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Satoshi Ashikawa
Still Way (Wave Notation 2)
WRWTFWW
- Cat No.: WRWTFWW030
- 2025-04-30
吉村弘が第1弾を務めたミサワホーム総合研究所のサウンドスケープ・シリーズの第2弾「Soundscape 2: Nova」の再発に続いて、Yutaka Hirsoe(広瀬豊)のレアワークス、未発表音源をコレクトした「Trace: Sound Design Works 1986-1989」がリリースされました。『NOVA』をリリースした直後に、釧路博物館を皮切りに、さまざまな場所の音響を手がけた芦川聡のSound Process Designで制作された11の楽曲。『単に録音された楽曲を提供するのではなく、「音の風景」を作り上げることを目指し、空間の構想から参加して、スピーカーの配置やマルチ音源による音の偶然の組み合わせにこだわり、「音で時間を彫刻する」というコンセプトを貫いた。』『"sculpturing time through sound "とは、時間、空間そのもの、そこで奏でられる音、そして観客のすべてがひとつの彫刻となることを意味します。それは、日本の茶道で五感(または六感)を使ってお茶を味わうという考え方に近いと思う。』とか祟られている。日本産環境音楽の素晴らしいサウンド。2LP、見開きスリーヴ、ライナーノーツつき。アナログ発売後即完売してましたが、若干数ストックできました。 (サイトウ)
Track List
日本産の80sミュージックが大きな注目を集める中、MARIAHの再発に続いて海外でアナログ再発され反響を呼びなんだ名盤。『高田が「時間と体、体の内部に向かうことに対し体がどう反応するか」というテーマを掲げ、マリンバ、ゴング、カウベル、オカリナ、タムタム、足踏みオルガン、土鈴、コーラの瓶、シンバル、ビブラフォン、ピアノなど様々な楽器を一人で演奏し、オーヴァーダビングを重ねて完成させた作品』。内容は、やはり今再評価されてしかるべき素晴らしい作品で、ポリミニマルな「Crossing」、15分に渡るとことん潜り込む「Catastrophe Σ」等のハイライト筆頭に是非聴いて欲しい素晴らしいアルバムです。日本向けには販売不可だったLPちょっとだけ入手できました。 (サイトウ)
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ジャズ・ベーシストとして活躍し、日本のコンテンポラリー本命、濱瀬元彦の「レミニッセンス」「インタリヨ」に続く1988年のCDオンリーだった「#notes Of Forestry - 樹木の音階」がスイスのWe Release Whatever The Fuck We Want Recordsからアナログ再発されました。尾島由郎の「Une Collection Des Chaînons」2種でスタートした〈ESPLANADE SERIES〉から。80年代の東京の環境音楽のキーとなる青山ワコール・アート・センターに携わっていた尾島由郎との共同プロデュース。柴野サツキも録音に参加。サティーやECM、ミニマル・ミュージックにインスパイアされながら濱瀬のベースがグルーヴのうねりを産み出す唯一無二のサウンド。350gの重量盤での再発です。 (サイトウ)
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歴史的な環境と現代の音楽との対話をテーマにギリシャのアテネのさまざまな遺跡や歴史的な場所で開催された展覧会「グランド・プロムナード」用に制作された作品。Steve Rodenは、予定地ではなかった建築家ディミトリス・ピキオニスが設計した聖ディミトリス・ルンバルディアディス教会での開催を希望して実現したそう。楽器は、アテネにある楽器博物館の地下に眠っていたブリキのホイッスルやおもちゃのハーモニカなどを使用し、フィールド・レコーディングと融合した作品となっています。Room 40から、CDと、ビジュアル・ブックレットがセットになったリリース。 (サイトウ)
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1987年に環境音楽、環境アートに取り組む現代美術作家ニルス=ウドの彫刻作品を自然の中で展示した映像作品のための音楽をInteriorに依頼して制作したレザーディスクの音源をWRWTFWWがアナログ化。「静謐な自然音、儀式的なシンセ、瞑想的なアトモスフィア、ダークな領域への噴火的な進入が、高田みどりの『Through The Looking Glass』や吉村弘の『Green』といった作品に通じる4部構成のサウンドスケープで見事にかみ合い、『Sculpture of Time』は環境音楽の秘宝のひとつとなっている。」 (サイトウ)
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吉村弘が第1弾を務めたミサワホーム総合研究所のサウンドスケープ・シリーズの第2弾「Soundscape 2: Nova」の再発に続いて、Yutaka Hirsoe(広瀬豊)のレアワークス、未発表音源をコレクトした「Trace: Sound Design Works 1986-1989」がリリースされました。『NOVA』をリリースした直後に、釧路博物館を皮切りに、さまざまな場所の音響を手がけた芦川聡のSound Process Designで制作された11の楽曲。『単に録音された楽曲を提供するのではなく、「音の風景」を作り上げることを目指し、空間の構想から参加して、スピーカーの配置やマルチ音源による音の偶然の組み合わせにこだわり、「音で時間を彫刻する」というコンセプトを貫いた。』『"sculpturing time through sound "とは、時間、空間そのもの、そこで奏でられる音、そして観客のすべてがひとつの彫刻となることを意味します。それは、日本の茶道で五感(または六感)を使ってお茶を味わうという考え方に近いと思う。』とか祟られている。日本産環境音楽の素晴らしいサウンド。 (サイトウ)
