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Spacemen 3
Recurring
Superior Viaduct
- Cat No.: SV152
- 2025-06-02
PETE KEMBER (SONIC BOOM)とJASON PIERCE (J. SPACEMAN)を中心にしたレジェンダリーサイケデリックロック・バンド、SPACEMEN 3の4作目にしてスタジオ録音としてはラスト・アルバム。
Track List
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絶妙な黄色と雷ジャケも神々しい一枚。スライ&ロビーによるドラム&ベース、ギター、ピアノ、オルガン、パーカッションには、The Revolutionaries, The Aggrovators and The Soul Syndicateのメンバーらが参加、録音はジャマイカ、チャンネルワン・スタジオ。Roy Cousinsプロデュース。禅問答のような全12ダブを収録。丁寧に丁寧に構築された錬金術のようなダブの施しが哀愁と共に実に効いてくる。トラックリストからもどうぞ。 (コンピューマ)
その後、This Heat、General Strikeなど数々のユニーク名作をリリースすることになる自身のレーベルPianoからの記念すべき第一弾リリースでもあった。アートスクールの学生だった彼が、学校の友人たち(非ミュージシャン)と共に作り上げた、鉄琴、シンセサイザー、パーカッション、テープレコーダー、ギター、ベース、ピアノ、ヴァイオリン、水音などを駆使したスモール・アンサンブルDIYホームメイド初期衝動による即興と反復、演奏中のミスタッチ、サウンドコラージュを初々しいフレッシュな実験音楽ミニマリズム・センスとアイデア才覚でまとめ上げて形にした永遠に色褪せないニューウェイヴ前夜、自由な感覚と辿々しさ無邪気さにもグッくる灰色のポストパンク・アヴァンギャルド誉れの名作。初期パスカル・コムラードなどにも通じる重要作品。 (コンピューマ)
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オリジナルは、1981年ROUGH TRADEから10インチでリリースされた、エイドリアン・シャーウッドと、ROUGN TRADE総帥ジェフ・トラビスがプロデュースを手がけた「Middle Mass」で幕開け、「Leave The Capitol」までの6曲で構成されたEP。オリジナル仕様の10インチで2016年に再発をしている〈Superior Viaduct〉ですが、今回は2004年にCastle MusicからCD再発された際に加えられたピール・セッションでの音源を加えた11曲でのアナログ再発。
1992年にザ・ワイヤー誌のマーク・シンカはこのEPを「史上最も重要なレコード100枚」のリストに加え、「マーク・E・スミスの偽りのない悪意が、弁証法的に完全に先見の明があり、疲れたエネルギーに満ち、まったく時代遅れであるように思える瞬間、つまり彼の非音楽性がより高尚な音楽である瞬間」を捉えていると書いている。マーク・E・スミス自身のお気に入りのリリースでもある。しびれる。 (サイトウ)
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アフリカ音楽のポリリズムやインドネシア・バリの音楽などに影響を受けて1969年に制作されたライヒ初期を代表する名作で、反復によるモアレとずれによる覚醒の圧倒的美学を確立したミニマリズム記念碑。Steve Reich本人、そして、当時の友人達であったPhilip Glass、Art Murphy、Jon Gibsonという凄すぎるメンバーによる素朴ながらも味わい深い電子オルガンの重なりによる名演が染みわたる。この名演がアナログで聞ける至福。ピース!!!AGUIRRE盤を買い逃された方もぜひともどうぞ。 (コンピューマ)
〈SUPERIOR VIADUCT〉もJOHN BENDERの再発をするのはこれで3枚目となりますが、こちらは謎に包まれカルト感漂うレコードレーベル〈RECORD SLUTS〉により1983年に発売されたアルバム。彼はVELVET UNDERGROUNDやCAN、SOFT MACHINE、さらにはROBERT ASHLEYなどから影響を受けているらしいですが、このアルバムも方向性が定まっておらず、LO-FIで謎なハーモニクスのエフェクトをかけられた調子っぱずれなボーカルがあったりとアウトサイダー感が止まらない!それが逆にすごく面白く、オフィシャルインフォにも書いてありますがTGの「20 Jazz Funk Greats」など好きな人には一度聴いてみてほしい怪作です! (日野)
DEATH COMET CREWや後のDOMINATRIX等で活動するSTUART ARGABRIGHT、MICHAEL DIEKMANN, KENNY COMPTON (bass/vocals), 映像作家/インタレーションで知られるFRED SZYMANSKIによるレジェンダリーバンドIKE YARD。〈FACTORY AMERICA〉の第二弾リリースとしてリリースされた1STアルバム。THE POP GROUPにも匹敵するような対極、NYCサウンド。POWELLあたりもめちゃめちゃ影響受けてると思います。COLD WAVE。爆音で浴びるべき色褪せない名作。 (サイトウ)
