Tag: DRONE
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La Monte Young / Marian Zazeela
31 VII 69 10:26 - 10:49 PM / 23 VIII 64 2:50:45 - 3:11 AM The Volga Delta
Superior Viaduct
- Cat No.: SV198LP
- 2025-05-28
ミニマル音楽巨匠LA MONTE YOUNGとMARIAN ZAZEELA夫妻、彼らの初公式出版作品でありミニマルドローン金字塔アルバム・通称「THE BLACK RECORD」が遂に再発!サイン波とラーガ唱法の持続、音の内部に入り込むことで変化を感知する聴取行為。US信頼再発レーベル〈SUPERIOR VIADUCT〉による最新ワーク。
ケージ以降、フィリップグラス、スティーヴライヒ、テリーライリーと並び前衛ミニマル音楽の重要人物として、現在も尚多大な影響を与え続けるLA MONTE YOUNGの歴史的名作、初のリマスタリング公式アナログ再発が実現!1969年にミュンヘンのギャラリーにてライブ録音、持続正弦波とラーガ詠唱の重奏のAサイド。1964年にスタジオ録音、巨大なゴングと弓弦で奏でたBサイド。音の倍音構造、音響の知覚可能性に踏み入れた聴取の実践。リズムやメロデイのない持続音の中に変化を見出す、音と一体化を促す比類なき体験作品です、この機会に是非! (Akie)
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- New Release
Spool (Florian Tm Zeisig)
Spool
Somewhere Press
- Cat No.: SP05
- 2025-05-14
揺らめくオーケストラアンビエントからボイスドローンまで、香りを主題にして作り上げたコンセプチュアルなアルバム!ベルリンの名匠FLORIAN T M ZEISIG(Métron/Stroom)と調香師ANGEL PARADISEの共同プロジェクトSPOOL。香気が持つ記憶を司る機能を音でトレース。ドイツの田園地帯へのノスタルジアを呼び覚ますサウンドスケープ。
KELELAプロデュースワークなどでも知られるアンビエント作家FLORIAN T M ZEISIGと調香師ANGEL PARADISEによるタッグ。A/Vを筆頭に制作プロセスを具体性と結びつけるアプローチというトレンドの中で”香り”に着目。記憶を呼び覚ます香りの性質を音楽で表現。淡色のパッドドローンにASMR的なフィールド録音をコラージュした「Four」(sample1)や、感傷的なピアノループを元に音を重層的に重ねた「Fiveandhalf」(sample2)など。ふたりがドイツの山脈バイエリッシェアルペン滞在中に構想、そこで得た内省を呼び覚ますノスタルジックな作品。 (Akie)
Track List
- 3LP
- 3CD
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Kali Malone featuring Stephen O'Malley & Lucy Railton
Does Spring Hide Its Joy
Ideologic Organ
- Cat No.: SOMA050
- 2025-05-13
ドローン・ミュージックのコンポーザー、カリ・マローンが、レーベル〈Ideologic Organ〉主宰のStephen O'Malley(Sunn O))))と〈Modern Love〉や〈Portraits GRM〉からのリリースでも注目されたチェリストLucy Railtonをフィーチャリングしてリリースした「Does Spring Hide Its Joy」。
彼女の主な楽器である、パイプオルガンや、クワイアー、室内楽団などによるドローン、ミニマルミュージックのコンポーザーとして、最も注目されてきた若き女性コンポーザーKali MaloneがStephen O'MalleyとLucy Railtonをフィチャリングしてリリースした3LP。ELIANE RADIGUEの音楽を愛する人にも薦めることができる数少ないアーチストのひとり。 リリース時は即完売だったアナログ、2ND PRESS。ストックしました。 (サイトウ)
Track List
- LP
Annie A (Time is Away, Felicia Atkinson, Christina Petrie, Maxine Funke)
The Wind That Had Not Touched Land
A Colourful Storm
- Cat No.: ACOLOUR052
- 2025-05-07
Track List
- 2LP
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Kali Malone
The Sacrificial Code
Ideologic Organ
- Cat No.: SOMA060lp
- 2025-05-02
2019年に軒並みベストとして挙げられたKALI MALONEのパイプオルガンのミニマル大作!!
