- 7inch (予約)
Tag: Folk
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- New Release
Seamus Cater & Fredrik Rasten
Strange The Grass Grows
Anecdotal Records
- Cat No.: ANEC04
- 2026-04-28
オルガ・トカルチョクの『The Books of Jacob』など、これまで歌にされていなかったヨーロッパの民話や伝承を表現したフォークソング集!純正律による音色とハーモニーの繊細な融合、協和不協和を織り交ぜた絵画的アコースティック演奏。ゆったり歌い口で語りかける新感覚のバラッド。
レバノンの実験レーベル〈ANNIHAYA RECORDS〉や〈ANOTHER TIMBRE〉からの作品でも知られる音楽家SEAMUS CATER。そしてOREN AMBARCHIとのコラボレーションも素晴らしかったノルウェーのギタリストで即興演奏家FREDRIK RASTENによるユニークなコラボレーション!協和音と不協和音の関係性を美しくも儚く捉えた完全アコースティック演奏、調律は純正律で温かみあるハーモニーを生成。(金属的電子音に聴こえるものも全てアコースティック)演奏とボーカルが共鳴するように綿密に作り込まれています。シーマス・ヒーニー訳の『ベーオウルフ』やピタゴラスが偶然出会った鍛冶屋の物語など、14世紀のイングランド民話の金字塔に切なく美しい音色を吹き込んでいます。 (Akie)
Track List
- 7inch
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- New Release
Who Cares?
Who Cares?
Purely Physical Teeny Tapes
- Cat No.: PPTT09
- 2026-04-27
〈A Colourful Storm〉のコンピレーション『going back to sleep…』に一曲収録されたことで注目されたメルボルンのトリオWho Cares?。これ以前に入手困難なデビュー作もあるようですが、今作が正式なデビュー作となるようです。まどろみの中にあるような、削ぎ落とされたミニマルな質感のベッドルーム・フォーク。
Laila SakiniやM. Quakeもリリースしている、メルボルン(ナーム)周辺の地下シーンにフォーカスしたレーベル〈Purely Physical Teeny Tapes〉から注目株Who Cares?の一枚。内省的なギターのストローク、奥に沈んだドラム、輪郭の曖昧なメロディ、漂うヴォーカル。短くも引き込まれる、無気力性な魅力の限定7インチ。インサートも愛らしい。 (足立)
Track List
- Tape
- Recommended =
- New Release
Gustav Kemps
Lonesome For A Storm
Motion Ward
- Cat No.: MWT006
- 2026-04-23
微かに漂うボーカルハミング、プリペアド奏法で生み出した小さなピッキングノイズ、緻密な電子音響処理。感傷に浸るサウンドでありながら前衛的な捻りが加わった実験フォーク作品!PERILAやULLAなど、名だたる音響職人が集結する〈MOTION WARD〉からGUSTAV KEMPSのソロデビューアルバムがカセットで登場。
FELICITY J LORDやPERLAHなど数々のプロジェクトに携わってきたGUSTAV KEMPSが待望のソロデビュー!ゆったりとしたギター主導のサウンドに緻密な屈折を加えた実験フォークアルバム。ピッキングノイズとフィメールボーカルハミングが甘美に擽る「Fog (ft. Lily Beltane) 」(sample1)、教会の鐘が響く空間でゆったりとストロークする「There, Something of Your Own is Trying to Become Word and Melody」(sample3)など。抑制された楽器編成と拾い集めたサンプル。謎めいたエモーショナルが宿ってます。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Weston Olencki
Broadsides
Outside Time
- Cat No.: OT005
- 2026-04-17
アメリカ南部を横断するツアーのロードトリップで、地域の音や歌を録音することから始まった音日記をもとに、オールドタイム・フォークをモダンな解釈と作曲でドローンやノイズにも接近する実験的なサウンドに更新。ワシントンの実験音楽レーベル〈Outside Time〉から、サウスカロライナ出身でベルリンを拠点にしているトロンボーン奏者/作曲家/エンジニアのWeston Olenckiの最新作。
