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Antoine Loyer & Mégalodons Malades + Bégayer
Sauce Chien Et La Guitare Au Poireau
Le Saule
- Cat No.: LSL44LP
- 2023-08-02
THE PILOTWINGS、MORI RA、EVA GEISTなど、世界各地のオルタナティブ異能を擁するリヨン拠点〈MACADAM MAMBO〉からの素晴らしい復刻ワーク!〈MINIMAL WAVE〉や〈DARK ENTRIES〉からも再発が進められた仏電子音楽レジェンド奇才ADN’ CKRYSTALLの未発表ミニアルバム(本人がコロナ禍に実家で発見)。映画音楽やライブラリーミュージックに通づる牧歌的旋律表現とウォーミーなシーケンス、淡白なマシンビートの独自性溢れる楽曲群。当時の写真が掲載されたブックレットも付いてくる充実の内容。推薦! (Akie)
Track List
1STの曲は誰かのミックスに入ってたり、聴くと全曲クラシックなわけで、しかし洋楽紹介のメインストリームからみたらSPINETTAのようにアーカイブの海に埋もれてしまっていたのか。理解と解放はいまだったのかと勝手に解釈。いわゆる"ワールド・ミュージック"の総本山でありながら、絶えずそこを批評的かつ愛ある視点で外側に立っているレーベル、ベルギーはCrammed Discの創始者でもあるMarc Hollanderのバンドというもの面白い。Fred Frithらヘンリー・カウ周辺にレティシア・サディール、Julien Gascといったスレテオラブ周辺らハイセンスなポップ職人たちも参加。プログレ、スポークンワードとは過去のものだと思ってたけどいえいえそんなことはない。大人たちの瀟洒な遊びと歌と演奏。最高です。 (Shhhhh)
MOCKYやトウヤマタケオ、JOSEPHINE FOSTERまで時代の流れとは関係なく詩的なテキストを添えて我々に音楽を教えてくれるドメスティックレーベル、WINDBELLの2020年作はまさかのAKSAK MABOULの新作!1STの曲は誰かのミックスに入ってたり、聴くと全曲クラシックなわけで、しかし業界からみたらSPINETTAのようにアーカイブの海に埋もれてしまっていたのか。理解と解放はいまだったのかと勝手に解釈。いわゆる"ワールド・ミュージック"の総本山でありながら、絶えずそこを批評的かつ愛ある視点で外側に立っているレーベル、ベルギーはCrammed Discの創始者でもあるMarc Hollanderのバンドというもの面白い。Fred Frithらヘンリー・カウ周辺にレティシア・サディール、Julien Gascといったスレテオラブ周辺らハイセンスなポップ職人たちも参加。プログレ、スポークンワードとは過去のものだと思ってたけどいえいえそんなことはない。大人たちの瀟洒な遊びと歌と演奏。最高です。松山晋也氏によるライナーノーツと"マルク・オランデルが語るアクサク・マブール・ストーリー"も必見。単体ページでWINDBELLのテキストも作品という感じなので総合的にお楽しみください。(Shhhhh) (Shhhhh)
サイエンスなサイレン&レーザーシンセを放ちながらずっしり重いキックがリズムを破壊、どこか官能的な加工ヴォーカルが巻き付くブロークンテクノ「The Beach」(sample1)と、同じくミステリアスなヴォイスサンプルを忍ばせキックが連射される「The Mall」(sample2)のダブルサイダー、パリ拠点のテクノユニット”Society Of Silence”の片割れとも囁かれてますが正体未だ掴めず、、これ最高です。 (Akie)
今作も参加するHAJJが主宰、仏地下BFDMともリンクする実験フロンティア〈DAWN〉からレーベルコンピレーションアルバムがリリース!LEE GAMBLE主宰〈UIQ〉でもお馴染みのエジプトの奇才ZULIがリミックスを手がけたHAYKAL「Sot Ramallah」(sample1)、BFDMからリリース歴のあるLASTRACKがエモーショナルなアプローチをした「Mock1nb1rd」(sample2)、TERA OCTE(The Pilotwings)とHAJJのコラボ曲、〈THE TRILOGY TAPES〉からの12が記憶に新しいQOSOがビートで攻める「Nouvelle Dawn」など。各々のトラップ解釈が興味深い。 (Akie)
Track List
おとぎの世界に迷い込んだかのようなエレガントで郷愁の唯一無二のヨーロピアン・メランコリック傑作童話音楽。トランペット、トロンボーン、コントラバスやコルネット、ピアノにオルガン、もちろんトイ楽器も駆使した、90年代初めから現在に至るまでを網羅した本人厳選の全24曲。24曲目「Ha Passat Un Angel (Version Instrumentale)」はこのベスト盤の為に新たに録音されたエクスクルーシヴ曲となっている。トラックリストからもぜひともどうぞ。推薦盤とさせていただきます。 (コンピューマ)