前作「The Sacrificial Code」も素晴らしく即売り切れましたが、こちらも期待以上の素晴らしさ。短いフレーズのループをゆっくりと時間をかけて何度も何度も繰り返していく。聴いていくほどに思考することをやめ、音に浸って一緒に溶け合うような感覚に。ラモンテヤングやテリーライリーとは違うシンプルな方法ではありますが、パイプオルガンの素晴らしい音色も相まってシンプルだからこそ持っている強度がある。歴史に残る一枚になるかもしれません。 (日野)
- CD
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- New Release
Tokiyo Ooto × orhythmo
If All The World Were Paper
-
- Cat No.: -
- 2025-04-16
深淵へと引き摺り込む ダーク・ドリーミー・ナーサリーライム。大阪を拠点に活動する SSW/ギタリスト Tokiyo と、同じく大阪アンダーグラウンドのキーマン、ベーシストの orhythmo によるコンセプト・アルバム。
リリースから一足遅れましたが、諦めきれずお二人に直談判しストックできました!!18世紀後半から親、その子供へと歌い継がれてきたナーサリーライム(英語圏の韻を踏んだ童謡)をダークな視点でアレンジする事をコンセプトに制作された、一発録りの全5曲。少女のような天性の歌声を持つTokiyoのヴォーカルが、これまで発表されてきた彼女の作品の中で一番活かされていると思います。小児ノイローゼのような、子供の時に熱にうなされて見た幻覚のような、、歌詞の反復とループされるギターによるサイケデリック、不安を煽るノイズとディストーション。沈み込んでください。大推薦です。
AI生成によって制作されたMVもとても良いので合わせてご覧ください。 (AYAM)
Track List
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- New Release
Lawrence English (W/Jim O'Rourke, Dean Hurley, Claire Rousay++)
Even The Horizon Knows Its Bounds
Room 40
- Cat No.: RM4245
- 2025-04-11
JIM O'ROURKE、DEAN HURLEY、CLAIRE ROUSAY、NORMAN WESTBERG (SWANS)、他にも数多くの前衛シーンを筆頭するアーティストが参加した話題の一枚。豪州先鋭電子音楽処〈ROOM40〉より主宰LAWRENCE ENGLISHによる新作アルバム!空間の詩学と建築の現象学について考察、音響的な一体感を探求した45分間の作品群。
ニューサウスウェールズ州立美術館が構想しシドニー美術館が建築した新設”THE NAALA BADU BUILDING”のエントランス音楽として制作。空間に”寛大さと(音響的)一体感”を与えてほしいという美術館からの依頼から2つのサウンドプロンプトを作り、それらを豪華客演と共有し繊細な即興性を加えて作り上げた長編電子音楽組曲。冷たく無調なドローンから、ネオクラシカルな浮遊感のあるアンビエントまで、LAWRENCEのアレンジにより無重力の音色に包まれる空間音楽に昇華。THE NECKSのCHRIS ABRAHAMSによるピアノが素晴らしいアクセントになっています。 (Akie)
Track List
- LP
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Mohammed After Hussain & Paq Matir Gaan
Songs From The Earth
Hive Mind
- Cat No.: HMRLP017
- 2025-04-06
バングラディシュより移住した声楽家/活動家MOHAMMED AFTER HUSSAINと、イタリアのマルチインストゥルメンタリストPAQによる共作アルバムが〈HIVE MIND〉よりリリース!インドとバングラデシュにまたがるベンガル地方の歌い人”バウル”のフォークソングをサイケデリックに再構築。
これまでにもMAALEM MAHMOUD GANIAの再発などを手がけてきたディープ発掘専科〈HIVE MIND〉から、バングラディシュ伝統音楽を基礎にしたサイケデリックフォーク〜エレクトロニクス。2015年にバングラデシュを脱出、リビアでの迫害などの困難を乗り越えイタリアにたどり着いたMOHAMMED AFTER HUSSAINが歌唱、北インド伝統打楽器”パクハヴァジュ”や金属性のリードを発音体とする鍵盤”ハーモニウム”を担当。そのバングラディシュの伝統音楽は、 PAQがシンセドローンや電化アレンジを加えることで再編成。リミテッドプレス。 (Akie)
Track List
- 2x12inch
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Various
Machagistia
Light Sounds Dark
- Cat No.: LSD044
- 2025-03-29
マニアックなアウトサイダー音源発掘で知られるレーベル”LSD”こと〈LIGHT SOUNDS DARK〉がトリップに特化した大型コンピレーションを発表。1987年に録音された作者不明のインダストリアルドローンから、幻想神秘なアブストラクトアンビエントまで全10曲。精神をより暗く深い次元へと導く、限界音源。推薦です。