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フランコ・バッティアート、ジュスト・ピオ、リノ・カプラ・ヴァチーナ、フランチェスコ・メッシーナなどと共に、1970年代のミラノのアヴァンギャルド・シーンを代表する重要人物の一人であり、音楽院で学んだ後、RAIのStudio of Musical Phonology(ドイツのNDR/WDR、フランスのGRM/IRCAM、BBCラジオフォニック・ワークショップに似た電子音楽研究所)で働いていた、イタリアの作曲家、ピアニストRoberto Cacciapaglia(ロベルト・カッチャバーリア)による1979年にリリースされた彼にとってのセカンドアルバムにして傑作「Sei Note In Logica」がUS名門Superior ViaductよりLPリイシュー。スティーヴ・ライヒ、フィリップ・グラス、テリー・ライリー、ムーンドッグらの巨匠によるアカデミックでアウトサイダーなミニマル・クラシックスにも負けず劣らず、室内楽的オーケストラ・アンサンブルとヴォイス&コーラス、コンピューター電子音による牧歌的なミニマルの調べ。エバーグリーンな異彩を放っている奇跡の名作。彼の同時期に制作されたフューチャリスティックなテクノ・ポップ名盤「The Ann Steel Album」のメインヴォーカルにして主人公Ann Steelも何気にコーラスで参加しているのもうれしいですね。今作もジャケットのアートワークも秀逸で美しい。ジム・オルークはじめ多くのアーチスト達に影響を与え続けているマスターピース。 (コンピューマ)
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ドリーム・シンジケートの一員としてラ・モンテ・ヤング、マリアン・ザジーラ、アンガス・マクリース、ジョン・ケイルらと共に永久音楽劇場に早い時期に関わっていたヴァイオリニスト、トニー・コンラッドが72年にFAUSTと録音した、90年代以前のリリースでは唯一となるアルバム「Outside The Dream Syndicate」。(音楽から離れ映像作家として活動し90年代にジム・オルークのバックアップで復活をとげ、60s70sの録音がリリースされます。)前衛ロックに多大な影響を与え続けた大名盤。絶対聴くべき一枚です。ジム・オルークがライナーノーツを手掛けています。まずはCDで入荷しました。久々にこのアルバムを売ることが出来ることを心待ちにしていた矢先の訃報。残念。 (サイトウ)
トニー・コンラッドは、映像作家で、1960年代のNYC前衛音楽の重要な遺産ラ・モンテ・ヤングが結成したTHE DREAM SYNDICSTE,「永久音楽劇場」にジョン・ケイルらと共に参加し、THE VELVET UNDERGROUNDの結成とその名前の由来に関わったことでも知られ、FAUSTとのミニマル・ミュージックの歴史的リリース「Outside The Dream Syndicate」を残している。しかし後の復活以前の正式のリリースはこれのみで長く音楽シーンから離れていて、伝説の存在だった。90年代に彼の熱狂的なファンだったJIM O'ROUKE達との共演で音楽シーンに復活し、未発表音源も彼らの手でリリースされる。この「Ten Years Alive On The Infinite Plain」は、71年にダンス、音楽、映像、文学などの前衛アーチスト集団として結成され、パフォーマンス・スペースとして現在まで続くTHE KITCHENで行われた72年の演奏。「Outside The Dream Syndicate」の前年。女流電子音楽家LAURIE SPIEGEL,RHYS CHATHAMとの演奏に、プロジェクターによるフィルム・インスタレーションの2時間にわたるパファーマンス。今回のリリースにあたってJIM O' ROUKEが90分弱の音源として編集、リマスターはCGB(DUBPLATE & MASTERING)が担当している。「Ten Years Alive On The Infinite Plain」は、GASTOR DEL SOL期のDAVID GRUBBSとJIM O' ROUKEと共に復活の年、95年に再演されている。この72年のオリジナルの録音は未発表だった幻の録音で待望のリリースとなる。彼は昨年惜しまれながら他界したが、「無限の計画」は、40年に渡り生きつづけている。 (サイトウ)
Musica Elettronica Viva aka MEVで知られるALVIN CURRANが75年にリリースしたデビューソロアルバム。これまでCDで再発されたりCDボックスセットで聴けることができましたが、レコードでの再発は1981年以降初めてとなるようです。耳を澄まして聴く小さな音や和音のドローンなど、丸く心地の良い音に溢れていてMEVのアヴァンギャルドさから比べると真逆のアプローチのようにも聴こえます。しかし、シンセサイザーの不協和音やミュージックコンクレート的な手法で使われているフィールドレコーディングなどを細かいところに散りばめた細かい仕事が秀逸。B面ではテリーライリーのようにおそらくテープマシンを使用したオルガン曲やシンセサイザーを用いて作られた虫の音などもあり。ただ単純なスピリチュアルな作品ではなく、即興演奏を通じてきた音の探求を活かして実験した素晴らしい作品です。大推薦とさせていただきます。 (日野)
