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Motohiko Hamase(濱瀬元彦)
Technodrome
WRWTFWW
- Cat No.: WRWTFWW035
- 2025-06-24
尾島由郎の「Une Collection Des Chaînons」2種に続いて〈WRWTFWW〉が送る〈ESPLANADE SERIES〉のニューリリース。日本の環境音楽、ジャズ・ベーシストの再評価高まる濱瀬元彦の作品を一挙3種リリース。
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2014年に発足、ピアニストのDANIEL INZANI率いるブリストルの即興演奏コレクティブTEZETAが遂に温めてきたアルバム作品をインディペンデントレーベル兼レコードショップ〈KLANG TONE〉よりアナログリリース!当初はMULATU ASTATKEの作品を演奏するために結成、すぐに独自のスタイルを確立していくエチオジャズ血統の注目バンド。DANIEL INZANIが操る甘美な鍵盤を基調に、ブルージーなペンタトニックスケールから官能的シャッフルまでブレンドした独自グルーヴを構築。UKジャズ要人DON LEISUREやBBCのDEB GRANTから絶賛の声が寄せられています。個人的にも年間ベスト級、トラックリストからも是非。 (Akie)
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アーサー・ラッセルNYアヴァンギャルド前衛、モートン・フェルドマン、ギャビン・ブライヤーズ等アンビエント静謐クラシカル・ミニマル室内楽世界観、ムーンドックのどこか東洋的、和の精神性桃源郷ポエティック感覚も感じさせてくれる、チェロとフルートによる演奏を中心に、サックスのよる牧歌的スピリチュアル・ジャズの気配、最小限のヴォイスを加えた夫婦デュオ TORSOによる自主レーベルからリリースされたニューアルバム「Faces」の目眩く音世界に深く魅了される。UKレジェンダリー名職人 Graeme Durham(The Exchange)によるマスタリング施しも素晴らしい鳴り。ジャケットは中原昌也による作品から、本人描き下ろしのアルバムタイトルを1枚1枚シルクスクリーン印刷した(7色:色はランダムとなります。)DIYこだわりの逸品レコード。デジタルで聴くのもいいですが、やはりこのアルバムはレコードで聴くと、より素晴らしさ美しさ趣きが伝わってくる気がします。 (コンピューマ)
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本作は17世紀から20世紀にわたる37の俳句のテキストを愛情をこめて取り上げたもので、長い歴史を持つ日本の文学形式を敬愛し、これらの短い詩句を音楽芸術の領域に持ち込み、音の相互関係の拡張されたネットワークの中に据えています。演奏ではホジキンソン自身のクラリネットをはじめフレンチ・ホルン、ヴィオラ、ヴァイオリン、チェロ、アコースティック・ギターが用いられ、鮮明に録音された音源が使用されています。声と楽器の音は詩的なイメージと融合し、それぞれが光を投げかけ、影を落とし、隠された意味を明らかにし、作品の総体と共鳴し合います。作曲においてホジキンソンが選択した音楽語法は、俳句の本歌取りや取り合わせといったレトリック、連歌師の手法にみる多様かつ急激な世界展開に照応した幅の広さを持っています。また、俳句の日本語と英語訳がさらなる意味、共鳴、コミュニケーションの層を提供します。その英語訳の俳句をホジキンソンに送った英の詩人ハリー・ギロニスとの交流がこのプロジェクトを始めるきっかけとなりました。本作はホジキンソンやカムラがこれまでに成し遂げてきたものとは明らかに異なる、無比の作品です。『Haiku In The Wide World』の成り立ちを綴ったホジキンソンの解説も必読です。CD版、2枚組LP版ともに同内容。日本盤仕様ジャケット。
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ジャズ・ベーシストとして活躍し、日本のコンテンポラリー本命、濱瀬元彦の「レミニッセンス」「インタリヨ」に続く1988年のCDオンリーだった「#notes Of Forestry - 樹木の音階」がスイスのWe Release Whatever The Fuck We Want Recordsからアナログ再発されました。尾島由郎の「Une Collection Des Chaînons」2種でスタートした〈ESPLANADE SERIES〉から。80年代の東京の環境音楽のキーとなる青山ワコール・アート・センターに携わっていた尾島由郎との共同プロデュース。柴野サツキも録音に参加。サティーやECM、ミニマル・ミュージックにインスパイアされながら濱瀬のベースがグルーヴのうねりを産み出す唯一無二のサウンド。350gの重量盤での再発です。 (サイトウ)