これまでも精神実験家が制作した劣化カセットテープ復刻など、ポストパンク/ノーウェイブを中心としたコアな音源発掘の最前線のひとつ〈LIGHT SOUNDS DARK〉から再び危ないコンピレーション到着してます。14分越えのダブアウトコスミッシェ、インダストリアルドローン。壊れたテープループの実験コンクレート、柔らかくトリップへと誘うディープアンビエントなど。制作者や年代も不明な貴重音源で、音と精神の深淵ダークサイドを探索する大容量2x12inch。 (Akie)
Track List
- LP
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Gillies Adamson Semple
Volumes
Fourth Sounds
- Cat No.: FS004
- 2025-03-06
推薦盤です。1435年建造、現存する世界最古の演奏可能なパイプオルガンを使用したミニマルドローン、独奏。ロンドン拠点の音楽家GILLIES ADAMSON SEMPLEがスイスのヴァレール大聖堂を訪問し演奏、臨場感も閉じ込めるべくエアー録音。その素材をミュージックコンクレートの手法を使いスタジオにて再構築。時代を超越する神聖な響き。
ポップアートの草分けED RUSCHAの作品リリースでも話題となったレーベル〈FOURTH SOUNDS〉からのリリース!視覚アートのフィールドでも活躍する芸術家GILLIES ADAMSON SEMPLEによるオルガンドローン作品。ヴァレール教会にある木製パイプオルガンでの演奏をエアー録りした繊細な作品。ペダル踏みや物音、チューニング音も拾われています。スタジオに持ち帰った録音素材をミュージックコンクレートの古典手法に則り再構築したユニークな一枚。オルガンの純度高い音色で瞑想へと導くミニマルドローン、シネマティックな独奏で構成されたアルバム。限定200枚、現状デジタルリリース確認されておりません、お早めに是非。 (Akie)
Track List
- LP
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- New Release
Civilistjävel!
Följd
FELT
- Cat No.: FELT009
- 2025-03-04
アンビエントとダブテクノの重なる部分、暗い翳りの中に光る美しいフレーズに心を奪われる7部構成のミニマルゴーストダブ作品、すでにpitchforkなどで高評価を得ている注目作品が到着!90年台の未発表音源の発掘も進められカルトな人気を誇る匿名アンビエントノイズ作家CIVILISTJÄVEL!による新作アルバム。
白石隆之率いるポストパンク・プロジェクト”TRISTAN DISCO”へのリミックス提供でも知られ、近年は本レーベル主宰PERKOによる復刻や、A MADE UP SOUNDとOSSIA手掛けるリミックス作品などでも注目を集めるミステリアスなアンビエント作家CIVILISTJÄVEL!。ミニマルダブとアンビエントの中間領域を探るメランコリックな抽象アナログシンセサイザーミュージック、アンビエントダブ。アルバムの目玉である10分越えの「XVI」は、ホワイトノイズの中をオルガンとリズミックノイズ、低周波が層をなす牧歌的サウンドスケープに。クローザー「XIX」では、チェンバーポップデュオRAPのTHOMAS BUSHのボーカルやアコースティックギターを採用。穏やかでありつつ不安を掻き立てる、この沈澱する雰囲気はシグネチャーサウンドと言って過言でないオリジナリティ。 (Akie)
Track List
- LP (Clear Vinyl)
- Cassette
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Carme López
Quintela
Warm Winters
- Cat No.: WW039
- 2025-02-26
BOOMKAT年間ベストアルバムを獲得した話題作が限定クリアバイナルで待望アナログ化!Éliane RadigueやPauline Oliverosに影響を受けたスペイン・ガリシアの伝統的な口承音楽の演奏家、教師、研究者でもあるアーティストCarme Lopezによる2024年3月にリリースされたデビューアルバムにして、バグパイプの為の新しい試みが探求された実験的魅惑のアルバム傑作。
音の処方箋。限定300枚。 (コンピューマ)
Track List
- 2LP
- Digital
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Suso Saiz
Resonant Bodies
Music From Memory
- Cat No.: MFM059
- 2025-01-20
〈Music From Memory〉から、スペインのニューエイジ・ミュージックのパイオニアで、現在もソロでのリリース以外にも、Suzanne Kraft、Michal Turtle との共作はじめ、Christian Fenneszもフィーチャリングするなど積極的に活動を行なっているSuso Saizの新作アルバムが〈music from memory〉からリリースされました。
Resonant Bodies「共振する身体」。二枚組、18曲のコンセプチュアルなフル・アルバムが到着しました。混沌から、正の波動が立ち現れてくるような冒頭から素晴らしいサウンドが展開されていきます。ドローン、音響、メロディ、精神と身体への音の作用。