サウスカロライナからウェストバージニアを経てミシシッピ川へと至るツアーの道中でのフィールド録音や物品、物語の収集から形作られた、場所の移動だけではない歴史的な深みも掬い上げた音の記憶/記録。鉄道駅で収集された音をもとにしたプレリュードから始まり、嵐や水音、虫の音などを伝統音楽と絡み合わせながら展開する夢幻的な作曲。ブルーグラスの古典「Foggy Mountain Breakdown」をコンピュータープログラムによって再配置した壮大なA3。父親の膨大な時計コレクションが刻む音を背景に、旅の途中にショッピングモールで見つけた傷んで調律の狂ったオートハープの演奏が轟音を生むB1。ノースカロライナの伝説的な盲目のギタリスト、ドック・ワトソンで知られる殺人バラード「Omie Wise」の幽玄な異郷B3。全編通して聴き応えのある高内容! (足立)
Track List
- LP
- Cassette
- Recommended
- Back In
VA
Digging Central Asia: Musical Archaeology Along the Silk Road
Death Is Not The End
- Cat No.: DEATH096LP
- 2026-04-11
中央アジア全域からの希少な秘宝音源の発掘に力を注ぎ、昨年には1980年代ウズベキスタンディスコ、タジク・フォークトロニカ、ウイグル・ロック、タタール・ジャズをコンパイルした名コンピレーション『Synthesizing the Silk Roads』をリリースしたAnvar Kalandarov(アンヴァル・カランダロフ)による、1970年代から1990年代初頭にかけて録音された音源を使用したシルクロードのサイケデリックな風景を旅するかのようなDINTからリリースされたイマジナリー・ダウナーなミックステープ名作「Digging Central Asia」が遂にアナログLP化!!!素晴らしい。
ウズベキスタンのタシケント出身の音楽考古学者/ミュージシャン/プロデューサーAnvar Kalandarovによる、1970年代から1990年代初頭にかけて中央アジアにて録音された音源をふんだんに使用してイマジナリー・サイケデリックにミックス構築したシルクロードを旅する、ウズベキスタンのレーベルMaqom SoulとコラボレーションされてDeath Is Not The Endよりリリースされた素晴らしきミックステープ名品「Digging Central Asia: Musical Archaeology Along the Silk Road」が遂にアナログLP化がなされた。フォーキー且つシンセサイザーもミョンミョン、ファンキーにディスコ&レアグルーヴォイン・ダウナー・ジャズする、ゆったり悠久哀愁なる、A面28分17秒。B面27分22秒の音世界。推薦盤。 (コンピューマ)
Track List
- CASSETTE
- LP
- Recommended =
- New Release
Dagmar Zuniga
in filth your mystery is kingdom / far smile peasant in yellow music
AD 93
- Cat No.: WHYT108MC
- 2026-04-11
プライベート・プレスの佇まいにも魅了される、フォークの温かみと崩壊を抱え込むローファイ音響詩。友人達による自主レーベル〈People's Coalition Of Tandy〉を通じてBandcampやYouTubeで静かに拡散され高再生数を記録し、ソングライター/プロデューサーのMount Eerie(元The Microphones)もツアーに招待。流通が待望されていたダグマー・ズニガのデビュー作カセットが遂にロンドンの人気レーベル〈AD 93〉からもリリースされました。
ブルックリンを拠点とするニカラグア系アメリカ人のミュージシャン、ダグマー・ズニガによる2019年から2024年の5年間をかけて録音されたデビューアルバム『in filth your mystery is kingdom / far smile peasant in yellow music』。Jessica Pratt、Cindy Lee、Joanne Robertsonにも通じる現行SSWの感性。Linda Perhacs、Karen Dalton、Vashti Bunyanといったサイケデリック・フォークのパイオニアを思い起こさせる触覚的なハーモニー、歌の引力。すべての録音には長年の愛機だという4トラックのカセットMTR、Tascam 424が使用され、テープのヒスノイズや歪み、劣化を積 ...もっと読む (足立)極的に音素材として使用。録音の物質性を前面に出し、録音方法そのものが作曲になっているようなローファイ実験フォークの魅力の一枚。Austyn Wohlersがフルート、Zach Phillipsがピアノ、Hayes Hoeyがヴォーカル/ギター/キーボードで参加。これからさらなるコラボレーションも予感させる注目の作家。推薦します。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Benedicte Maurseth