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バブル真っ只中の86年発表。タイトルとジャケアートワークに込められた”Green”とは、2020年いまでも通ずる音による空間緑化という”環境音楽”なのか?それともただのノスタルジアか。その両方取れる今回の再発現象。
前半の無機質なミニマル葉脈アンビエントから、音と音の隙間の音。終盤入り込む和としか言いようのない独自の叙情と風景に涙。日本人テクノ/トラックメーカーの傾向の原風景的なものも感じます。同じNew Ageでも西海岸カウンターカルチャー流れのカルロス・ニーニョ、Matthew DavidらLEAVING RECORDS諸作と文脈や音の違いも面白い。長年YOUTUBEで聴いてたんでやっとレコードで体験できますね。一家に一枚、ぜひ。 (Shhhhh)
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日本産の80sミュージックが大きな注目を集める中、MARIAHの再発に続いて海外でアナログ再発され反響を呼びながら、日本向けに販売禁止という残念な状況になってしまった高田みどりの1983年のアルバム「鏡の向こう側」。『高田が「時間と体、体の内部に向かうことに対し体がどう反応するか」というテーマを掲げ、マリンバ、ゴング、カウベル、オカリナ、タムタム、足踏みオルガン、土鈴、コーラの瓶、シンバル、ビブラフォン、ピアノなど様々な楽器を一人で演奏し、オーヴァーダビングを重ねて完成させた作品』。内容は、やはり今再評価されてしかるべき素晴らしい作品で、ポリミニマルな「Crossing」、15分に渡るとことん潜り込む「Catastrophe Σ」等のハイライト筆頭に是非聴いて欲しい素晴らしいアルバムです。
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コロナ禍におけるリスニングの形の変化とトレンド周期によって、いきなり和製アンビエント/環境音楽が注目されて数年、、たとえば近年の西海岸Leaving Recordsの一部作品はぶっちゃけ今作の本歌取りも多く、いかに影響を与えているかわかります。
空気に近い音楽によって、聞く人それぞれの音風景に出会えるような、あるいは居心地のいい空間になるような、音と音楽との中間領域をひろげていく、新たな視点にたったものとして、この “Surround” を聞いていただければ幸いです。
(吉村弘)
「さらに氏は、今作を"足音の振動"、"エアコンのうなり"、"コーヒーカップの中でスプーンが鳴る音"と同じ仲間に位置づけることを勧めている。さらに、"窓の外から聞こえてくる街の騒音"が加われば、今作の聴こえ方はまったく新しいものになるかもしれない。」と資料にもあります。これと併せて上記のご本人のコメントからも言えるのは、スピーカーから出てくる音以外にも今これを聴いている環境の音全部含めて、この作品だということでしょうか。音そのものに感情は載せてないでしょうが、滲み出てくるインテリジェンスとどこか切なさのようなもの、月並みだけど日本人のものでしかない。そこに海外の人はエキゾチズムを感じるのでしょう。建築みたいな彫刻みたいな、いわゆるレコードカルチャーを超えた音楽現象をレコードに詰め込んだ?20世紀を代表する和製工芸品であります。少量入荷惜しすぎる。。 (Shhhhh)
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CHEE清水氏主宰の〈17853 Records〉から83年の2NDアルバム「Pier & Loft」も再発され、日本産ニューエイジ、環境音楽の再評価、再発の先駆けとなった〈環境サウンドデザインの第1人者吉村弘の82年の1STアルバム。日本の音楽のスペシャリストVISIBLE CLOAKSのSPENCER DORANと ROOT STRATAのMAXWELL AUGUST CROYが運営する〈EMPIRE OF SIGNS〉がLIGHT IN THE ATTICと組んだ再発。言葉のいらない音の世界。 (サイトウ)
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2018年、日本人の建築家・隈研吾によって設計された、スコットランド初となるデザイン・ミュージアム、V&Aダンディーにインスパイアされて、二人が制作したアルバムを2枚のCDに収録したもので、多数の建築賞を受賞した野心的な現代建築で、建物の建設に自然素材を用いたことに共鳴した高田みどりの作品CD1「INSIDE V&A DUNDEE」は、巨大なウッド・マリンバを中心に、隈研吾の有機的なビジョンに直接インスパイアされた雰囲気のある催眠術のような、メディテーショナル環境音楽的な美しさを生み出している3トラックを収録。
そして、テイ川のほとりというドラマチックなロケーションである、V&Aダンディー周辺の水の音に誘発され、プールの動きや潮の満ち引きに音楽が反応するSHHEの超越的な45分の作品は、美術館建築の荒々しい外観やテイ川沿いという立地にもインスパイアされて制作されているという。 (コンピューマ)
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学術的見地より音楽を探求する〈MANA〉がまたも素晴らしい発掘ワーク!日本の映画音楽家・小野川浩幸、そしてSFアクション名作『狂い咲きサンダーロード』(1980)でその名を知らしめ、パンキッシュなアプローチで映画界を切り開く石井岳龍監督のコラボレーションにフィーチャー。1995年から2005年に公開された三つの映画サウンドトラックをまとめあげた大型コンピレーションに。1970年代からの国産環境音楽のニュアンスを引き継ぎながらも、独自のミニマリズム、そして日本土着スピリチュアリティ、感情を映し出す表現が結実したニューエイジ、アンビエント作品。全曲が初のレコード化、石井岳龍監督本人によるコメントも収録したライナーノーツが付属。 (Akie)