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単なる詩の朗読に留まる訳はなく、アヴァンギャルド即興演奏のスタイルを言葉の領域で体現。ホーン、フルート、オルガン、ピアノハープ、ライブエレクトロニクスといった多彩な楽器を駆使したグスタフソンのNon-Music的な咆哮と並走し、NYCのネオンの妖しさや猥雑さ、アメリカの現代政治家たちについて取り上げています。オープニングの「Short Pieces」ではデヴィッド・マレイ、ドン・チェリー、エリック・ドルフィーなどフリージャズの巨人たちについて語る瞑想的なパートから始まり、盟友ピーター・ブロッツマンの訛りを真似た諧謔的なリーディングへ至る場面は"爆笑必至のパフォーマンス"と書かれていましたが果たして(リスニングに明るい方如何でしょうか?)。強烈! (足立)
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G.S. SCHRAY、AQUEDUCT ENSEMBLE等、素晴らしい作品がマイペース丁寧にリリースされる、ロンドンのインターネット・ラジオNTSの人気番組”LAST RESORT”がスタートした注目レーベル待望新作7番。
今作も大推薦とさせていただきます。音質、ヴァイナルカッティング含めて素晴らしい。シンプルな装丁からもジェントルな愛が伝わってくる。聴き手の心象風景に呼応するかのように、瑞々しく静かに感情を心地よく包み込む抽象的メロディアス漂うようなミニマリズム・アンビエントジャズ全7トラック。Gigi MAsin、The Necksファンも是非ともどうぞ。トラックリストからもぜひ。 (コンピューマ)
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2020年にセルフでデジリリース、その後LA TIMPAを抱える前衛レーベル〈O___o?〉がアナログ化するも即売、当店でもコメントなく完売をするなど大きな話題となったデビュー作「Glass Lit Dream」で世界にその名を轟かせた天才DAWUNAことIAN MUGERWA注目のニューアルバム!レイヤー、ピッチ、パン、フェイズされたボーカルを操り、多用されるノイズコラージュで解体されるR&B。今作ではソウルギターやブルースの領域にも踏み入れスモーキーなファンクネスも探求。2024年末に滑り込む年間ベスト候補、トラックリストからも是非。 (Akie)
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BPM116、FaltyDLによるソウルフル漆黒ビートダウン・ハウス・リミックスA1「Mumma Don't Tell (FaltyDL Remix) 」(sample1)、BPM150、スピリチュアル・エクスペリメンタル・カットアップ・コラージュ・フットワーク痙攣ダンスミュージック・リミックスA2「Suns of Gold (Coby Sey Rework) 」(sample2)、Bruceによる不穏ミステリアスでエクスメリメンタル・ノンビート実験的リミックスB1「Osho (Bruce's Resymph) 」、BPM118ほど、アヴァンギャルド室内楽クラシカルなピアノの響き、ギリギリにダンスミュージックとして成立している狭間をエレガント/コンテンポラリーに探求する自身によるセルフ・リミックスB2「Suns of Gold (Leifur Remix) 」(sample3)も非常に興味深い。 (コンピューマ)
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Campanella、C.O.S.A. 等数々のラッパーへのビート提供。BUSHMIND、tofubeats、レミ街、仙人掌、等のRemix work。まるで超合金のようなビートの鳴りとエクスペリメンタル実験性を内包しながらも軽々とそれらの領域を凌駕超越する、その類稀なるその音像で話題を攫る、名古屋を拠点に各地で活動する作曲家/音楽家・鬼才RAMZAによる注目の新作オリジナル作品!!!繊細に優しく優雅に織りなされるモダンでイマジナリー珠玉のRAMZAワールド。