Mirra
Hubro
- Cat No.: HUBROLP3667
- 2026-04-08
美しき・・・ノルウェーからのフォーク・アンビエント∞幻想トナカイ音楽・ハーディングフェーレ(ノルウェーの伝統的ヴァイオリン)奏者であるBenedicte Maursethによる、自身の故郷であるハルダンゲル地方・エイドフィヨルドに生息する野生のトナカイが主題の素晴らしき透明サウンド・スケープ。
同じコンセプトの前作、"Hárr"はThe Guardian誌のベスト・フォークアルバムの一枚に選ばれ話題になりました。今作も同じくハーディングフェーレの麗しき優雅な響きに、ハルダンゲル地方・エイドフィヨルドに生息する野生のトナカイのサウンド・スケープを織り交ぜた世界。
トナカイの独特な鳴き声や一年のサイクル――「The Calf Rises(子鹿が立ち上がる)」「Summer Grazing(夏の放牧)」「Hunting March(狩りの行進)」といった要素――を追いながら、彼らの行動や、自然と調和しながら生きる適応の巧みさを描き出す。タイトルの"Mirra"は、ハルダンゲル地方の古い方言で、トナカイが寒さをしのぎ、また外敵から身を守るために円を描くように群れて走る様子を指す言葉( ...もっと読む (Shhhhh)写真でみたことありますよね)。
コンセプトが完成された美しきエスノ・アンビエント/ドローン。欧州のフォークアンビエント的なのはアイリッシュ・ハープなんかがありますが、透明な響きのハープの音色に似たハーディングフェーレの音と比較しても面白い。
トナカイというと冬のイメージですが、音色はそのハーディングフェーレの陽の発光感があり、むしろ春の訪れの今の時期に聴いてもいいですね。後半のフィールド音もシネマティック。静かなる瞑想とトリップももちろん存分に。ECM好きにも、と言いたいところですがECMよりもモダン・アンビエント感あります。
Jaga JazzistのMorten Qvenildが参加しているという、ノルウェー・(クラブ)ジャズの系譜もちらり。
流通の関係で入手困難でしたが少量入荷です。 (Shhhhh)
Track List
- 7inch (BLACK)
- Recommended
- Back In
Nora Guthrie
Emily's Illness c/w Home Before Dark
Em Records
- Cat No.: EM1083 4
- 2026-04-06
坂本慎太郎とゑでゐ鼓雨磨の共作オリジナル日本語詞でカヴァーも実現したEM RECORDS屈指の名盤!カバー7インチのリリースのタイミングでこちらもアナログリプレス。今回は黒盤です。6面折り込みジャケット、歌詞掲載。詩人エミリー・ディキンソンへのオマージュ、奇跡のような音楽、歌。
ウディー・ガスリーの実娘ノーラがひっそりリリースしたウルトラレアにして奇跡の一枚。(サイトウ)
アメリカのフォーク・ミュージシャン、ウディ・ガスリーの娘で、SSWのアーロ・ガスリーの妹、また、著名なイディッシュ語詩人アリーザ・グリーンブラットの孫娘であるノラ・ガスリーが、1967年、17歳で発表した唯一の、そして宝物のようなシングル。「Emily’s Illness」は、19世紀アール・ヌーヴォー的耽美をビーチボーイズ『Pet Sounds』のような音像で綴った美しい奇曲で、更にサイケデリアとアシッドフォーク感覚も併存する奇跡の曲として聴き継がれる傑作。 「Emily’s Illness」は19世紀の詩人エミリー・ディキンソンへあてたオマージュと思われ、装丁に使ったノラの当時の ...もっと読む写真もディキンソンの時代世界を想起させる。この曲を書いた当時18歳のエリック・アイズナーは、彼女のボーイフレンドで、フィフス・アヴェニュー・バンドの前身となるストレンジャーズというバンドでピーター・ゴールウェイと一緒に活動していた。エリックとノラは当時ボサノヴァとその歌い手のアストラッド・ジルベルトに夢中で、本作の両曲にその影響を聞き取ることができるが、何よりも歌手として全くの素人だったノラを歌わせたことで別のミラクルが発生。録音面では職業音楽家のアーティー・シュロックが印象的なハープシコードや弦楽器を入れてメランコリックな世界を演出した。(なお、その後エリック・アイズナーがハウディームーンに提供した「Nora Lee」とはノラ・ガスリーのこと。)