78年ブライアン・イーノが監修したNYC アヴァンパンク象徴的名盤「No New York」に、Arto Lindsay, Ikue MoriたちDna、Lydia Lunch達のTeenage Jesus And The Jerks、Marsとともにフックされ、よく年このデビューアルバムをリリース時にはメンバー間のもつれで解散するサキソフォニスト、シンガーJAMES CHANCEのTHE CONTORTIONS。伝説の一枚。 (サイトウ)
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ケージ以降、フィリップグラス、スティーヴライヒ、テリーライリーと並び前衛ミニマル音楽の重要人物として、現在も尚多大な影響を与え続けるLA MONTE YOUNGの歴史的名作、初のリマスタリング公式アナログ再発が実現!1969年にミュンヘンのギャラリーにてライブ録音、持続正弦波とラーガ詠唱の重奏のAサイド。1964年にスタジオ録音、巨大なゴングと弓弦で奏でたBサイド。音の倍音構造、音響の知覚可能性に踏み入れた聴取の実践。リズムやメロデイのない持続音の中に変化を見出す、音と一体化を促す比類なき体験作品です、この機会に是非! (Akie)
フランコ・バッティアート、ジュスト・ピオ、リノ・カプラ・ヴァチーナ、フランチェスコ・メッシーナなどと共に、1970年代のミラノのアヴァンギャルド・シーンを代表する重要人物の一人であり、音楽院で学んだ後、RAIのStudio of Musical Phonology(ドイツのNDR/WDR、フランスのGRM/IRCAM、BBCラジオフォニック・ワークショップに似た電子音楽研究所)で働いていた、イタリアの作曲家、ピアニストRoberto Cacciapaglia(ロベルト・カッチャバーリア)による1975年ドイツDie Kosmischen Kuriere(Ohr)からリリースされた記念すべきデビューアルバム「Sonanze」がUS名門Superior ViaductよりLPリイシュー。
タンジェリン・ドリームやアッシュ・ラー・テンペルの名プロデューサー、ロルフ=ウルリッヒ・カイザーによる指揮のもと、四重音響のサラウンド・サウンドでミックス・レコーディング、チェンバロ、弦楽器、金管楽器、室内楽・器楽アンサンブルと、アナログ・シンセ、口琴を駆使して織り成された精神世界瞑想的ミニマリズム・ニューエイジ・アンビエント宇宙が神秘的サイケデッリックに木霊するトリップミュージック名作。 (コンピューマ)
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〈EL SATURN RECORDS〉から76年に発売されたオリジナル盤は現在Discogsで20万の値が付けられている貴重盤。それがUSの〈SUPERIOR VIADUCT〉オリジナルのジャケットの状態で再発!これまでCDでは再発されていましたが、初めてのレコードでの再発となります。裏ジャケの写真でドラム3台と管奏者達が並んでいる写真のなんとも言えない雰囲気が良く、内容も呪術的なカルト即興!! (日野)
オリジナルは, Joe McPheeの自主レーベルCjRecord Productionsからリリースされ、フリージャズ有数のレアアイテムとして知られる1970年の12月 ヴァッサー大学のアフリカ研究センターでのライヴ録音。重量級のグルーヴのうねりとサックスの咆哮。他界したコルトレーンやジミ・ヘンドリックスにつうじるの魂の音楽。ジャンルを超えてアヴァンギャルドなエンターテイメント、音楽のただただ熱い情熱の時代の素晴らしい結晶です。 (サイトウ)
A-SIDEは、プラン・ナートのラーガ、インド古典声楽にインスパイアされたMARIAN ZAZEELAとのヴォイスドローン。B-SIDEは3つのサイン波からなるドローン。究極。 (サイトウ)
Spectrum EAR等に移行するSonic Boom、Spiritualizedへと移行するJason Pierce、ベーシストWilliam B Carruthers。Jason PierceとSonic Boomそれぞれの曲が分けれ、すでに別の道を歩むことも予見されながらも、キャリア中もっとも充実した時期、アウトロックの前衛として不動地位を確立したアルバム。Sonic Boomの愛機となる60年代に製作されたヴィンテージ電子オルガンVox Super Continentalの仕様が明記されているのはこのアルバムから。 (サイトウ)
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これを最後にPETE KEMBERはSONIC BOOM、JASON PIERCE達はSPRIRITUALIZEDと別々の道を歩むSPACEMEN 3ラストアルバム。既にアルバム製作時にはPETE KEMBERとJASON PIERCEの関係が破綻していて、A-SIDEをPETE KEMBERがB-SIDEをJASON PIERCEが製作しています。ヘヴィーサイケデリックサウンド。名盤! (サイトウ)