深い静寂の中、RAMZAによるモノクローム・メタリック・ハードコア・シャープキレッキレ純度の高い音粒子によるコンテンポラリー・ミニマルでアンビエント・エクスペリメンタル・エレクトロニクスな音宇宙がイマジナリー且つランドスケープに時空と空間を鋭く切り開く。何度聴いても新たな発見と感動がある静かに燃える豊かな音響作品。12インチ2枚組、全6曲。コンテンポラリー実験音楽の世界観ながらヒップホップ、ビートダウン・ミニマルとしても堪能できるはず。Ramza本人が手掛けたジャケットのアートワークも美しい。 (コンピューマ)
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-info-
今回リリースする作品は、『聴くことのアレゴリー』の第三部で行われた米子氏のライブ・パフォーマンス(公開録音)の音源です。
これまでに非楽器から生じる音にフォーカスした作品や日常空間で意識されることが稀な現象などを音へ還元するパフォーマンスを手掛けてた米子氏。
オーディオ機器の製造・開発を手掛けるlistudeのショールームは小規模ながら「質の高い音響環境」を目指し、電源環境や場所固有の響きに注意深い設計と徹底した物量を投じることで同規模では最高峰と言える環境が構築された場で米子氏による空間の響きを存分に活かした非楽器と楽器(トロンボーン)を用いたパフォーマンスを行いました。
このパフォーマンスの録音、マスタリングを柳沢英輔氏、ばばまさみ氏が行いました。
柳沢英輔氏、ばばまさみ氏が使用する機材、マスタリング環境は異なりますが、同一のパフォーマンスを録音しています。
柳沢英輔氏による録音とマスタリングが行われたのは1から3トラックで、ばばまさみ氏による録音とマスターリングが行われたのは4から6トラックとなります。
各トラックを聴き比べるみることで、録音芸術における主体と客体、メディウムの差異、記憶と記録、演奏(運動)と空間と聴衆の関係性などについてリスナーの解釈が更に広がることを私たちは願ってやみません。
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60s-70s先鋭ジャズ、フレンチジャズ復刻を進める〈SOUFFLE CONTINU〉最新ワーク!フリージャズを突き詰めた果てに「シンプルに作曲する」ことを構想・結成したINTERCOMMUNAL FREE DANCE MUSIC ORCHESTRA。COLTRANEやPHAROAH SANDERSに触発されたモードジャズの雰囲気、国籍や個性豊かなミュージシャンが奏でるボンバルデやコンガ、ボーカル、自由に、そして温かい音楽を志して生み出された長編二曲を収録した傑作。架空のトロンボーン座を眺める犬と椰子の木、ジャケットの世界観と音楽がリンクしているのも素晴らしい。心が温かくなるグッドミュージック。 (Akie)
クラシカルなストリングスやピアノのメロディと、エレピによる反復や揺らぎを交錯させた美しいアンサンブル「Mysteries」の3ヴァージョンが収録されているのが本作です。後半「On Muted Strings」はピアノとヴァイオリンによる、神秘的でどこか奇妙さも漂う、ドラマチックな5ヴァージョンのアンサンブル録音が収録されています。是非トラックリストからもご試聴ください。 (AYAM)
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〈HYPER DUB〉や〈NON〉からのリリースに加え、LAUREL HALO「DUST」への参加などでもその名を轟かせるアヴァンR&B作家KLEINがセルフデジリリースし長くフィジカル化が望まれた一枚が到着!エモーショナルなピアノループにポエトリーを埋め込んだ「Black Star」(sample1)を皮切りに、コラージュ形式で物語を描く前衛R&Bを追求。かと思えば、アコースティックギターの音色に無加工の歌声を重ねた「Winter」(sample3)のような楽曲も。自身のルーツであるゴスペルやオペラにも接触したことで何処か切なく懐かしい世界観に。引き込まれます。 (Akie)
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バリ島の伝統的なガムランの2つの音階を組み合わせた独自のチューニング・システムを使用したメタロフォンの電子音にも通じる荘厳なモダン・アコースティック・アンサンブル。バリ伝統音楽ガムランと、ハリー・パーチなどにも通じる自作楽器を使用したかのような挑戦的な現代音楽ミニマルミュージックとのスピリチュアル深淵なる素晴らしき出会い。伝統とのサイレンス静謐なるメディテーショナル・コンテンポラリーな音宇宙とのバランスが秀逸すぎる。人肌人力によるガムラン・ミニマリズムとメカニカルな響きのバランスが摩訶不思議な心地よさ。バリ島の文化における”memedi”と呼ばれる幻影や聖霊信仰をテーマにした2016年に書かれたSide-A「Ngejuk Memedi」(sample1)(sample2)、コロナ禍ロックダウンの最中の、不安と不確実性を音楽として2020年に形作られたSide-B「Likad」(sample3)の2曲を収録。 (コンピューマ)