Track List
- 2LP
- Recommended =
- New Release
Old Saw
The Wringing Cloth
Lobby Art Editions
- Cat No.: LA028
- 2026-04-03
夢の奥地へと足を踏み入れるような幽玄なコズミック・カントリー・ミュージック。5作目にしてOld Sawとしては最後の作品になるとアナウンスされています。〈Mississippi Records〉のマネージャーでもあるSam Wencが立ち上げたブルックリンのレーベル〈Lobby Art Editions〉から、初版は早くに完売となっていた2025年リリースの2枚組LP、セカンド・プレスが入荷。帯付き。
Tongue Depressorなどでも活動するHenry Birdseyによるニューイングランドの音楽コレクティブOld Saw。これまでの4作品に関わってきたおなじみのメンバーたちが集い、2022年から2024年にかけてニューイングランド各地で1/4インチのオープンリールに録音された良音質な音源。ペダルスチールやラップスチール、ナイロンやエレキやリゾネーターといった幾種のギター、バンジョー、フィドル、リードオルガン、ハルモニウム、ベース、金属のオブジェクトなどによって爪弾かれる器楽ドローン・アンビエントに包み込まれた異界的アメリカン・プリミティブの気配。実験志向の音響の中で、カントリーやフォークの伝統的な輪郭がぼやけ親しみやすさと曖昧さが同時に立ち現れる無時代的な魅力の一枚。ゆっくりチェックしてみてください。 (足立)
Track List
- 2LP+DL
- Recommended
- Back In
Eddie Marcon
Carpet Of Fallen Leaves
Morr Music
- Cat No.: morr 201-lp
- 2026-03-13
ゑでゐ鼓雨磨と柔流まぁこんによる姫路のアシッドフォーク・デュオゑでぃまぁこんの22年にわたる歴史から楽曲をセレクトしたコンピレーションが、ドイツ・ベルリンの〈Morr Music〉から2枚組アナログで登場!自主レーベル〈pong-kong records〉から発表してきた数多くの自主制作CD-R作品から丁寧にすくい集められた、優しくサイケデリックで深い余韻が残るうたの世界です。
〈Morr Music〉による他の日本人アーティストーyumbo、Andersens、VA『Minna Miteru』ーに連なる、繊細で豊かな旋律を持つ楽曲を厳選したゑでぃまぁこんのヒストリー的コンピレーション『Carpet Of Fallen Leaves』。ハードコアの怖(coa)やサイケデリック・ロックバンドLSDマーチで活動していた二人が2001年に結成し、ゑでゐ鼓雨磨(歌、ギター、鍵盤)と柔流まぁこん(ベース)を中心に、楯川陽二郎(ドラムス)、影山朋子(ヴィブラフォン)、水谷康久(サックス、フルート)、朝倉円香(コーラス)、元山ツトム(ペダルスチールギター)、時々愛猫たちが加わっています。サイケデリックな感覚が瑞々しく漂い、日常と童話の世界が支え合う日本のうたものの特異点。即興から ...もっと読む (足立)生まれた代表曲の一つ「とらとらいおん」、マヘルや渚にてなどのドラマー高橋幾郎との「ストロボ/交信」、亡き愛猫ポコちゃんに捧げられた「少女」、2022年のシングル「いつのまにかわたしたち」に至るまで、挙げきれない名曲の数々。忘れたくない大切な心象風景が広がっています。アルバムの再発やこれまで7inchになった曲に加え、「クローゼット」「ペイズリー」「真夜中の音楽」の他初めてアナログ盤に刻まれる曲も含まれ嬉しい限り。これまでと、これからのリスナーに大推薦。ジャケットアートワークは松井一平、ライナーノーツは田口史人。The PastelsのStephen McRobbieも推薦文を寄せています。700枚限定生産、ゲートフォールドジャケット、28Pのブックレット、DL付き。 (足立)
Track List
- LP+DL
- Recommended =
- New Release
Various Artists
Music from the Caucasus – The Archive of ORED Recordings, 2013–2023
TAL
- Cat No.: TAL039LP
- 2026-03-13