「ある身体が振動して音を発し、それが別の身体に届いて振動し、新しい音を発生させ、さらに別の身体を振動させて別の音を発生させる...。無限に広がる身体のオーケストラが、それぞれの音の振動を掛け合わせ、「Resonant Bodies」のシンフォニーを創り出すと想像してください。共鳴はコミュニケーションの原理であり、音は人と人との絆や相互関係を構築するものです。「Resonant Bodies」の作品は、全体の一部であると同時に、全体を生み出すものでもあるのです。他の作品とは異なり、「Resonant Bodies」を完成させるのにかかった約2年の間、作品は徐々に完成し、前のレイヤーで発生した振動によって小さな音の粒子が加えられ、不完全で同期した音のオブジェクトが出来上がったのです。"コミュニケーション"」。 (サイトウ)
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Yoshi Wada
Lament For The Rise And Fall Of The Elephantine Crocodile
états-Unis
- Cat No.: état13
- 2025-01-07
60年代末にニューヨークに渡り、フルクサス運動、ラ・モンテ・ヤングの永久劇場に参加したレジェンドYoshi Wadaの名作。EM RECORDS + OMEGA POINTでもCD再発されたドローン名作「Lament For The Rise And Fall Of The Elephantine Crocodile」がétats-Unisからアナログ再発。覚醒のサイケデリック。名作。
70年代に、NYCの現代音楽、先鋭音楽に多大な影響を与えた古典インドの声楽家Pandit Pran Nathに、ラ・モンテ・ヤング達と共に師事し、ヴォイス・ドローン、またバグパイプによるドローンによるサイコアクティヴな音の効果を追求したヨシ:ワダの81年録音。自作の改造バグパイプ、ヴォイスを使ったパフォーマンス。EMの最初は、オリジナルマスターからのフルレングスバージョンでの最初でしたが、82年のSuperior Viaductのサブレーベルétats-Unisから、India Navigationのオリジナル盤を再現したLPリリース。 (サイトウ)
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La Monte Young & Marian Zazeela
The Theatre Of Eternal Music – Dream House 78'17
Superior Viaduct
- Cat No.: SV199
- 2025-01-07
【ストックしています】ミニマル・ミュージック/ドローン/実験音楽の重要な音楽家ラ・モンテ・ヤングの数少ないリリース音源、1974年の永久音楽劇場「Dream House 78'17」が〈Superior Viaduct〉からもアナログ再発されました。意識の拡張、同化、覚醒を目指すようなサイケデリック実験。
A-SIDEは、プラン・ナートのラーガ、インド古典声楽にインスパイアされたMARIAN ZAZEELAとのヴォイスドローン。B-SIDEは3つのサイン波からなるドローン。究極。 (サイトウ)
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Jacques Beloeil
Forthcoming
STELLAGE
- Cat No.: STELLAGE013
- 2024-12-09
真空パックCDや黒地に白ナンバリングのクールなパッケージでお馴染み、惜しくもクローズされた〈Entr'acte〉の主宰の一人としても知られる英音響作家、マスタリングエンジニアJacques Beloeilの、前作に続きロシア・モスクワの実験レーベル〈STELLAGE〉からリリースされた2021年作、ストックしてます。
厚い雲に覆われた透明度の高い空気を感じる、イマジナリーな内省的没入サウンド。どこかタルコフスキーの映画や、サイエンス・フィクション世界に通じるような、環境音・物音コラージュ〜ドローン〜ミュージック・コンクレート作品。 (足立)
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Will Guthrie
Nist-Nah
Black Truffle
- Cat No.: BLACK TRUFFLE 057 LP
- 2024-11-23
サイレンス静謐なるインドネシアン/ガムラン・ドローン・ミニマリズム・アンビエント秀作。BLACK TRUFFLE新作。
ディープな微睡みメディテーショナル涅槃。Henry Wolff「Tibetan Bells」シリーズほどニューエイジ臭くないのも新鮮。 (コンピューマ)
Track List
- LP
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Laetitia Sonami / Éliane Radigue
A Song For Two Mothers / OCCAM IX
Black Truffle
- Cat No.: Black Truffle 122
- 2024-10-31
1957年フランス生まれ、チベット密教に傾倒したディープ瞑想ドローン・マスターÉliane Radigueにパリで師事した後、1978年にカリフォルニア・ミルズ大学で電子音楽を学び、ライブ・エレクトロニクス/マルチ・メディア・パフォーマンスの分野で革新性で斬り込み活動を続けつつも、40年間レコーディングで作品を記録することを避けてきた知られざるレジェンドLaetitia Sonami が2024年、遂に初となるソロ・レコーディング作品を発表リリース!!