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南米ラテン・カリビアン、アフリカ、ブラジル、クラシック現代音楽までを巡るトロピカル・イマジナリー架空の旅日記のサウンドトラック。コンテンポラリー・ミニマル、アヴァンポップ、アフロ・カリビアン・ジャズ、アンビエント的な世界観もほのかに芳しく心地いい。全8トラック。 (コンピューマ)
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好調リリースの続くOren Ambarchi主宰BLACK TRUFFLEからのリリース。ベルリン・ダブプレート&マスタリング職人Kassian Troyerによるマスタリング&カットによる名品。Arnold Dreyblatt本人によるライナーノーツも嬉しい限り。どこかピエール・バスティアン等にも通じる自動演奏装置的なミニマリズムもかっこいい。レコメンド。 (コンピューマ)
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Khruangbin、Calibro 35、Air、El Michels Affairという現代のインストゥルメンタル・バンド、そして、David Axelrodや70年代KPMライブラリーミュージックなどから影響受けた音楽性を、ドラム、ギター、ベースに、フェンダーローズやウーリッツアー・エレクトリック・ピアノ、ハモンドオルガン、古いシンセサイザーなどヴィンテージな鍵盤楽器なども駆使して完成させたシネマティック・クロスオーバー・ソウルフル・コンテンポラリー・ジャズファンク全10トラックを収録。 (コンピューマ)
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イタリアの〈BLUME〉からのリイシューされた「Pipe Dreams」が当店でも反響を呼んだ、70年代からNYでミニマル作曲家として活動するMARY JANE LEACHが〈MODERN LOVE〉から二枚目のアルバム!1985年にバスフルートアンサンブルに向けて作曲された「8B4」の改訂版、1993年に9本のオーボエ演奏のために書かれた「Xantippe’s Rebuke」から、2020年作品「Charybdis」まで、現在から活動初期を遡り収録した作品集。基本的には1本は生演奏、その他はテープ録音をを組み合わせる手法。ユニゾンピッチから始まり、そこから構築される豊かなサウンド、それぞれの楽器の特性から自然発生する美しいトーン。 (Akie)
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シカゴ・ユース・シンフォニー・オーケストラのパーカッショニストとしてのキャリアもあるミシガン拠点のプロデューサーErik Hall。反復と複雑な構成により、スタミナと集中力が非常に要求されるため、18人以上のミュージシャンで演奏することが望ましいと ライヒ自身アドバイスしているこの楽曲たちを、自宅の小さなスタジオで、手持ちの楽器を使い(木琴はミュートピアノに、ヴァイオリンはエレキギターに、その他にもローズやCR-68ドラムマシンなど)すべてのパートを、ループも量子化も、プログラムされた楽器もシーケンスされた楽器も一切使わずライブで1テイクずつ録音。1日1セクション、1楽器ずつ演奏することで、この記念碑的な作品を愛情を持って再現。ECM作の品格と没入トリップさせる作用のスコアを保持しながら、現代的に電化させた傑作。「Section IIIA」「Section VI」からの感動が凄まじいです。トラックリストからも是非です (AYAM)
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こちらはテクノの登場以降となる93年の作品。ジョン・ケージ、ブライアン・イーノや、ジョン・ハッセル、テクノや当時のハウスとドラッグの関係性にも言及している自身のライナーノーツが興味深いので単体ページで引用しています。このアルバムも尾島由郎氏との共同プロデュース。オリジナルはワコール・アート・センターのリリース。よりシンセサイザーの比重濃いサウンド、ラストはサックスのカルテットのための「Lattice」。 (サイトウ)