北コーカサスのコミュニティーの現在、生きた文化をフィールド録音で記録した10年間の貴重なアーカイブ音源!コーカサスやその周辺地域の民族音楽のフィールドレコーディングや実験音楽を紹介する、ロシア連邦南西部に位置するチェルケスを拠点とするフリーのネットレーベル〈ORED Recordings〉の幅広い活動を紹介する最初の入り口となる作品。Kopyやテンテンコのリリースや工藤礼子の復刻でもおなじみドイツ・デュッセルドルフの〈TAL〉が共同出版。
伝統音楽およびポスト・トラディショナル音楽の記録・保存を目的としながら、アカデミックな枠組みではなくDIYパンク精神をもとに2013年から活動している、北コーカサス出身のチェルケス人音楽家Bulat KhalilovとTimur Kodzokoによるプロジェクト〈ORED Recordings〉の初出のフィジカル音源。共同体の集まりや地域の祭り、家族の会合などで行われた、音楽を愛する人々が親密さを分かち合う演奏のフィールド録音。山間の村々に宿る生々しい表現力、様式、リズムの世界。アカペラのフォークソング、打楽器による即興演奏、ホーンや弦楽器による楽曲まで幅広く収録され、地域固有のニュアンスを捉えた非常に興味深い15曲。コーカサスの多様な音楽を紹介するだけでなく、闘争や独立などその背後にある物 ...もっと読む (足立)語を伝えることも目的としているレーベルならではの、充実のライナーノーツと未発表写真も収録。トラックリストからもどうぞ。 (足立)
Track List
- LP
- Recommended
- Back In
Doug Firebaugh
Performance One
Numero Group
- Cat No.: NUM655lp
- 2026-03-11
コズミック・アメリカーナ、夢見心地のスティール・ギター、ドリーミーフォーク。ナッシュビルのインディペンデント・レーベルSugar Recordsから1975年にひっそりリリースされた名もなきシンガーソングライターの奇跡ような一枚。ビバリー・グレン・コープランド、エマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルーあたりにハマった人にも響くのではないかと思いました。是非、じっくりチェックしてみてください。〈Numero Group〉からアナログ再発。
「安ホテルの一室でひっそりと運営されていた、ナッシュビルを目指す者たちに怪しげなサービスを提供する数百ものグレーゾーンなマーケットのレコード会社の一つにすぎないレーベル」からリリースされたという、無名の20歳のシンガーソングライター、奇跡のような一枚。ニック・ドレイクやキャロル・キングも彷彿させるアメリカーナ、ドリーミーフォーク。レーベルはホーボー(貨物列車で無賃で移動していたような放浪労働者)を彼に重ね合わせています。喜びを秘めたフレッシュな歌、ギター、スティールギター、鍵盤。良質なだけではなく、驚くべきアレンジ、世界観、到達点が訪れる素晴らしい音楽。 (サイトウ)
Track List
- LP(Black)
- Recommended =
- New Release
Stan Hubbs
Crystal
Numero Group
- Cat No.: NUM660lp
- 2026-03-06
カリフォルニアのレッドウッドの森の奥深くで録音された強烈サイケデリア。オリジナルは1982年に100枚のみプライベートプレスされた希少盤、アウトサイダー音楽名盤が〈NUMERO〉からリイシュー。本人によるオリジナル16ページの詩と落書き集を収録。
生涯にわたり詩を書き続け、カリフォルニア州のローカルで音楽活動を続けていたStan Hubbs。詩集もいくつか自費出版していたそうです。ヘビースモーカーで、1996年に肺がんの合併症により亡くなりました。Stan Hubbs は42歳の頃に北カリフォルニアの山間コミュニティで暮らし、自給自足の生活を送りながら 地元のバーで不定期に演奏するバンドをいくつか組み、その生活の中で本作を完成させたました。ややヒッピー文化の流れをくむ土地柄だという背景もあるのか、ドラッグや生死、ヒッピー的な人生観にまつわるテーマが歌詞に反映されており、後に市場では'ウィードのODで亡くなった男性の〜'という無茶なキャッチが広まっていました。「彼がマリファナを楽しんでいたのは確かですが、過剰摂取で亡くなっ ...もっと読む (AYAM)たという馬鹿げた噂は事実ではありません。」と実の弟がNUMEROのインタビューで証言しています。長くなりましたが、サイケデリック滴るフォーク/ロックに美しい男女混声のハーモニーを漂わせた全9曲、飲み込まれてください。 (AYAM)
Track List
- 12inch
- Recommended
- Back In
Simon Peter
Souvenir EP (feat Peaking Lights, Coyote mixes)
Is It Balearic?