クレツマー、タンゴにシャンソン、ヨーロッパ各地の郷愁が、哀愁やユーモアと共にトイピアノやオモチャ楽器などで奏でられるパスカル・コムラードの選りすぐりの楽曲が、彼のルーツでもある愛着あるスペイン・カタルーニャ地方の民族部等サルダーナを演奏する管楽団コブラ・サン・ジョルディと共に、あらためて演奏し直された、ある意味での裏ベストとも呼べそうな入魂の作品となっている。架空のサントラのような、おとぎの国に彷徨いこんだかのような、どこの国でもないような民謡のようなクラシックのような優雅なオーケストラとの融合が、ヨーロピアン・メランコリックな唯一無二の傑作童話ファンタジー魅惑音楽を作り出している。推薦盤。 (コンピューマ)
フランスを代表するヴォーカリストDominique Aをフィーチャした3曲目「Monochrome」の大ヒットから、その後の大躍進のきっかけとなった重要作にしてオールタイム傑作。ピアノ、ヴァイオリン、アコーディオン、メロディカ、木琴などを駆使しながら、パスカル・コムラードやクリンペライなどのフレンチ・アヴァンポップの先人達への敬愛とシャンソン、ワルツなどヨーロッパ伝統音楽やジプシー音楽、コンテンポラリーなミニマル音楽との彼ならではのメランコリック郷愁と牧歌的な融合のバランスは、ペンギン・カフェ・オーケストラなどへも通じる佇まいを感じさせてくれる。静かに沁み入るエヴァーグリーンな名盤。 (コンピューマ)
波の音、鳥の鳴き声など様々な自然音とスティールギターやオルガン、アンプを駆使した様々な音響効果、朗読などなどをコンクレート・コラージュ&ミックスし作り出した彼らならではのイマジナリーな世界は唯一無二。アカデミックでアヴァンギャルド・ユーモアセンスとも青重なり、ダークサイド・メランコリック・エキゾチックなひとつの世界観をばっちりと作り上げている。プロデュースはGilbert Artman(Lard Free、Urban Sax)ゲストにJac Berrocal、Guigou Chenevier(Etron Fou Leleoublan)が参加したアヴァンポップ・シーンの秘かなる名盤。全11曲。 (コンピューマ)
レーベル周辺は映像作家のヴィンセント・ムーンら才人集まる小さなコミュニティのようで、シャンソン・オルタナティブというべき佇まい。
仏語圏以外には難解だったシャンソンの言語や意味から重力を取り除き、かわりに音遊びに重きをおく。しかも今作は民族楽器の突拍子もない導入やMNML感を取り除き、より内面性を割り出したいうか独自の世界を創り上げてます、凄いですね。
しかしオリジナルながらも言語や不協和音のギターの響きは美しく、その乱調ぷりとアートワークもふくめたトータルな世界観は結果的に"今"なSSW / フォークに帰結しています。
個人的には七尾旅人くんを思いだしますね。 (Shhhhh)
哀愁のクレツマー、タンゴにシャンソン、ヨーロッパ各地の郷愁がメランコリックに気品のユーモアと風格で奏でられてアンサンブルされている。世界各地に存在するフォロアー達へ多大なる影響を与え続けている大名盤。 (コンピューマ)
パスカル・コムラード自身も1970年代にはその地に住んでいたという、スペイン・カタルーニャ地方への愛着をテーマに制作され、リリース当時各所で好評を得たおとぎの世界に迷い込んだかのようなエレガントで郷愁のヨーロピアン・メランコリック傑作童話音楽、2003年「Musica Pop A Catalunya」の続編となります。トランペット、トロンボーン、コントラバスやコルネット、ピアノにオルガン、もちろんトイ楽器も駆使した全30曲。sample2&3は3曲づつお聞きできます。 (コンピューマ)
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アルゼンチンのある時期の雰囲気を思い出す、どこか知らない街の村祭りに迷い込んだような白夢中。彼のギターやコーラス、繰り返すチャントそしてリズムは時折西洋音楽以外からきてる(例えばモロッコのグナワ音楽のフレーズ)のは今までのスタイルなんですが、今回は亜種なモロッコ音楽のカセットも衝撃だったBégayerと女性コーラスグループMÉGALODONS MALADESの参加で、個人的には暗い印象だった旧作から抜けてさらにレイヤーが拡がっています。月並みな言い方ですがオルタナティブ、としか言いようのない孤高の詩作のような。映像作でもみてるかのよう。ただし、自分の内面を曝け出すかのようなプライヴェートな雰囲気ではなく、様々なフォルクローレ(どこの地域とかではなく)にある素朴な親しみやすさと土着感がコラージュされていて、この辺が惹き付けて止まないんでしょうかね。アクサク・マーブルやブリジット・フォンテーヌやサラヴァ諸作のパリの地下の水脈、決して太くはないが確かに感じます。すごい。 (Shhhhh)