ROURKE、LUCY RAILTONら現代音楽をリードする才能にフィーチャーしてきた〈PORTRAITS GRM〉7番。中国桂林市を訪問した際に、カオティックな市場での知覚失調経験から制作されたEVEの「2-12-2017 Guilin Synthetic Daydream」(sample1)は方向感覚を失わせる無重力な電子音響作品に。対してベテランLASSE MARHAUG「How to Avoid Ants」(sample2)は、ギタードローンや合成音声、シートノイズがハードコアに交錯、レイヤード。同じ電子音響作品ながら真逆のアプローチで興味深いスプリット。 (Akie)