- Cat No.: IIB 090
- 2026-03-05
PEAKING LIGHTS & COYOTEリミックス!輪郭ぼやけたエアリーなボーカル、柔らかくかき鳴らされるアコースティックギター、温かみのあるエレピが美しくシンクロするバレアリックダウンテンポ。ロンドン拠点のギタリスト/音楽家であり〈FOREST JAMS〉や〈CLAREMONT 56〉から作品を発表してきたSIMON PETER新作。
バレアリックサウンド中心地〈IS IT BALEARIC?〉には初登場、70年代後半のフォークロックそしてアコースティック楽器に愛情を注ぐギター奏者SIMON PETER。MARKER STARLINGをボーカルに迎えたスローモーなバレアリックフォーク「Souvenir」はレーベルヘッドCOYOTEが重量感あるベースを差し込みエフェクトで更に音像を溶かしたダブミックスが至極(sample1)。USオルタナシーンで愛されてきた夫婦シンセポップデュオPEAKING LIGHTSが美しく上音をレイヤードしたキックレスアプローチも甘美、昨年この世を旅だったBRIAN WILSONへの追悼も込めたリミックス。ROBI MITCHとのコラボレーションしたネオフォーク「Mystikal Delight」まで、時間と空間もトロける夢見心地サウンド。 (Akie)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Jessica Pratt
Quiet Signs
City Slang
- Cat No.: Slang50190LP
- 2026-02-18
ノスタルジック∞エターナル・独特の時間感覚・異質のオーラ纏うL.A拠点のシンガー・ソングライターであるJessica Pratt登場。
〜オールド・ハリウッド、暗いカリフォルニア・ドリーム〜"といった西海岸のノスタルジックな幻影∞白昼夢を、情勢狂った2026年の世界へ。
時代が追いついた感もあります・日本でも一部で熱狂的なファンを持つ彼女。ついに入荷です。まずは大傑作の2ndから。
北カリフォルニアのレディング育ちで、母親は占星術師という生い立ちを持ち、デビュー前の彼女の音源を聴いた人物が、その音源をリリースするためにレーベルを設立したというエピソードもあります。
歌とギター、テープ録音によるローファイな音作りが基本。
今作ではさらにプロデューサーやベース、キーボードのサポートが加わったが、それは拡張するためというよりむしろ彼女のサウンドの“曖昧さ”を守るためのアンサンブルと呼ぶべきミニマルなもの。さらに霞んだガットの響きが、室内楽のような親密さをまとわせています。
引き合いに出されるヴァシティ・ブンヤンのトラディショナル・フォークの流れも感じさせつつ、昨今のアメリカ・インディに見られるアンビエント的潮を横目に確固たる世界観を確立。
個人 ...もっと読む (Shhhhh)的には英米トラッド / アシッド・フォークよりも、カエターノ・ヴェローソ&ガル・コスタのようなブラジル / 南米サイケの暗さと優しさ共存するサイケデリアを想起しました。何故かひっそり土着感も。
登場は2010年代ですが、その纏った空気感はむしろ時代を先取りしていたとも。最近もPitchforkで旧作レビューが再掲されたりしてました。
“現実と幻想を溶かす”という彼女自身の言葉も世界観を物語っています。
危うさと儚さ漂う麗しき歌声ですが、情感を垂れ流すわけでもなく情感に音楽を委ねるわけでもなく芯の通った凛々しさと親しみやすさをも携え、一度入ると不思議とリピート。
大名曲”This Time Around”(sample1)、Here My Love(sample2)、Crossing(sample3)。全曲素晴らしすぎる。
春を待ちましょう。 (Shhhhh)
Track List
- LP
- Recommended =
- New Release
Damily
Fanjiry
Bongo Joe
- Cat No.: BJR 119
- 2026-02-14
南マダガスカルの音を何十年にも渡って形作ってきたDamilyが、これまでで最も親密で本質へと削ぎ落としたツァピキの深みを探る新作をリリース。今作では初めて自らが歌い、ギター1本で醸造される濃密なベース、リズム、メロディ、息遣い、脈動。夜明け前に沁みるグッドミュージック。