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JAMIROQUAI, PHOENIX, KIMBRAなどのリミックスワークも手掛けるオランダ拠点の作曲家JASPER WIJNANDSのメインプロジェクトSHOOKのニューアルバムが到着!なんとアルバム制作中に腕を骨折、任天堂のゲームサウンドトラックをノンストップで流しながら片腕で作り上げたという入魂の一枚。。日本のゲーム音楽は勿論、国産アンビエント音楽を昇華した繊細な電子テクスチャ、瞑想的雰囲気。ファンク畑のWIJNANDSの特徴でもあるグルーヴも反映されたレトロフューチャーサウンド。トラックリストからも是非。 (Akie)
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世界的に再評価された日本の環境音楽や、ニューエイジ/アンビエントの流れを継承しながら素晴らしい音世界を描いております。〈JJ FUNHOUSE〉などからリリースのある注目のアーチスト。日本の伝統音楽、世界の民族音楽研究で知られる小泉文夫や作家多和田葉子からの影響にも言及した本人からのコメントもいただいております。推薦! (サイトウ)
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日本の環境音楽のスペシャリストVISIBLE CLOAKSライアン監修のコンピ「Kankyō Ongaku (Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980 - 1990)」がグラミー賞にノミネートされたニュースが駆け巡るなか、今年6月の柴野さつきと、VISIBLE CLOAKSとのジョイント・コンサートも素晴らしかった尾島由郎の1985年から1988年にかけて製作され1988年にリリースされた音源が初のアナログ化。サティやパスカル・コムラード、ECMのことなど話されていましたが、ミニマル、コンクレートやジャズ、当時の先鋭のエッセンスを吸収して、昇華した魅惑の音世界です。実際の空間で体験するのがベストだろうけれど、空間と音をイメージするだけでぐっと世界が広がります。アンビエント。レーベルはエンビロンメントという単語も使っています。日本で産まれた環境音楽の魅力。素晴らしいので是非。 (サイトウ)
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80年代の日本の環境音楽/アンビエントに影響を受けたアルゼンチンのプロデューサーFacundo ArenaのThe Kyoto Connectionの2018年デジタルリリース「Pstcards」をTemples Of Juraが「The Flower, The Bird, And The Mountain」に続いてアナログ化。前作はトリオでのスタイルでしたが、今回はFacundo Arenaが制作環境をipadを中心にしたものに移しての作品です。サンプラーソフトを使いながら、テープダビング的な効果を模索したり。デジタルなグルーヴ、クリアな音響質感もあり今作もリスニングプレジャー度高い一枚。180g重量盤。 (サイトウ)
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吉村弘、芦川聡、尾島由郎たちと共に海外での再評価で注目された、環境音楽、ニューエイジ、ヒーリングミュージックをはじめ、多くの音楽を手掛けるレジェンド小久保隆。Esperti ProjectのAndrea Espertiとのダブルネームでのアルバムです。ジャケットのアートワークも素晴らしい。 (サイトウ)
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ベルギーのDauwから。アナログストックしました!クリアで柔らかい音響空間、アンビエンス。素晴らしいアルバム。 (サイトウ)
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83年の「Pier & Loft」や、82年の「Music For Nine Post Cards」がアナログ再発されてきた吉村弘が製作した第1弾に続いて、ミワサホームのために広瀬豊が製作した「Soundscape」シリーズの第2弾。86年の作品をシンセサイザーと、住宅展示場でのBGMとしての使用目的だったそうで、自然音、雑踏などのフィールドレコーディングも交えながら、深いサウンドスケープ。未発表の4曲を加え、本人への日本語でのインタビューと当時の写真のインサートシート、内側に英語訳をのせた見開きスリーヴの2LP。 (サイトウ)
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〈LIGHT IN THE ATTIC〉からリリースされた日本の環境音楽にフォーカスした「Kankyō Ongaku: Japanese Ambient, Environmental & New Age Music 1980-1990」にも収録され再注目を集める芦川 聡の名品が、アナログでは初となる再発。自己表現としての完成品としての音楽ではなく、あくまで風景となる音楽。音そのものが環境に溶け込むようにデザインされBrian Enoを系譜にもつミニマル手法が取り入れられた作品。芦川と並び国産アンビエント史における二大巨頭の盟友・吉村弘が勤めたアートワークもそのままにしての再発も嬉しいです。ぜひ。 (Akie)