しかもそのうちの一つの楽曲は、Éliane Radigueが彼女の為に書き下ろした作品、Side-B「OCCAM IX」を収録。Side-Aには彼女の2023年の新しいソロ作品「A Song For Two Mothers(2023年)」を収録。たおやかな共鳴美学。音の処方箋。
Oren Ambarchi主宰Black Truffleからの入魂リリース。
Laetitia Sonami、Éliane Radigue、Paul DeMarinisによる写真とライナーノーツを掲載した4ページ少冊子封入。 (コンピューマ)
Track List
- CD
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Tadashi Yonago / Eisuke Yanagisawa / Masami Baba [米子 匡司 / 柳沢英輔 / ばばまさみ]
‘Allegories of Listening’ at listude on 20 May 2023
immeasurable
- Cat No.: imm 008
- 2024-10-10
2023年5月20日、奈良のlistudeにて開催したイベント『聴くことのアレゴリー』。本イベントにて公開録音された米子匡司氏のライブ・パフォーマンスの音源をimmeasurableよりCDとハイレゾレーション・データでリリース。柳沢英輔氏、ばばまさみ氏がそれぞれに同一のパフォーマンスを録音、マスタリングを行った3トラック。聴き比べてみてください。
-info-
今回リリースする作品は、『聴くことのアレゴリー』の第三部で行われた米子氏のライブ・パフォーマンス(公開録音)の音源です。
これまでに非楽器から生じる音にフォーカスした作品や日常空間で意識されることが稀な現象などを音へ還元するパフォーマンスを手掛けてた米子氏。
オーディオ機器の製造・開発を手掛けるlistudeのショールームは小規模ながら「質の高い音響環境」を目指し、電源環境や場所固有の響きに注意深い設計と徹底した物量を投じることで同規模では最高峰と言える環境が構築された場で米子氏による空間の響きを存分に活かした非楽器と楽器(トロンボーン)を用いたパフォーマンスを行いました。
このパフォーマンスの録音、マスタリングを柳沢英輔氏、ばばまさみ氏が行いました。
柳沢英輔氏、ばばまさみ氏が使用する機材、マスタリング環境は異なりますが、同一のパフォーマンスを録音しています。
柳沢英輔氏による録音とマスタリングが行われたのは1から3トラックで、ばばまさみ氏による録音とマスターリングが行われたのは4から6トラックとなります。
各トラックを聴き比べるみることで、録音芸術における主体と客体、メディウムの差異、記憶と記録、演奏(運動)と空間と聴衆の関係性などについてリスナーの解釈が更に広がることを私たちは願ってやみません。
Track List
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同レーベルから同時に発売されたELLEN FULLMANはピアノ線を長く引き伸ばし、松脂を塗った指で弦を滑らせながら演奏しふくよかな煌く倍音を聴かせていきますが、TERRY FOXは同じピアノ線でもやはり表現は全く違います。A面ではチェロを使ったようなドローンが、ELIANE RADIGUEのピュアさ不穏さを兼ね合わせた素晴らしいテープフィードバックサウンドを連想させます。その後に優しいタッチでリズミックに倍音を響かせ、それがだんだんとワイルドに弦を震わせていきます。続くB面(sample1)ですが、弦の揺れる残響音が本当に驚き。完全に電子機器を使ったエコーサウンド。かなり長いピアノ線だからこそ生まれるアコースティックで美しい響き。 (日野)