マダガスカル南部の在来リズムを基盤にしつつ、アフリカ本土など外部からの影響も取り込みながら発展した伝統と現代が混ざり合う場で磨かれてきた音楽ツァピキ。ギタリスト/作曲家としてその重要人物であり、自らを定義づける一助となったこのジャンルを牽引してきたDamily。これまで主にバンドに帯同する歌い手たちの声を通して表現してきた彼が初めて自ら歌い、地平を開いた最新作。エンジニアのPeter Deimelと共にスタジオでわずか3日間で録音・ミックス。80年代の村の暮らしの記憶―ペクトのラジカセ、ラジオ・モザンビーク、東アフリカの7インチ盤、マダガスカルの国民的ヒット曲ーと、憑依の儀式や土地の治療師たちの実践が自然に交差する親密さと、さらにマダガスカルを遠く離れて生きた第二の人生が加わった無二の領域として展開。おすすめです。 (足立)
Track List
- 7inch(Color)
- Recommended
- Back In
Mei Semones
Kurayami/Get used to it
Bayonet Records
- Cat No.: BR076lp-C1
- 2026-02-11
ブラジル音楽、ジャズ、マス・ロックの手法を自在に表現する卓越したギタープレイ、柔らかな歌声、英語と日本語で歌われる愛らしい歌詞が魅力。NY/ブルックリン拠点のSSW/ギタリスト、Mei Semones(芽衣シモネス)が、新曲2曲を収録した7inchをリリース!
目眩くテンポチェンジ、変拍子、アルペジオがスリリングな「Kurayami」をA面に、ギター、ドラム、ウッドベースというトリオ編成でプレイされた、暖かく柔らかな「Get used to it」をB面に収録。コード進行やメロディはセロニアス・モンクから少し影響を受けたと語られています。彼女の独特な無二のスタイルとスキル、目が離せません。 (AYAM)
Track List
- LP
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- Back In
Kikagaku Moyo
Forest Of Lost Children
Guruguru Brain
- Cat No.: GGB-031LP
- 2026-01-26
2025リプレス!サイケというスープベースに、プログレ、インド古典音楽、ジャズ、民謡まで注いだ、クロスジャンルサイケグループ”幾何学模様(Kikagaku Moyo)”が2014年に発表したセカンドアルバム『Forest Of Lost Children』を自主レーベルである〈GURUGURU BRAIN〉から再発!
”LEVITATION”や”Desert Daze”など世界各地のフェスから引く手数多、ライブをすれば即ソールドアウトというカルトな人気を誇る現行ガレージサイケ5人組バンド”幾何学模様(Kikagaku Moyo)"二作目のスタジオアルバムがリイシュー!サイケデリックでありながら郷愁色濃いフォーキーなサウンドスケープ、この後一層多種ジャンルを取り込み複雑化していく彼らの根源のグルーヴが切り取られた名作、この機会に是非。 (Akie)
Track List
- LP
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- Back In
Ulla
Hometown Girl
28912
- Cat No.: 28912-1
- 2026-01-26
リプレス!初回はコメントをつけるまもなく売り切れてしまった名品、リプレスされました。物憂げなローファイ音響、全て自らが演奏したギターやピアノ、多種管楽器。窓を開けた時に拾い集めたフィールド録音や微細なエレクトロニクスも使用した重層的アレンジに鳥肌が立ちました。現代電子音響派キーアーティストULLA STRAUSによる、儚い実験室内楽・フォークアルバム。推薦!
あらゆる名義を使い分け〈3XL〉〈BOOMKAT EDITIONS〉〈WEST MINERAL LTD.〉などから作品を発表し、現代音楽史にて強烈な存在感を放っている才人ULLA STRAUSが新名義U.E.で発表した傑作が嬉しいリプレス!PERILAとの共作「Jazz Plates」でも披露した室内楽アプローチをさらに進化。音響コントロールや繊細なエレクトロニクスを干渉させ独自のローファイフォーク、チェンバーミュージックを探求。ジャズスィングも取り入れたり、前作と関連させながらも音楽性を改革していく、アーティストとしての魅力に圧倒されました、年始リリース作ですが年間ベストも間違いないかなと思います。推薦。 (Akie)
Track List
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